川井隆史のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
監査法人に勤務経験のある会計に精通した著者が現場担当者向けに書いた会計の知識をまとめた一冊。
キャッシュフローや連結、減損などについて東芝やLIXILなどの実例も多く掲載されており非常に勉強になりました。
キャッシュフローにおける運転資金の重要性や連結決算におけるダブりの消去の重要性やM&Aにおけるデューデリジェンスやのれんの関係性、評価制引当金や税効果会計、減損にらおけるグルーピングなど初学者では分かりにくい会計知識にについてわかりやすく学ぶとともに最近の会計で論点となる部分も本書で知ることができました。
東芝の不適切会計や日本郵政の大型買収など疑惑のあった事例も財務諸表から読み解くことができることも本書を読んで理解することができました。
IFRSや収益認識基準などの近年話題となっていることにも触れられておりそちらも勉強になりました。
本書を読んで目先のことだけでなく長期的に考えることが大切であり、専門家にポイントを確認できる会計に対する10%の理解を得ることができました。
会計の大きな骨組みを知ることができ、現場においてどのような心構えで取り組んでいくべきかも学ぶことができた一冊でした。 -
Posted by ブクログ
事例が豊富な会計分析本を求めて購入。
比較的まとまってはいたが、事例の豊富さと解説のわかりやすさでいえば『決算書の読み方 最強の教科書 決算情報からファクトを掴む技術(ソシム)』の方が良かった。
中級者向けの考察がなされている点は良かったが、であれば別の本でもいいと感じた。
投資家目線での分析が書かれていたのは勉強になった
メモ
・ROAの分母には営業負債も含まれてしまい、WACCとの比較ができない。だからROICが注目されている
・ROIC=税引後営業利益÷投下資本 これがWACCを上回っていれば、調達資金を効率的に運用できていることになる
・長期的な投資が過小評価されるという性質あり
・オムロンのROIC経営。ROICの弱点は部門ごとへの落とし込みが難しい点だが、逆ツリー構造と、下記の変換式を浸透させることで、Visionのような形でROICを意識させることに成功している
ROIC≒お客さまへの価値÷(必要な経営資源+滞留している経営資源)
・PER=株価÷一株当たり純利益
15倍以下だと割安といわれる。PERが高い場合将来の収益性が高く評価されている可能性がある
・PBR=株価÷一株当たり純資産
理論上は1倍となるべきだが、資産価値が簿価であることから、時価(株価)との乖離から上下する