こどもの大質問編集部のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
テレビで紹介されたあの本、昔読んだあの本、
ぼんやり特徴は分かるのにタイトル何だったけ?
そんなことはありませんか?
その問いに対して、司書さんが調べてくれるサービスをレファレンスサービスというらしい。
そんなレファレンスの事例を59話、載せているのがこの本。
質問から回答までの司書さんの思考や流れも描かれており、「あ~でもない」「こ~でもない」と試行錯誤する様子は、まるで『探偵!ナイトスクープ』を見ているよう。
AIでは出せない、人とのやり取りの温かさを感じた。
特にいろんなジャンルの本を開拓したい人に薦めたい本書。
事例ごとに、その時に回答にたどり着くまでに使用した書籍名も書いてくれている。
なので、興味を持ったレファレンスから「私も読みたい!」に繋がると思う。
そして実際、私も何冊かチェックした!
最後に、この本を通じて大切なことを感じたのでここに記す。
質問の中で、「おもしろいほんをおしえてください」という問いがあった。
これに対し、その子の動きやその子との会話から、合った本を勧めていた。
「おもしろいほんをおしえてください」と言われると、単に自分の面白かった本を勧めてしまうのではないか?
本が好きな人であれば特に。
それを、相手にフォーカスして「このジャンルが好きそうだから、これだったら好きかも」と想いを馳せる。
その想いは忘れたくないなと感じた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレさまざまな物事に疑問を持つことが、いつの間にか少なくなってきていたが、本書を通して日常の中で当たり前のように起こっている出来事に対して「なぜだろう」と疑問を持ち、興味を抱き、調べて納得するという一連の道筋を作ることの大切さを改めて実感した。
自身の娘も、いわゆる「子供らしい」質問を投げかけてくる年頃になってきたが、その発想の面白さにハッとさせられることも多い。
そうした場面では、適当に受け流すのではなく、きちんと向き合い、子供にも分かりやすく説明できる力が必要なのだと再認識させられた。
これまで、司書に対して借りたい本について質問することに、どこか気恥ずかしさを感じて躊躇していたが、本書を読んだことで相談することによって、自分一人では決して出会えなかったであろう本へ、思いもよらない視点から導いてもらえるのではないかと思えるようになった。 -
Posted by ブクログ
はい。続巻です。
わたしがスキな質問は、Q1です。
「『サザエさん』でカツオが小説を読んでいるシーンがありました。かっこよくて憧れましたので、自分にあった小説を紹介してください。」
京都の小学校3年生の質問でした。
それに対して司書さんは、『少年少女日本文学館』シリーズの志賀直哉や芥川龍之介の短編集をすすめたそうです。ハードカバーの単行本で、2センチ以上の厚みがあり、小学3年生にもわかるような古典的作品が多数収録されている本だということです。
小説を読む姿がカッコイイって思うの、良いですよね~♪
憧れの姿に自分がなる。読書習慣のスタート、そういうのアリかも♪
いや、むしろアルアルかな?w
本を読む姿が美しい人、憧れます♡ -
Posted by ブクログ
レファ協こと「レファレンス協同データベース」に寄せられた多数の質問から59の事例が紹介されています。
司書さんのレファレンスのちからってすごいですね!
そして、子どもたちの質問がカワイくてトウトいです♪
おとなが読むとブレーンストーミングになります。
わたしがスキな質問は、Q45です。
「国語の成績をよくするために、本を読みなさいとお母さんがおっしゃるので借りにきました。どの本を読んだらよいですか?」
京都のとある小学校の4年生の質問でした。まず、「お母さんがおっしゃる」という敬語が良いでしょw
それに対する司書さんの考えは、「自然な形で、「本を読むっておもしろい!」と感じられるときを待ち、機が熟して自分の心に響く本と出会え、読書の喜びを知り、結果的に国語の成績も上昇した、そういう流れが理想です。」だそうです。けど、この小学生に対しては、何も言うことなく、いくつかの本を紹介したそうですが、楽しいと感じる本との出会いは少なかったそうです。
わたしは、親や兄弟や友だちなど、周りの人たちが楽しそうに本を読んでいることが、自然に本好きな子を作るのではないかと思います。別に、国語の成績を上げるために、無理に読書習慣を身につけることはないでしょうが(どうせばれる)、本を読む楽しみを知ることは人生のひとつの宝であると改めて思いました。 -
Posted by ブクログ
これいい。
えっと、小学生の純真な質問が楽しい本だけれど、
良いところは、どんな本をレファレンスしたのか、参考にした本がたくさん載っているところ。
学べる。
「東京オリンピックの聖火を飛行機で運んだが、飛行機の中でも火は燃えていたのか?どのようにして運んだのか?」
という質問では、
司書は本だけではなく、新聞記事なども参考にした資料として回答している。
素晴らしい。
回答した司書さんが言っていることで、
そうそう!と思ったのは、
司書から答えを教えるのではなく、
「この本に答えが書いてあるよ」と
本の紹介だけにとどめることが大切だということ。
そこで、自分で調べた達成感も得られるし、
調べる楽しさを学べる。
心にも残る。
「へーそうなんだ!」とわかった時の感動を大切にしてあげたい。
答えを教えるのは簡単だけど、
聞きにくる子の「学び」を大切にしたい。
と、改めて思った。
文学作品のおすすめは、
もうこれ毎日やっているけど、
楽しい。
「おすすめありますか?」と聞いてくる生徒に、薦めた本を「面白かったです!」と返却された時は、めっちゃ嬉しいし、やりがいを感じる。
学校司書の仕事、最高と感じる。
学校司書あるあるも、共感できて、楽しい。