思いを寄せる”感情表現に乏しい”同級生女子・しずくを何とかして笑わせようと道化を演じている男子高校生の晴比古が、美人だけど奇人変人という評判の先輩女子・結羅と漫才コンビを組むことから始まる実に熱い学園物語でした。笑わないしずくと笑わせたい結羅が抱える苦悩は痛ましいけれど、思春期を生きる彼女たちだからこその悩みであり、そこに「青春」を感じるのです。晴比古と結羅の漫才シーンは実に良かった。わかりやすいネタとテンポの良い二人の掛け合いに引き込まれ、ついつい笑ってしまいました。作者の表現力の巧みさに唸りましたね。