作品一覧

  • オレンジ・ランプ
    3.9
    1巻627円 (税込)
    ある日、僕は認知症と診断された。 まだ、39歳だった――。 実話をもとに描く、夫婦の9年間の軌跡。   僕は39歳で若年性アルツハイマー型認知と診断された。 車の営業として働き盛りだった僕はその事実を受け入れられない。 だが、ある日、顧客の顔を忘れ、会議を忘れ、とうとう自宅への帰り道も忘れてしまった。 いつか大切な家族のことも忘れてしまうのだろうか。 「人生、もう終わり」。 そう思っていたが……。 実在の人物をモデルにした感動の物語。

ユーザーレビュー

  • オレンジ・ランプ

    Posted by ブクログ

    人生に絶望することもあるけれど、きっと大丈夫、なんとかなる、なんだってできる、だって生きているから。

    0
    2025年07月17日
  • オレンジ・ランプ

    Posted by ブクログ

    昔見たドラマの影響か、自分にも認知症への偏見があった。
    読み始めてから半分くらいまでは、「ここからどんどん辛い話になっていくのか…」と怖々と読んでいた。それこそが、自分の認知症への偏見であったと、この本を通して気づいた。

    印象に残った場面たち

    ★「認知症になったことで、私もあの人も、再スタートが出来たのかもしれない。諦めない人生のね」
    さゆりは、私と晃一を見て笑った。晃一が聞いた。
    「あのー。それって、僕たちにも出来るでしょうか?」
    一瞬驚いた表情を浮かべたさゆりは、晃一の目を見て「大丈夫」と言った。
    「だって、生きているんだから」

    ★失敗しても笑っていよう。失敗しても、命まではとられな

    0
    2024年10月02日
  • オレンジ・ランプ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2023/05/29予約 4

    最後のご本人の解説
    『周りの環境で変わることができる。家族だけでなく多くの人々仲間との出会いにより気持ちが変わった。進行は今のところ防げないが、諦めない環境、工夫でよりよく生きることができる。みんなが安心して認知症になれる社会を一緒に作っていこう。』

    認知症本人の気持ち、
    病人ではない、できることを取り上げないでほしい
    これもハッとする。
    忘れても大人だからなんとかなる
    そのための対策も怠らないが、ひとりで出ていく。
    飛行機も、海外も。
    まずは自分の状況を正しく伝えること。できること、できないことを認め、必要なときはSOSを出すこと。
    明るく笑うこと。  

    0
    2023年07月31日
  • オレンジ・ランプ

    Posted by ブクログ

    大好きな家族がいて、仕事も順調。平凡で幸せに過ぎる日々に突然、若年性アルツハイマーだと告げられる。

    記憶があるという事が、当たり前だと感じていましたが、何て幸せな事なのだろうと思い知らされました。

    アルツハイマーになった主人公と、アルツハイマーの家族を持つ妻の交互の語り手で、物語は進んでいく。
    アルツハイマーになっていく辛さや苦悩は読んでいても相当なものだったが、それを受け入れる心の持ち方も、計り知れないものでした。

    ある出逢いから、病気でも前向きに人生を生きていく決断をする2人。その前向きな姿勢に、力をもらえます。明日も同じように生きれるって当たり前に思ってしまってた自分に、日々を大切

    0
    2023年07月11日
  • オレンジ・ランプ

    Posted by ブクログ

    読みやすい本
    認知症になっても、人生終わるわけじゃない
    周りに助けを求めることも大事。みんな助けてくれる。思いやりという名の小さな灯火はみんなの中にある

    0
    2025年09月28日

新規会員限定 70%OFFクーポンプレゼント!