NHK_PR1号のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
おもしろくてイッキ読みしてしまいました!
ツイッターはしないので、全然知りませんでしたが、糸井重里さんのサイトでのインタビュー記事を読んで、興味をひかれて手にとりました。
私は先に著者の写真を見てから読みましたが、多くの人がご本人を前にして驚かれた気持ちは分かる!(笑)
読みながらずっと、「さすがNHK。優秀な人材がそろっていて層が厚いんだなぁ」と感心しました。登場人物はみな(NHKに関係ない人も含めて)物事の表面にとらわれず、本質を見ている人たちばかり。これは、PRさんがそういう人で、PRさんが引き寄せているだけかもしれませんが。
サブタイトルにもある通り、「ユルさ」にフォーカスが当て -
Posted by ブクログ
装丁や文体、切り口はまさにユルいものの、著者の中心には揺るぎない覚悟を感じる。
その覚悟も、最初から確立されていた訳ではなく、失敗や手応えを感じながら徐々に成長していく育てゲー視点でも読めてしまう。大組織のSNSアカウントがひっそりと非公式に(!)始まり、やがて公式デビューを果たす流れは、ノウハウが限られていた2010年から2011年当時の状況だから可能だったことだろう。
今はすでに、組織のSNS運営ノウハウが(玉石混交ながら)巷に溢れかえっていて、小手先のマニュアルに踊らされては、なかなかこういったストーリー展開にはなり得なかったのではないか?
誰もが経験し得なかった東日本大震災を契機 -
Posted by ブクログ
真面目。お堅い。そんなNHKのイメージはどこへやら。ツイッターの
公式アカウント、NHK_PRは今日もユルユルと呟いている。
ええ、フォローしてますとも。最近ではツイッター自体にアクセスする
ことが少なくなったが、「NHK_PRは今日は何を言っているのかな?」
と楽しみに覗いている時がある。
NHKなのに、なんでこんなにユルいキャラ設定になったのか。未知の世界
だったツイッターを非公式で始めたところから、公式アカウントに生まれ
変わり、botと真剣に会話をしたり、エープリルフールにユルい噓の
ツイートをして批判を受けたり。
その批判に謝ってニュースになったりと、回顧談と苦労話満載なのに、 -
Posted by ブクログ
先生が読んでないけど、と貸してくださった。
青い鳥文庫のような軽い読み心地です。オチがついてるところとか文字の大きさとかユルさとか。
が、確かな信念は感じられて、フィクションも混ぜつつということですが、企業と消費者のありかたについていろいろ思うところを正直に述べていて、最近のNHKの印象とあいまって好印象でした。自分はフォローしてませんでしたが、確かに黎明期のTwitterを支え大きな影響を与えた一大アカウントだったと。
Twitterの使い方について、いろいろと心理的に考察したいなと思っていたこともあり、
「だから何をツイートしても伝わらないんだって思っているのがいいんですよ」「一番伝 -
Posted by ブクログ
この本、前から気にはなっていたのだが、2か月前、NHK_PR1号さんがツイッターを引退されたのを機に購入。でもちょっと「積ん読」状態になってしまっていて、やっと今日読んだ。
1号さんの正体は結局最後まで明かされることなく、男女の別や年齢などわからずじまいだった・・・が、私はフォロー後ずっと、20代後半の、入社5年~7年目くらいの女性職員かなと思っていた。なので、本もその前提で読み進んだ。
社会人になってひととおりのことがわかってくるようになり、組織とは何か、仕事とは何か、自分と社会とのかかわりとは何か、いろいろ考えて深まっていくような時期に、彼女はNHKの公式アカウントという仕事を任され、その