ISSコンサルティングのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【感想】
大好きな「外資系トップ」シリーズ、今回はその英語力にフォーカスした製品。
日本ヒューレット・パッカード社の小出 伸一社長の言葉で、「英語が出来ればいい事が待っているなんて話ではない。英語はただの参加資格なんです。」という言葉が胸に突き刺さった(笑)
自分自身外資系企業に勤めているが、英語なんて殆ど喋ることができない・・・
また、日本法人も基本国内での仕事に留まってしまうので、英語が堪能なのは社内に数えるくらいしかいない・・・
やはり世界を股にかけるグローバル企業のトップは英語が必須だし、その重要性も比較にならないくらい大切なのでしょう。
ただ、諸外国の猛者たちと交渉するのに勿論英語は欠かせないが、英語が喋れるからって事足りるレベルではないだろうとも思う。
英語というテーマだけに絞った作品ではないが、それぞれの生き様やスタイルについて、読んでいてとても面白くて為になる作品でした。
いやー
この方々のバイタリティは本当に目を見張るモノがある。
僕なんかじゃ到底敵わないのかな?一度会ってお話をしたいものだ。
この島国だけでの生ぬるい世界だけで生きていて、果たしてイイのだろうか?
広い世界に出て揉まれながら、自分がどこまで通用するのか、自分の実力を試したい。
と、読んでいて素朴に思った。
【内容まとめ】
0.英語が出来ればいい事が待っているなんて話ではない。
英語はただの参加資格なんです。
1.使わないといけない状況に追い込まれたら、できるようになる。基本オンザジョブ。
私が思うのは、やっぱり仕事で使わないと英語は上手にならないということ。
2.共通の目的を見出し、それに同意してもらって、自ら責任感を持ってもらって、モチベーションを上げて「やるぞ!」と思わせる。
そういうコミュニケーションが求められるんです。
3.中東で何かが起きても、どういう問題なのかが全くわからない。
日本という島国にいて、そういう世界の変化に何の関わりもなく生きていけるわけです。
これではダメだと思いました。
英語だけじゃなくて、国際情勢や国際政治や、世界で起きている事について、いろんな意味での勉強をしていく必要性というのも痛感したんです。
4.どうして英語が必要なのか?
どんなに素晴らしい考えを持って、その国の人から尊敬されていても、英語ができない人間と喋ったとき、こいつは大丈夫なのか?と思われてしまう。
英語ができる=信頼関係なのです。
5.綺麗事ばかり言ってもモノなんか作れやしない。やっぱり現地・現物でやることこそが重要だ。
理論だけでやっていると、分からないことが絶対に出てきます。
6.英語力なんかより、問われているのは自分の仕事に対する姿勢であり、誇りであり、事実なんです。
それさえ伝えられればいいんです。
7.これが世界のビジネスなんです。
有利と見れば、色々な材料で次々と踏み込んでくる。日本人の感覚とは、ちょっと違う。
英語がうまくなるには、積極的に人と話し合いをすることだ。そうしてこそ、コミュニケーションが学べる。
英語だけ学んだってしょうがない。
もっと言えば、言葉がうまくなる必要はなくて、コミュニケーションこそ出来ないといけない。
言葉は少なくする。その分ハートを使う。
一生懸命説明しようとすれば、心は伝わるし、相手もちゃんと聞いてくれる。
最悪なのは、英語だけできて、心がない人、中身がない人です。
8.流暢にネイティブみたいにうまく喋ろうとなんてしなくていいんです。
まずはブロークンでもコミュニケーションが取れるレベルまで行けばいい。
スキルよりもウィルなんです。
9.お客様のところに入り込んで、お話をお伺いして、課題を自分なりに考えて、解決するための提案を繰り返していく。
いいシステムを作るんだという信頼関係が結べ、一緒になって構築していけば、どんなに競合が出てきても揺るぎません。
10.3年ごとにキャリアを見直す、という意識をずっと持っていました。
最初の年はキャッチアップ。2年目は実力を出す、3年目でそれなりのリターンを刈り取る。
誰かに教わったわけではなく、この発想が自然にできていった。
そして3年経つと、自分で3つチェックするんです。
仕事場に貢献できているか、社内でやりたいことがあるか、社外に出たら市場価値はあるか。
今の自分は外にどんなポジションがあるか。
その確認のために、ヘッドハンターとも付き合っていました。
【引用】
日本クラフトフーズ
井上ゆかり
使わないといけない状況に追い込まれたら、できるようになる。基本オンザジョブ。
私が思うのは、やっぱり仕事で使わないと英語は上手にならないということ。
p14
その仕事にどんな意味があるのか。
会社に対してどんな意味があり、あなたの部署にはどんな意味があって、あなた自身にはどんなベネフィットがあるのか。
これをちゃんと説明できないといけない。また、そうしなかったときのデメリットも言えないといけない。
これがグローバルでは当たり前に求められるんです。
共通の目的を見出し、それに同意してもらって、自ら責任感を持ってもらって、モチベーションを上げて「やるぞ!」と思わせる。
そういうコミュニケーションが求められるんです。
p25~
ファイザー株式会社
梅田一郎
中東で何かが起きても、どういう問題なのかが全くわからない。
日本という島国にいて、そういう世界の変化に何の関わりもなく生きていけるわけです。
これではダメだと思いました。
英語だけじゃなくて、国際情勢や国際政治や、世界で起きている事について、いろんな意味での勉強をしていく必要性というのも痛感したんです。
p47
どうして英語が必要なのか?
どんなに素晴らしい考えを持って、その国の人から尊敬されていても、英語ができない人間と喋ったとき、こいつは大丈夫なのか?と思われてしまう。
英語ができる=信頼関係なのです。
p49~
ボッシュ株式会社
織田秀明
ボッシュは世界100位くらいの会社だが、実は有限会社である。
世の中から資金を調達することをしない。
短期的な利益ではなく、長期的に持続的に会社の存続を考えるのが創業者の考え。
p57
・アルミの切り子掃除をしたこと
どこに切り子は溜まるのか、うまく流れるヒントは何か、機械の中に入って真っ黒になって調べた。
綺麗事ばかり言ってもモノなんか作れやしない。やっぱり現地・現物でやることこそが重要だ。
理論だけでやっていると、分からないことが絶対に出てきます。
p62
英語力なんかより、問われているのは自分の仕事に対する姿勢であり、誇りであり、事実なんです。
それさえ伝えられればいいんです。
p66
有利と見れば、色々な材料で次々と踏み込んでくる。日本人の感覚とは、ちょっと違う。
これが世界のビジネスなんですね。
だからこそ思うのは、英語がうまくなるには、積極的に人と話し合いをすることだ、ということです。
そうしてこそ、コミュニケーションが学べる。
英語だけ学んだってしょうがない。もっと言えば、言葉がうまくなる必要はなくて、コミュニケーションこそ出来ないといけない。
言葉は少なくする。その分ハートを使う。
一生懸命説明しようとすれば、心は伝わるし、相手もちゃんと聞いてくれる。
最悪なのは、英語だけできて、心がない人、中身がない人です。
p73~
シーメンス・ジャパン株式会社
織畠 潤一
(元タイコヘルスケア社長)
流暢にネイティブみたいにうまく喋ろうとなんてしなくていいんです。
まずはブロークンでもコミュニケーションが取れるレベルまで行けばいい。
スキルよりもウィルなんです。
p82
5年後に何をしていたいか、明確な答えはない。出せない。
ただ、こだわっていたことはあります。
面白い仕事がしたい、面白い人たちと仕事がしたい、というこだわりです。
そして成長している企業に身を置いて、自らも成長させたかった。
何らかの形で自分を、そしてそれに伴って会社も成長させたい。
そんな気持ちで一つ一つチャンスをクリアしていったら、いつの間にかこのポジションにいたというだけなんですり
p94
組織の大きさなんて関係ない。
それよりも、最先端を走っていること、突き抜けようとしていること。
それが大事だと思うんです。
切磋琢磨し、仕組みを常に磨こうとする。そういう組織に身を置けるというのは、個人としては面白く、知的好奇心も満たされ、チャレンジのしがいがある!
また、こういうところで仕事ができた!という自信にもつながる。
大きいとか有名とかではなく、自分が本当にベストな努力ができて、自分にとってベストな環境で過ごすことができる。
そういうところで仕事をすることが、次につながる。
p97~
日本ヒューレット・パッカード
小出 伸一
英語が出来ればいい事が待っているなんて話ではない。
英語はただの参加資格なんです。
p99
英語ができないということは、共通理解の場に出てはいけないということ。
参加資格がないという事なんです。
参加資格を手に入れれば、世界は一気に広がります。
p103
転機は3年目。
僕は、とにかく徹底的に説明して、とにかく売り込めばいいと思っていたんです。
これがいけなかった。
お客様からのアドバイスでした。
そろそろ考え方を変えたらどうだ?あなたが売りたい製品をいくら説明しても、興味は持てない。相手が何を買いたいか、何に悩んでいるかを聞いて初めて興味の対象がわかる。
視点を変えろ、と。
お客様のところに入り込んで、お話をお伺いして、課題を自分なりに考えて、解決するための提案を繰り返していく。
いいシステムを作るんだという信頼関係が結べ、一緒になって構築していけば、どんなに競合が出てきても揺るぎません。
p121~
ディオール・ジャポン株式会社
小出寛子
たくさん話せばお互いがより理解できる。
これは世界のどこに行っても同じなんです。
そして、ちゃんと気を遣うこと。相手の状況を理解した上で発言すること。社内でも社外でも、です。
引くところは引きながら、どうすればウィンウィンになれるか?
お互いを理解し、お互いにとって良い道を建設的に作り上げていく。
そうしないと、ただ主張したところで通りません。
p145~
フェデックス・キンコーズ株式会社
須原 清貴
「デキるな、と思ったアジア人の給料は、僕の5分の1以下。これはヤバイ、と思いました。」
日本だけを見ていればいいという仕事は今、秒刻みで減っています。
グローバルじゃない企業は本当にこれから生き残っていけるのか?
一人のビジネスパーソンとして、どうやってグローバルなマーケットで生きていくのか?
p159
英語は、語彙力がなければどんなに聞いても力にならない。
お勧めの勉強法は単純で、語彙力を増やすエクササイズを毎日やることです。
なぜならすぐに忘れてしまうから。感覚が鈍ってしまうから。
p169~
アフラック
外池 徹
p182
多民族国家アメリカでは、これは分かっているだろうと思えることでもしっかりと言わなければいけない。
言わなかったら、「あなたが言わなかったからだ」となります。
また、「ここが不満だ」と厳しい指摘は本人にしっかりすることが求められる。
仮にリストラしたとき、変に褒めていると不当解雇で訴訟されるリスクすらある。
p193~
ベーリンガーインゲルハイム
鳥居正男
グローバルコミュニケーションとは、むしろ日本の良さを見直すことでもある。
日本人とだけコミュニケーションをしていたのでは見えてこないものが見えてくるようになるんです。
p206
私は結果的に入社間もない時期に社長のアシスタントを務めることになったんです。
彼からたくさんのことを学びましたが、最も大きなものは「全面的な信頼」です。
彼からの依頼事をとにかく早く、完璧に仕上げることが当時の私のやり甲斐でした。
部下を信頼し、仕事を任せる姿勢がリーダーには絶対欠かせない。
それを教えてもらえることができました。
p213
株式を公開しないということは、この事業においてはとても重要な事だと思っています。
一般企業であれば、株主と企業は経済的な理由でしか繋がらないことが多い。
でも、ベーリンガーインゲルハイムは違う。
株主と企業も、目指している全てが同じなんです。
持っている資産を健康医療産業に投資し、たくさんの人々に幸せになってもらう。
そのために資産を投じる株主がいて、チャレンジの機会を与えてもらえている恩に業績で報いようと経営陣が頑張る。
ずっと私自身が大切にしてきた信頼感、人を信じるという心がここにはしっかりあったということです。
p215
英語はどこまで行ってもツールであるということに間違いはありません。
重要なことは、何を話すか。
日本人として日本の教養をしっかり理解しておくこと。日本人らしい答えが出せること。
もっと言えば、しっかりとした自分の意見を持つこと。
実は日本人には、これが一番足りないのかもしれない。
英語を使って自分の意見を言う練習をする。
それが何より有効な英語勉強法だと思います。
p217~
アクセンチュア
程 近智(ほど ちかとも)
韓国大手メーカーのCEOは韓国人だが日本語はペラペラ。もちろん韓国語と英語もペラペラ。
そして、50代中盤なのに、今中国語を習い始めてある。
大企業のトップが、です。
それに感化され、自分も新しい語学をマスターしようと思った。
そもそも語学は、燃えている時や必要性があるときに一番伸びるもの。
p231
僕は3年ごとにキャリアを見直す、という意識をずっと持っていました。
最初の年はキャッチアップ。2年目は実力を出す。3年目でそれなりのリターンを刈り取る。
誰かに教わったわけではなく、この発想が自然にできていった。
そして3年経つと、自分で3つチェックするんです。
仕事場に貢献できているか、社内でやりたいことがあるか、社外に出たら市場価値はあるか。
今の自分は外にどんなポジションがあるか。
その確認のために、ヘッドハンターとも付き合っていました。 -
Posted by ブクログ
【感想】
業界トップの外資系企業・日本人社長のインタビュー集。
日経新聞でJ&Jの日色氏の記事を読んで深く感銘し、この方が執筆した書籍がないかと思ってこの本に至りました。
企業秘密だろうからさすがに詳細は書いていなかったが、どの社長も共通項があったような気がする。
当たり前だが、叩き上げで社長になるべくしてなられた方々ばかりだった、
この方々の共通項は、大きくこの3つだろう。
1.周りの情報に踊らされず、受身にならず、常に本質を見極めようとする。
2.課題を設け、その達成に重きを持ち、スピード感を持って実行に移す。
3.向上心と流動性を持って、柔軟に成長を遂げようとする。
何より、仕事に割く割合や気持ちが普通の人とは段違いなんだろう。
Work Life Balanceを考慮すると、これは中々マネをできるものではないなぁ・・・
ただ、仕事をする際に与えられた仕事のみに向き合って受身になるのではなく、
また自身の仕事のみを行なう狭い視野のみを深く知るのではなく
自身で課題を設けたり、物事を広く深く、且つ本質を捕らえようと考えて動くことはどの役職の人間にも求められる事だろうなと思う。
同じような人間になることはできないが、学んだり模倣するポイントは沢山あるなと読んでいて思いました。
ただ・・・面白かったけど、誤字脱字が合計3箇所ほどあったのが非常に気になった。
この手の書籍でそんなのは久しぶりに見たな。
まぁ、大筋には影響ないし台無しになったとは思わなかったが、それって本としてどうなの?と出版社には問いたい。笑
【この本から何を実践する?】
【内容まとめ】
1.常に本質を考えること。
2.向上心はmust。「明日の自分は今日よりも成長していたい」と思うことです。
3.スピード感に欠け、分析に時間をかけていると、市場は刻々と変化してしまう。
多少は見切り発車でも、手を打っていかないと遅れを取ってしまう。
4.1番大切なのはコミットメント!達成するというコミットメントを宣言する。
5.「本当にそうなのか。どうしてそうなのか。」常にこの2つを突き詰めていく。
6.自分の価値認識を持っている人は強い。思考する上でも強い。
改めてきちんと自分に向き合って、自分を理解しておくことが大切です。
【引用】
・思考力とは?
課題を設定し、ユニークな解を創り出し、実行する解を選び出す力。
自分がどうしたいかと、未来を考えること。
常に本質を考えること。
それプラス、直感や感覚にもウエイトを。
p2~
●ダイソン株式会社 麻野信弘
「いい意味で疑ってみる」
今の販売状況は本当にいいのか、届いた情報は正しいのか。
怪しいと感じたら自分で調べる。
p8
・世界の動きを知り、分析・検討する軸を持てないと、自分の意見を堂々と言えない
また現場を知ること。
p21
・問題解決思考のツールであるgrowモデル
目標設定と現実のギャップ、オプションも含めた行動案、そして意志。
何でも達成する意欲がないことには成すことはできない!
そして達成するための原因解明が大切!
p25
●メルセデスベンツ日本株式会社 上野金太郎
「自分の考えだけでは足りない。人に教えたり、教えてもらう。それが思考力を変えるんです。」
p38
みんなに頼られて、謝り方も断り方も上手で、物事をきちんと見ている。
そんな気持ちのいい人が出世していく。
●日本GE株式会社 熊谷昭彦
p59
アメリカ人になろうとせず、日本人として開き直った。そうしたら、うまく行き始めた。
自分は日本人なんだ。
自分のやり方でしか、自分にはできない。
それに徹していい。
アメリカにいるからといって、アメリカ人になろうと思っても不可能だし、かえって不自然になる。
それよりも、自然体で自分の持ち味を活かしてやった方が、結果的にはうまくいく!
p71
無理をしない。
他人の真似をしない。
どこに行っても自然体で自分を貫く。
相手によって態度を変えない。
ただし、ひとつだけ大事なことがある。
明日の自分は今日よりも成長していたい、と思うことです。
今の自分に満足して、もうこれでいいや、と諦めた時点で、人生はとても寂しいものになると思う。
●ネスレ日本株式会社 高岡浩三
「常に本質を考える」
物事を本質的に考えないと、回答できなくなってしまう。
常に本質を考えるというのが、私の思考力の定義です。
p87
「自分がひとつ上のポジションにいたらどうするか?」常に考えておけば、上司の問いにいつでも答えられる。
p94
・マネジメント→マーケティング
考える時間を増やすだけで思考力は高まる。
ホワイトカラーは実は考える仕事をしていない。やっているのは、ほとんど作業です。
考える時間を増やすだけで、思考力は雪だるま式に高まっていくし、引き出しも多くなると私は思っています。
1番大切なのはコミットメント!
この数字を達成するというコミットメントを宣言する。
やり抜くために、極限まで追い込まれた時に人は考えるようになる。
必要ならば、自分でそういう環境を作る事が大切!!
●レノボ・グループ 留目(トドメ)真伸
3社目、デル入社後、自信が崩れ去った。
デルのマーケティング戦略の中身を見て、この程度かとおもったが、自分が考えた戦略はことごとくうまくいかなかった…
スピード感がなかった。
分析に時間をかけていると、市場は刻々と変化してしまう。
多少は見切り発車でも、手を打っていかないと遅れを取ってしまう。
ロジカルシンキングや分析力が、ビジネススキルの頂点だと勘違いしていた。
それさえあれば何でもできると思っていたのに、全くそうではなかったと気づいた。
●ジョンソン・エンド・ジョンソン 日色保
・本当にそうなのか。どうしてそうなのか。
常にこの2つを突き詰めていく。
p147
何かを考えたり検討するにあたって、第一に様々な情報をインプットする。
現場に出て、営業に同行し、お客様からの話を聞き、競合の動向を探る。
そうやってインプットが増えてくるお、だんだん思考の解像度も上がってくる。
僕の場合は、不要なノイズかもしれないと思う情報も含めてインプットします。
とりあえず、頭に入れる。
思考を邪魔するのさ、実はノイズではないと思うからです。
p154
「俺は営業でこんなに実績を上げた」と威張ったところで、誰も相手にしてくれない。
過去にこだわらずに、新しいところに行ったら謙虚にゼロベースで学ぶことが大事。
p165
J&J=「我が信条(OUR CREDO」
「Do the right thing(正しい事をせよ)」
経営は後戻りできないし、後悔しても仕方がない。
考え抜いて決めたら、それをしっかり実行する。ダメだったらリカバリーする。
ヘッドとハートとガッツの3つが揃わないといけない。
●日本マイクロソフト 平野拓也
人は誰しも、過去からの延長線上で考えてしまう習性があります。
すると、何らかの前提に縛られ、どうしても守りに入ってしまう。
それを取り払わないと、本質は見えてきません。
過去の実績や経験、資産というものを、いかに捨てられるかが問われます。
どれだけオープンな姿勢で周囲の意見を聞いて、発想ができるか。
それができなければインサイト(洞察、本質につながる気づき)は得られません。
p176
転職してからも常に考えたのは、「自分のバリューはどこにあるのか?」ということ。
自分にしかできない仕事は何か、どこで発揮するのか。
無意識のうちにずっと探していた。
p181
自分の価値観をしっかり持っていたら、思考はブレなくなる。
だから、自分を理解することが大切です。
p188
この人が成功するために、私には何ができるのか?
個人のやる気と会社のベクトルが合えば、一生懸命頑張れるわけですから、戦略の話ばかりではなく個人の幸せを徹底して考えた。
p191
自分の価値認識を持っている人は強い。
思考する上でも強いです。
だから、改めてきちんと自分に向き合って、自分を理解しておくことが大切です。
●ボストンコンサルティング 御立 尚資(ミタチ タカシ)
・ビジネスパーソンに求められる思考力3つ
1.課題を設定する力
→自ら何を課題にするか、正しく設定すること。
2.ユニークな解を創り出す力
相手に勝つためのユニークな解を創り出さないといけない。
3.実行できる解を選び出す力。
結果を出すため、実行力に対する感性がないといけない。
p198
理論というのは、縦割りで体系づくられています。
でも、一分野だけに精通しても、本当の経営はできません。
重要なことは、多面的にものを見る事ができるかどうか。
そうやって「型」を覚えていく事です。
BCG入社後、御立氏は知識や技術を身につけるために、すべての物事を言語化していったという。
考えたり感じた事を書いて自分の外に出す事で、客観視して別の刺激も受けられる。
更に、物事を抽象化できるようになっていった。
常に考えていたのは、「その本質は何か?」という徹底的な問いだった。
p201
思考の基本といえる問題解決で言えば、正しい問いが設定できれば、解を得られる半分まで来たと言っても過言ではない。
ただし、難しい。
正しい問いを設定できるよう、徹底して取り組んだ方がいい。
お客様の多くも、課題があるという認識はあるが、課題が正しく設定できているとは限らない。
●スリーエム ジャパン株式会社 三村浩一
目的は何か、最終的な目標は何なのか?
常に自分に問いかけ、周りにも伝えていきながら、考え続けなければいけない。
p226
急成長している事業でも、いつなくなるか分からない。
次は何を売るか、常に考えている。
基本となるベースビジネスと、それ以外のビジネスとに分けて、ベースビジネスで稼ぎながら、それ以外のビジネスの足腰もしっかり固めていく。 -
Posted by ブクログ
ネタバレこの手の本はけっこうあるかもしれないんだけど、
テーマも内容も最後まで一貫していた。
テーマは「英語」だけどそれだけでなく働くスタンスや
仕事術、外資系の文化や大陸別の民族性なども
記載されていて非常に面白い。
最近個人的に外資系の会社に転職したので、企業文化
の記載などは非常に共感できる点が多かった。
今回登場する外資トップの10名に共通しているのは
①英語を絶対やらなければならない環境に身を置く
タイミングがあったこと
やはり人間は弱いので偶然でも意図的にでもこのような
環境になることで飛躍的に意識が高まることが共通している。
「危機意識」こそやはり最大の上達の要素なんだろう。
②すぐにできるようになったわけではないということ
経営層になるような面々でもかなり長い時間を要して
英語をビジネスで使えるようになっていることが分かる。
やはり継続は力なりなのだろうし、自分の努力不足
忍耐不足を思い知った(笑)。
③負けず嫌いでとにかくトライ&エラーをしていること
海外に行ってまったく英語が通用しなかったり、仕事上で
恥をかいたことも多く描かれていて、その機会が上達を
支えてくれたという記載も共通項。ただそれを受け入れて
諦めず直向きに取り組むことの大切さが書いてあります。
正直今の自分にとってはかなり勇気を持たせてくれる一冊。
転職で外資に転職し、今は顧客に対して使うことはないけど
、明確に自分が一番できないし、これまでに味わったことも
ない屈辱感もある。
それが悔しくて時間をかけて勉強に取り組んでいるものの
すぐに上達するわけもなく、少し焦っていたところに出会えた
ので、こんなすごい人達でも苦労していたんだと元気づけられました。
「毎日続けること」と常に「考えること」、これを忘れずに
英語に対して取り組んでいこうと思える良書です。。。
何回も読み返そうと思います。 -
Posted by ブクログ
「外資系トップが考える英語力」
世界で活躍するトップは、どうやって英語をものにし、グローバルな仕事を遂行しているのだろうか。
10人の外資系トップが語る英語を使うことで広がったビジネスの世界、仕事の進め方、そして英語への考え方が紹介されている本書は非常に刺激的でした。
一瞬の刺激ではなく長期的な刺激を受け、とてもわくわくするし、自分の考え方は少なくとも大きくずれてはいないのだなと確認できました。と、同時に「もっと勉強をしなければ!」という焦りもありますがw
本書は、タイトルが“外資系トップが考える英語力”となっている通り、英語の勉強法に言及しているものではありません。英語を全く話せない経営者が英語を学ばなければいけない、または使わなければならない環境に突如放り込まれて、そこから如何にして英語に取り組んだか、その経験談は、英語の勉強法よりも非常にためになりました。
10人の外資系トップの経営者が考える英語力において、共通点があります。それは「英語とはツールである」ということです。
英語はコミュニケーションをする為のツールである、英語はキャリアを拡張させる為のツールである、英語は自分を鍛えなおすツールである。
これらのことは、基本中の基本でありながらも忘れられやすい要素です。忘れられやすくても忘れてはいけないということを痛感するポジションに立ち、海外で仕事をこなす10人の経営者の言葉はかなり重い。だからこそ、伝わってくるし、共感しました。
また、彼らが何事にも率直に話してくれている点も良いです。そもそも仕事に臨む姿勢が単純に素晴らしいです。挫折や苦難を余すことなく語り、英語に関する苦手意識もあっさり白状しています。
あれだけ実績を積んできた人が英語が溢れる環境に投げ出され、責任のかかる仕事をやらなければならない・・・。なんと英語は難しいのか、しかし、なんと英語は刺激的なんだろうか、そして仕事はここまで面白くなるのか。
そんな声がばしばし飛んできます。そんな飛んでくる声々がとても心地良い。彼等に続きたいです。