あらすじ
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「胸がキュンとするようなお話をおしえてください」「おひめさまになりたい!」「飼っているカマキリを戦いに強くしたいです。どうやったらできますか?」「サンタクロースはいないって、本当?」「さいしょのにんげんはこどもなの? おとななの?」「神さまって、なに?」「くまの本はどこにありますか?」「ねぇ、赤ちゃんの出てくる本ない?」……などなど、かわいい質問・疑問・難問からはじまった、図書館司書さんたちのていねいでマジメな奮闘記59話。全国各地の図書館のユニークなレファレンス事例を、描き下ろしイラストともに楽しく紹介します。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
司書の皆様によるレファレンスインタビュー技術の高さに感服。ここまで子供たちから『何を求めているのか』を聞き出して察する能力が高すぎる。同時に、子供たちの疑問を言語化する能力の高さにも驚かされる。
Posted by ブクログ
こどもからの好奇心いっぱいの質問に、ベテラン司書さんたちがレファレンス経験を駆使して答えた事例集。
レベルが高くて本当に勉強になる。あと、司書の仕事で大切なことを教えてくれている。
Posted by ブクログ
司書さんってこんなことまで調べてくれるんだ
と目から鱗でした。
なんでもすぐググって終わりの時代に
たくさんの過去の知識が詰まった蔵書から
こどものほんとうに知りたいことを
教えてくれる、、なんてすごい仕事なんだと。
Posted by ブクログ
子どもの想像力と司書さんのお仕事がよく分かる本
こんな本が読みたい!と思ったら司書さんに相談することで新たな出会いがあるかも!
冒頭で紹介されているレファレンス協同データベースも利用してみたい
Posted by ブクログ
レファ協こと「レファレンス協同データベース」に寄せられた多数の質問から59の事例が紹介されています。
司書さんのレファレンスのちからってすごいですね!
そして、子どもたちの質問がカワイくてトウトいです♪
おとなが読むとブレーンストーミングになります。
わたしがスキな質問は、Q45です。
「国語の成績をよくするために、本を読みなさいとお母さんがおっしゃるので借りにきました。どの本を読んだらよいですか?」
京都のとある小学校の4年生の質問でした。まず、「お母さんがおっしゃる」という敬語が良いでしょw
それに対する司書さんの考えは、「自然な形で、「本を読むっておもしろい!」と感じられるときを待ち、機が熟して自分の心に響く本と出会え、読書の喜びを知り、結果的に国語の成績も上昇した、そういう流れが理想です。」だそうです。けど、この小学生に対しては、何も言うことなく、いくつかの本を紹介したそうですが、楽しいと感じる本との出会いは少なかったそうです。
わたしは、親や兄弟や友だちなど、周りの人たちが楽しそうに本を読んでいることが、自然に本好きな子を作るのではないかと思います。別に、国語の成績を上げるために、無理に読書習慣を身につけることはないでしょうが(どうせばれる)、本を読む楽しみを知ることは人生のひとつの宝であると改めて思いました。
Posted by ブクログ
これいい。
えっと、小学生の純真な質問が楽しい本だけれど、
良いところは、どんな本をレファレンスしたのか、参考にした本がたくさん載っているところ。
学べる。
「東京オリンピックの聖火を飛行機で運んだが、飛行機の中でも火は燃えていたのか?どのようにして運んだのか?」
という質問では、
司書は本だけではなく、新聞記事なども参考にした資料として回答している。
素晴らしい。
回答した司書さんが言っていることで、
そうそう!と思ったのは、
司書から答えを教えるのではなく、
「この本に答えが書いてあるよ」と
本の紹介だけにとどめることが大切だということ。
そこで、自分で調べた達成感も得られるし、
調べる楽しさを学べる。
心にも残る。
「へーそうなんだ!」とわかった時の感動を大切にしてあげたい。
答えを教えるのは簡単だけど、
聞きにくる子の「学び」を大切にしたい。
と、改めて思った。
文学作品のおすすめは、
もうこれ毎日やっているけど、
楽しい。
「おすすめありますか?」と聞いてくる生徒に、薦めた本を「面白かったです!」と返却された時は、めっちゃ嬉しいし、やりがいを感じる。
学校司書の仕事、最高と感じる。
学校司書あるあるも、共感できて、楽しい。