寺嶌曜のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『キツネ狩り』の続編というか、シリーズになるのかな?
事故で右眼の視力を失った尾崎と上司の弓削が、署長の深澤の指示で、継続捜査支援室を創設して未解決事件を捜査する。
今回は、公安から依頼されて再捜査をするのだが、地下鉄内で起きた殺傷事件で、覚醒剤により6人死亡、3人が負傷し、犯人も死亡したわけだが、テロを疑っていた。
カルト集団によるテロなのか…
だが公安内にモグラがいる可能性もあり…
尾崎の右眼に頼った捜査で、地下鉄内での状況がわかるのだが、予想もつかない結果となる。
最後は、ふわっとしたままなのは、やはり続きがあるのだろうか…
しかし、いつまでも尾崎の右眼がもつのか、どうかと思ってしまう。
深澤も転勤の可能性が確実そうだしなぁ。
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Posted by ブクログ
過去を見る右眼を持つ警察官の主人公が、未解決の事件を追っていく警察小説です。
特殊能力を扱った話なので、当たり外れがありそうだなと思いましたが、過去の光景が見えても、それだけでは事件は解決しないので、しっかりと読み続けることができました。
右眼で見えているのに証拠にはならない、というもどかしさが面白く、じわじわ引き込まれます。
捜査自体はかなり地道で、関係者の執念や後悔が少しずつ浮かび上がってくる流れは好みでした。
派手さよりも、人が過去に縛られていく怖さのほうがじわじわ効いてきます。
一方で、設定や人物関係はやや複雑で、序盤は少し入り込みづらさを感じるかもしれません。
それでも、異能と警察小説のバランスが上手く、読み終えたあとに“過去を知ることは本当に救いなのか”と考えさせられる一冊でした。