田村賢司のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
日経ビジネスの編集委員である著者がバブルやデフレといった現在日本の社会で問題となっていることについて経済に精通したその知識と経験から転換点と問題点を解説した一冊。
本書を読むことでバブルや年金問題、少子高齢化、日米や日韓との外交などの問題を経済に精通した著者ならではの切り口で解説されており勉強になりました。
また、ポイントや転換点や年表が書かれており、各キーワードが整理して理解できる内容になっており、理解が進みました。
本書のなかでも他国の少子化対策のための国策や東芝や日立、自動車産業と半導体産業など明暗を分けた企業や業界のその理由も知ることも出来ました。
政治や経済において確実に転換点が -
Posted by ブクログ
【感想】
脱「ハードワーク」というテーマの割に、内容は中々ひと昔前のガツガツ感やコテコテ感があったが・・・笑
日本電産にはスマートなイメージがあったが、何かキーエンスみたいなガッツを感じた。
まぁ中々読み応えがあった本。
この本自体永守社長が執筆したのではなく番記者が書いたものだから、話が行ったり来たりでストーリーとしては読み辛かったな・・・
あと、このようなガッツは正直強制されてまでやりたくはない。
てゆーか、必要なら自分でします。笑
「常に問題提起や解決を求めて、模索していく」という姿勢は、日本電産ではなくてもとても大事だと思う。
あと、日本人特有の消極的かつ陰気な受け答えは、自分とし -
Posted by ブクログ
【内容】
2013年3月決算で日本電産は前期比80%減という大幅な減益に沈みました。パソコンからスマートフォンやタブレット端末に消費者の需要が移る中で、同社を支えるハードディスク駆動装置用精密モーターの需要が急減、その直撃を受けたことが大きな要因でした。
ところが、半年後の2014年3月期中間決算でV字回復、華麗な復活を遂げています。その背景にあったのは、肉体改造とも言える強烈な事業改革です。大幅な事業の落ち込みを奇貨として、精密モーター中心、国内中心だった事業構造を大きく見直して世界一体経営に踏み切りました。
本書では、製造業の中で勝ち組と位置付けられている日本電産の競争力と、危機のたび