新貝康司のレビュー一覧

  • JTのM&A 日本企業が世界企業に飛躍する教科書

    Posted by ブクログ

    JTの海外ビジネス成功について
    本書がかならずしも明示的に書いているわけではないが次のように読んだ。
    タバコ業界は儲かるものの成長性に乏しいキャッシュカウとみなされて投資がされない傾向にあった。そこにキャッシュを持て余したJTが登場。買った会社に必要な設備投資、マーケティング投資をして他社との競争を制した。マクロ的・長期的に見て安定・成熟した業界であっても、資源投入して他社と差別化して収益を得る機会は、局所的・中短期的に見れば十分にあるという教訓。ちゃんとJTの業績は分析していないが特に新興国で伸ばしているのでは?日本でリストラ余地がおおいにあったこともプラスか。

    JTという会社の特殊さについて
    成功しているから良いものの、これでコケていたらジュネーヴは関東軍呼ばわり必至と思える。ガバナンスはあると筆者は言うが、ほんとに東京の本社でJTIをマネージできているのか正直疑わしく思う。どう見ても本社2つあるだろ。これでやれているのだから立派だが、正直どうやっているのかいまいちわからん。

    ・電子意思決定システムで上位者が下位の決定を見られるというのはまあそうだろうが、見られているという牽制で良しとできているあたりが偉い。どうしても事前規制型のガバナンスをしたくなるので、こういう”informed”の形を取り入れるのはスピード向上に大事では。

    ・地域と機能のマトリックス型組織だと。ほぼ単一事業である分すっきりするのか

    ・財務経理機能の中でも、やはりファイナンスと税務を重視している模様

    ・M&A統合のキモはやっぱり対話

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    2018年11月05日
  • JTのM&A 日本企業が世界企業に飛躍する教科書

    Posted by ブクログ

    ・買収検討・交渉の要点は、?買収目的の明確化?対象企業の選択?統合を見据えた企業価値評価=買収後経営の青写真に基づく企業価値算定?対象企業取締役会の重要関心事の洞察?適切なアドバイザーの活用による買収諸課題の解決?買収を巡る他社の動きのインテリジェンス
    ・買収からの撤退判断の基軸は、?買収目的が果たせるか否か?買収のために支払うプレミアムを超えるシナジーを実現できるか否か
    ・組織が問題を抱え、それを解決しなければならないときに、まずやらなければならないことは、事業環境認識、全社が向かっている方向性等状況の認識を共有し、何故それが問題やチャレンジとなるかを分かりやすく説明し、個々人に理解してもらうこと。理由や目的が分からなければ、人は意欲を持って取り組むことができないもの
    ・危機的状況の中にあっても、人には夢や希望が必要です。人、そして組織は、耐えるだけでは急場はしのげても、元気は出ません。トンネルの向こうに光が見えることが必要なのです
    ・強い組織とは「元気で高いスキルを持つ個が部門横断的に協働し、より高い成果を追い求める組織」
    ・「会話」は、わかり合える人がわかり合える文化を背景として行うコミュニケーション。一方、「対話」は互いに異なる価値観の人の間で、異文化を説明し合うためのコミュニケーション。対話型社会は、異なる価値観と出会ってもそれを排除するのではなく、互いを理解する努力により、違いを超えた高みに至る喜びを感じ合う社会

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    2018年11月04日
  • JTのM&A 日本企業が世界企業に飛躍する教科書

    Posted by ブクログ

     当たり前といえばそれまでだが、書籍として表に出せるレベルの内容にとどまる。
     それでも、日本企業では稀有なM&A巧者であるJTのM&Aについての本であることから期待が先行してしまうので、内容の評価についてはハードルが高い分だけ不利であることは織り込んでおくのがよいだろう。
     構成は「世界で戦うーM&A戦記」と、「新CFO論」という二部構成となっている。
     表題から想起される内容はほぼ前半の内容である。後半は概念論になり、可もなく不可もない。
     通して望まれる読者は、M&Aに関する実務経験や周辺業務経験がまったくない人となるだろう。業界に興味のある人であれば、黒木亮の「トップレフト」、真山仁の「ハゲタカ」などのほうが、業界関係者としても頷ける点が多く参考になるだろう。

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    2016年04月15日
  • JTのM&A 日本企業が世界企業に飛躍する教科書

    Posted by ブクログ

    JTの買収の経緯や背景はよくわかった。しかし、作者は常に財務目線であるため、自分には少し向かなかったか。また、取り組みなども、特に面白みもなく、現場の臨場感も伝わってこない。管理職が管理職目線で書いた内容。

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    2016年02月13日