濱浦奈緒子のレビュー一覧
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これはすごく良い本。骨太で読むのに時間がかかったがそれだけの価値のある本。
感想を言えば、IT企業の技術を使えば全ての問題が解決するという風にナイーブに考えていた自分が恥ずかしくなったというもの。
ネット社会の黎明期から、順に有名企業の成り立ちと課題そして彼らのとった解決策とその解決策が彼ら自身が目指していた理想といかに乖離してしまったかが分かりやすく論じてある。この本を読むと、中世から現代に向かって「国家」のような様々な仕組みが必要になったのと同じ事が、IT 企業でも起きているということがよくわかる。社会学、経済学、政治学といったいわゆる「文系」学問の大事さを再認識した。
以下、最終章か -
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Posted by ブクログ
「競争は敗者のためのものだ」
資本主義が生み出した自由な市場競争が、極限まで行き着くと逆説的に中央計画経済に到達するという強烈なブラックジョーク、けれど厳然たる現実が描かれる。実際の事例をもとに順序を追って解説してくれるので、あまり経済・経営について詳しくない人でも分かりやすい親切設計になっていてありがたい。特にeBayの例などはとても理解しやすかった。
悪意が独占を導くのではなく、人が引き起こす種々の課題への対応を積み重ねることで結果として独占へとたどり着いてしまうというのが、より逃げ場のない感じがある(〝A〟から始まる某企業は暴利を貪ろうとしてる感ハンパないけど)。水面の中央の水をすくい -
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Posted by ブクログ
今や巨大プラットフォーム企業は国家を超えた存在となった。
ユーザーの莫大なリソースや情報を抱え込みながら、
サービス利用料という税金を徴収し、利用規約という法律を作り、
国家予算を越えるほどの収益を生み出している。
こういうの、どーかとおもいますけどねーーー!!!
というお話。
実質現代の経済を支配する巨大プラットフォーム企業たち。
彼らは選挙なく選ばれた、領土なき国家の皇帝だ。
自分たちは仕組みを整備する配管工をやっているつもりかもしれないが、
その実、政治家となっている。
開かれた市場を目指し、
ユーザーによるユーザーのための居場所を作るため、
権力や既得権益を打破しようと生み出さ