平井大橋のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
人より劣る才あれば、優る才もまた誰しもにあると思う。
誰かより出来ないから出来るようにという目線の作品は数多く見たけれど、誰かより出来ることの苦悩を描いている作品はまだあまり知らなかった。
ましてや一番であることが当たり前でそれ以外を知らない人物の苦悩に想いを馳せたことはある意味でなかったと思った。
誰かに置いていかれる伸び悩む孤独として描かれがちだけれど、誰かが共に成長してくれないことで孤独になるしかいないという感情をきっと私は常に抱かせている可能性を思った。
以前、横槍メンゴ先生の短編でこれに似た気持ちになった話があったなと思い出した。
優しさは自己完結できない代物だから、たとえ -
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なんでもよくできてしまうが故に孤立してしまう主人公の苦悩がよく描かれています。もっともさすがにちょっと埋没思考過ぎるんじゃないかと思ってしまいましたが。野球そのもの、というよりそのチームワーク性に焦点を当てた良い作品です。