新貝康司のレビュー一覧

  • JTのM&A 日本企業が世界企業に飛躍する教科書
    前半はJTの買収について。パイロット買収としてギリシャの会社を買収していたのが意外。RJRナビスコ→ギャラハー買収は、JTがこんなに買収して大丈夫?という当時のマスコミや有識者が心配していたのを思い出します。MUFGの社外取締役になり、その知見を生かしたのも納得。買収は究極の経験者採用とは、全くその...続きを読む
  • JTのM&A 日本企業が世界企業に飛躍する教科書
    ・m&aの成否を決める上で大事な要素
    ・CFOの役割

    の2点を、実務の経験に基づく具体例を通じて説明してくれた。

    今進めている簿記やファイナンスの勉強と繋がる部分があり、面白かった。
    財務の実務、税務や資金調達等の知識がもっとあると、さらに楽しめそうな本。
    就職後にまた読んだら、さらに学びがあり...続きを読む
  • JTのM&A 日本企業が世界企業に飛躍する教科書
    『コーポレートトランスフォーメーション』で紹介されていたので、読んでみた。
    JTは僕にとっては存在してなくてよい企業なんですが(タバコ部分)、それは置いておいて、事例として参考になるものでした。

    ・グループガバナンスのあり方。本社とそれに匹敵する海外子会社の規律関係の柱としての、責任権限規規程。
    ...続きを読む
  • JTのM&A 日本企業が世界企業に飛躍する教科書
    別の本で、M&Aはこれを読め!と紹介されていたので購入。著者は、JTでCFO等を務めた新貝氏。

    感想。良かった。いくつか読んだM&A本よりも臨場感あり、細かな苦労や工夫の記載が具体的。また著者=当事者が財務・ファイナンスの門外漢という立場からCFOとして全体を主導した経験も面白かった。

    備忘碌。...続きを読む
  • JTのM&A 日本企業が世界企業に飛躍する教科書
    「いつか読もう」と思って、常に後回しにしていたが、読んで感じたことは、「なぜ、もっと早く、この本を読まなかったのか」。RJNIやギャラハー買収・統合の現場の臨場感や、その中で著者が冷静に判断し、迅速にPDCAを回し続けたことに驚嘆した。著者のロジカルな思考能力が文章にも現れており、読みながら、学びの...続きを読む
  • JTのM&A 日本企業が世界企業に飛躍する教科書
    日本企業でM&Aを成功させている数少ない企業の一つJT。これまでのM&Aの陣頭指揮を執ってきた新貝副社長がM&A戦記とCFO論を語る。日経ビジネスオンラインに連載されていたものを本にまとめたもの。
    M&Aのプロセスだけではなくて、企業統合に際して気を付けなければならないことが実例をもとにして書かれて...続きを読む
  • JTのM&A 日本企業が世界企業に飛躍する教科書
    少し「私の履歴書」っぽい高揚感が感じられなくもないですが、M&AよりもCFOのあるべき姿を実体験に基づいて示した本。
    ワクワクしながら読めた。
  • JTのM&A 日本企業が世界企業に飛躍する教科書
    JTのM&Aについてのお話。M&Aの意味、必要な準備、CFOについての重要性・考え方など第一線で携わってきた方の経験談であるがゆえに非常に参考になる良著。
    <メモ>
    ・買収を成功させるには、買収側の企業に自律成長の勢いがあるか、バリューチェーン上の一つ一つの機能に事業成長を支える能力が備わっているか...続きを読む
  • JTのM&A 日本企業が世界企業に飛躍する教科書
    海外MA後の統合に格闘中だったので、大変参考になった。経験者のみが語れる内容。加えてCFO像も参考になる。プロフェッショナル化は避けられない。
  • JTのM&A 日本企業が世界企業に飛躍する教科書
    ・MAの成功には適切なガバナンスを前提とした任せる経営と経営のみえる化が重要
    ・あらゆるものを電子決済、電子データで閲覧出来るようにする
    ・欧米流に戦略フレームワークを設定した上で、日本流にオペレーションのベストプラスティスを共有するという強みのミックス
    ・企業が右肩下がりになってから買収を行うので...続きを読む
  • JTのM&A 日本企業が世界企業に飛躍する教科書
    外部環境、買収先、経営陣、実務の人材、アドバイザー 等々様々な巡り合わせもあっただろうと個人的な感想。この事例を型として、具体的な学びを踏襲して身に付けるのは難しいと考えるが自分が当時の担当者/責任者だったらどうだろう、と思いながら読むのに適している。身が引き締まるしこれだけの信念をもって仕事をした...続きを読む
  • JTのM&A 日本企業が世界企業に飛躍する教科書
    言えること、言えないことある中で、現役の副社長が書いた、というのがすごいと思う。
    JTって親方日の丸からスタートしたのに、それ以外の官から守られている会社と違って外資っぽいなあとおもうことが説明されているのと、やっぱり人なんだよね、というのが実感させられる一冊です。
  • JTのM&A 日本企業が世界企業に飛躍する教科書
    この夏、本屋のビジネス書のランキングの上位にずっといた印象があって、いざ読もうと思ったら品切れのとこが結構あって、本当にみんなM&Aの本がベストセラーになる時代になったんだな、と思いました。それだけグローバル化をM&Aで実現するというプレッシャーが待った無しで現場まで降りて来ているのか?しかし、海外...続きを読む
  • JTのM&A 日本企業が世界企業に飛躍する教科書
    JTグループは、2014年12月期の連結売上2.43兆円。営業利益は6,600億円。利益の2/3は海外たばこ事業。



    人材面で貧者の戦略として時間を買うM&A、究極の経験者採用であるM&Aに取り組んだ。



    買収の成功とは統合の成功。統合の成功とは、所期の買収目的を果たし、支払った買収プレミア...続きを読む
  • JTのM&A 日本企業が世界企業に飛躍する教科書
    M&Aの実務という点において、いかに取引成立後の価値向上という点が難しく大変なものであるかを理解することができました。日本的な良さを持ちつつもグローバルに展開し成果を出しているJTからは学ぶべき点が多いです。
  • JTのM&A 日本企業が世界企業に飛躍する教科書
    タイトルの大半がアルファベット。JTの副社長で、JTの海外子会社でCFO(最高財務責任者)を務めた経験のある筆者が、M&Aを成功させるために必要なことを実例を元に語る。

    カタカナ語は多いものの、難しい内容を比較的わかりやすい文章でまとめられている。章ごとの最後にポイントをまとめてあるのが分かりやす...続きを読む
  • JTのM&A 日本企業が世界企業に飛躍する教科書
    本書のタイトルを見て買おうと思った人間は、おそらく巨大企業のM&Aの戦略や実務、あるいは生々しい苦労話のようなものを読みたくて手に取るのだろう。実際、自分もM&Aをしているという文脈で本作を紹介されたのだから、そういった話が中心になっていると期待をしていた。
    しかし残念ながら、曲がりなりにも海外でM...続きを読む
  • JTのM&A 日本企業が世界企業に飛躍する教科書
    JTの海外ビジネス成功について
    本書がかならずしも明示的に書いているわけではないが次のように読んだ。
    タバコ業界は儲かるものの成長性に乏しいキャッシュカウとみなされて投資がされない傾向にあった。そこにキャッシュを持て余したJTが登場。買った会社に必要な設備投資、マーケティング投資をして他社との競争を...続きを読む
  • JTのM&A 日本企業が世界企業に飛躍する教科書
    ・買収検討・交渉の要点は、?買収目的の明確化?対象企業の選択?統合を見据えた企業価値評価=買収後経営の青写真に基づく企業価値算定?対象企業取締役会の重要関心事の洞察?適切なアドバイザーの活用による買収諸課題の解決?買収を巡る他社の動きのインテリジェンス
    ・買収からの撤退判断の基軸は、?買収目的が果た...続きを読む
  • JTのM&A 日本企業が世界企業に飛躍する教科書
     当たり前といえばそれまでだが、書籍として表に出せるレベルの内容にとどまる。
     それでも、日本企業では稀有なM&A巧者であるJTのM&Aについての本であることから期待が先行してしまうので、内容の評価についてはハードルが高い分だけ不利であることは織り込んでおくのがよいだろう。
     構成は「世界で戦うーM...続きを読む