ブルース・フッドのレビュー一覧

  • 人はなぜ物を欲しがるのか 私たちを支配する「所有」という概念

    Posted by ブクログ

    「フェイスブックやインスタグラムといった現代のソーシャルメディアが絶大な人気と影響力を集めたことで、私たちの承認への依存はさらに深まった。自分の成功を他人の成功と比べる社会的比較を行うと、自己不全感が刺激されやすい。作家ゴア・ヴィダルの警句を引けば、「友人が成功するたびに私は少し死ぬ」のである。他人は自分よりうまくやり、自分よりずっと充実した人生を送っているように見え、私たちはそのことを絶えず思い知らされる」

    0
    2025年11月08日
  • LIFE UNIVERSITY(ライフ・ユニバーシティ) もし大学教授がよい人生を教えたら

    Posted by ブクログ


    レッスン1 自己重要感

    「重要なのは何が起こったかではなく、それにどう反応するかだ」哲学者エピクテトス(古代ギリシア)

    「私はあなたにこうだと思われていると思っている人間なのだ」社会学者クーリー
     想像に合わせて常に自分を絶えず変えていくことになる

     自己は他者というゴーストライターによって描かれている

     自己感覚は 意識的な経験を記録して「記憶」として保持したり、思考を整理したり人と交流したりするのに役立つ

     自己は「錯覚」
      自己は固定されたものではなく、私たちは自分の考えや行動などを絶えず意識的に自己評価し、これまでの人生で経験してきたことを蓄積することによって、常に自己

    0
    2025年09月14日
  • 人はなぜ物を欲しがるのか 私たちを支配する「所有」という概念

    Posted by ブクログ

    所有について、文化的背景なども参考に幅広い知識で書かれていて納得した。消費文化に疲れてるから、物を少なくしていきたいなぁ。

    0
    2025年08月24日
  • 人はなぜ物を欲しがるのか 私たちを支配する「所有」という概念

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    モノの所有に関する人間的心理について、さまざまな角度で研究結果を踏まえて説明されている。全てを通してみると、人を物の所有に駆り立てる原因は全て関連しあっているということがわかる。
    所有欲は他者よりも優位に立ちたいという顕示欲や競争欲が発端。これを基盤に社会が発展したことにより、所有の数で豊かさを図ったり、所有するものによって人を判断したりする社会が広がった。
    人は他者との比較でしか自己を認知できない。モノによる比較がある社会では、他者との比較は所有欲を駆り立てる。

    そして人間は、自身の所有物に対して自己のアイデンティティとして情緒的愛着を持つ。所有物も含めての自己であるという認識を持ち、モノ

    0
    2024年06月05日
  • 人はなぜ物を欲しがるのか 私たちを支配する「所有」という概念

    Posted by ブクログ

    人はなぜ物を欲しがるのか:私たちを支配する「所有」という概念。ブルース・フッド先生の著書。所有欲や支配欲から解放されれば人生をきっと楽になる。多くの人が所有欲や支配欲から解放されれば社会はずっとよくなる。人間同士のいざこややいがみ合いも人間関係トラブルも所有欲や支配欲からくるものが多い。国同士のいざこややいがみ合いもトラブルも所有欲や支配欲からくるものが多い。所有欲や支配欲をなくすための薬や脳外科手術が完成すれば多くの人が幸せになれるのかもと妄想してしまう。

    0
    2023年08月18日
  • LIFE UNIVERSITY(ライフ・ユニバーシティ) もし大学教授がよい人生を教えたら

    Posted by ブクログ

    参考になることが多々ありました。

    赤ちゃんは、自分に一貫した態度で接してくれる人を頼るようになる。(大人も同じ)

    身体的苦痛のような具体的なストレスも、愛する人と一緒の方が耐えやすい。

    社会的孤立と孤独は、肥満や1日15本以上の喫煙等のよく知られた不健康要因よりも、さらに大きなリスク要因とみなされている。

    最も悲観的な人は最も楽観的な人に比べて、健康上の問題を抱えることが多く、平均8~10年も早く亡くなることが、大規模な疫学研究で一貫して示されている。

    0
    2025年10月03日
  • 人はなぜ物を欲しがるのか 私たちを支配する「所有」という概念

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    所有という概念が社会や個人にどう影響してきたかを、人類学・政治学・経済学の視点から解き明かす一冊。
    特に印象に残ったのは「ディドロ効果(持ち物の調和を求めて次々と買ってしまう心理)」と「所有そのものより獲得過程に快楽を感じる心理」。
    また、最後通牒ゲームを通じて、ポピュリズムの背景にある「奪われた感情」や「声を聞いてほしい欲求」にもつながることが示されており考えさせられた。
    著者は処方箋を直接は示していないが、読者に考えさせる余白があり、所有の本質を問い直すきっかけとなった。

    0
    2025年09月18日
  • 人はなぜ物を欲しがるのか 私たちを支配する「所有」という概念

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「私たちは、所有という悪魔に取り憑かれている」

    「どうしたらもっと獲得できるかではなく、どうしたらいま手にしているもので幸せになれるか」

    「必要なのはもっと多くのモノではなく、いま手にしているものの価値にきづけるだけの十分な時間」

    所有について心理学や法学、歴史学、社会学、行動経済学、しんか生物学、文化人類学、哲学などなど
    様々な幅広い分野で検討される
    様々な例が載っていてわかりやすいけれども、なかなかな量、、、(^-^;

    「所有の追求が幸福に結びつかない」

    全ては”足るを知る”という事が、自分にも地球にも優しいと言う事なのかも知れない
    今こそ1人1人が考えなくてはならない局面に来て

    0
    2023年07月12日