デジタルの皇帝たち――プラットフォームが国家を超えるとき

デジタルの皇帝たち――プラットフォームが国家を超えるとき

〈画面越しで虚空に向かって初めてメッセージを送り、短い小休止のあとに、見ず知らずの人から返事を受けたときは、わくわくした。黒いガラスにただ単色の文字が見えただけだったが……(本書第2章より)〉テクノロジーと自由を誰よりも愛したサイバーリバタリアンのジョン・バーロウ、人々の信頼を裏切る中央当局を排除するために仮想通貨Bitcoinを世に放ったサトシ・ナカモト、完全な自由市場のはずが「ソ連2.0」へ傾くUberの創設者トラビス・カラニックとギャレット・キャンプ、宇宙にまで手をのばすAmazonの皇帝ジェフ・ベゾス……。これらデジタルプラットフォーム君主たちの野望や、栄光と蹉跌の経済学的メカニズム、そして彼らに抗った人々を、生い立ち・思想・行動の面から、ストーリーとデータで描く。デジタルテクノロジーを駆使する彼らが直面する、中世ヨーロッパやソ連の人々と共通の課題とは?自由のためのプロジェクトが不自由をもたらすのはなぜか、君主への反乱の成否は何が決めるのか、デジタル帝国が強大な力を握ることの問題はなにか……。サイバーリバタリアンの理想が生んだ「雲の上の帝国」と、地上の国家の比較から、私たちがコントロールを取り戻す道筋を引きだす希望の書。プラットフォームも、国家も、重要なのは「制度」だ!

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デジタルの皇帝たち――プラットフォームが国家を超えるとき のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    章ごとにテーマや取り上げるテック企業が小気味よく配列されていて、進行中も読後の記憶の足がかりとしても助かった。
    テクノロジーの進歩史として、日本や海外それぞれの過程を取り上げたビジネス書的なものも楽しめるが、それらが独占的地位を占めていく過程で生まれるデジタル農奴といった問題に切り込んでいくさまは、

    0
    2025年06月07日

    Posted by ブクログ

    今や巨大プラットフォーム企業は国家を超えた存在となった。
    ユーザーの莫大なリソースや情報を抱え込みながら、
    サービス利用料という税金を徴収し、利用規約という法律を作り、
    国家予算を越えるほどの収益を生み出している。

    こういうの、どーかとおもいますけどねーーー!!!
    というお話。


    実質現代の経済

    0
    2025年06月12日

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