由野寿和のレビュー一覧

  • 再愛なる聖槍

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    『前代未聞の観覧車ジャックの目的とは…』

    ドリームランドのシンボルである展望型巨大観覧車「ドリームアイ」。見晴らしを重視するためゴンドラは12台しかないが、1周に1時間かかるという回転率の悪い人気アトラクションである。そんな観覧車の運転システムが何者かに乗っ取られた…。クリスマスイヴに起こった前代未聞の"観覧車ジャック"こそ、このミステリー作品の肝となる設定だ。

    主人公はこの観覧車にたまたま乗り合わせた元警察官の仲山。ある事件を機に警察を退職し、妻とも離婚。別居する娘と久しぶりに遊園地に来た中での出来事であった。ゴンドラの中でまんまと観覧車ジャックの人質となってしまった

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    2023年02月24日
  • アイアムハウス

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    あらすじや前情報で、もっとトリッキーな作品かと思っていたが、終盤までは淡々とした警察小説。
    警察小説大好きなので、ワクワクしながら読んでいたけれど、ラストはやっぱりトリッキーだったかな。
    そこにはあまりグッとこなかった。
    「はぁ、そうですか…」と、今までの展開は何だったんだろう。と思ってしまった。

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    2025年07月04日
  • 再愛なる聖槍

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    ネタバレ

    【ネタバレ注意です】
    写実的で映像が浮かびやすい文体のため、テンポよく読み終えましたが、個人的には読後感はあまり良くない。
    ミステリー読書は、最後の真相に到達するまでは「投資」だが、途中も違和感があったり、結末もそれを拭うほどのサッパリ感もなく、でした。。


    ◆共感
    仲山と貝塚の憎み合いが、一貫したトピックの一つであり、「殺したい」というような、心情描写が途中でもところどころあったが、
    読み進めるうえでは、何故そこまで憎むのか共感できず、読み進める上での違和感になったり、
    最後まで読んでも、いや途中そんなに憎むか?と彼らの激しい感情に置いてけぼり感あり。

    ◆胸糞要素
    幼い娘を持つ母としては

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    2025年06月02日
  • アイアムハウス

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    面白くないワケじゃない。
    誰が犯人なんだろうと気になるし、十燈荘という町の冷ややかさというか、不穏な感じの設定も気になるしどんどん読み進められるんだけど、なんだか唐突な展開というか、サイコパスというかなんというか。

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    2025年05月25日
  • アイアムハウス

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    静岡県藤市の高級住宅地・十燈荘に住む秋吉という家で殺人事件が起きた。父親はゴルフボールを詰められ窒息死、母親は業務用冷蔵庫で凍死、長女はワイヤーで縛られ風呂で溺死。長男のみがコードで首を絞められたが意識不明で病院に搬送された。この猟奇的な殺人事件の犯人は誰なのか。なぜ秋吉家が狙われたのか。新人刑事・笹井は死神と呼ばれる刑事・深瀬について捜査にあたることに…。
    高級住宅地にUターン移住した秋吉家、初めの情報では仲の良い家族に見えたが、捜査が進むと違った姿が見えてくる。高級住宅地に何があるのか…みたいなところがメインなんだろうけど、結局高級住宅地に潜む悪意みたいなものは描かれていたようないないよう

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    2025年05月22日
  • アイアムハウス

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    ネタバレ

    タイトルが気になったのと、どなたかが勧めていたので読んでみた。猟奇的な殺人事件に、死神とあだ名される男が単独で挑んでいく…というお話。割と文章はサクサクで、展開も早い。ただキャラクターの誰もが嘘をついている、しかも結構そのキャラクターが多いので状況整理がちょっとめんどくさい。犯人の動機はまだしも、マインドコントロールをして犯行をさせている…ていうのがどこかしっくりこない。あんなに軽くみんな暗示にかかっちゃうのかな。そこらへんがムズムズする作品だった。ラストは救われて良かったなあ。

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    2025年05月17日
  • アイアムハウス

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    会話文が多く読み易い。展開も早めでサクサク読める。ただ深みがなく少し物足り無く、世間の評価とのギャップを感じた。

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    2025年03月20日
  • アイアムハウス

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    人の思想とか行動って周りの環境とか影響で変わってしまうの怖いなあ。
    何かに染まり切らないように、いろんなものを取り入れたいと思った。

    真相に迫っていく感じにドキドキ

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    2025年02月08日
  • アイアムハウス

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    今までにはないタイプのミステリー。
    人が殺され犯人を追うという単純なストーリー設定だが、犯人に辿り着くまでが複雑!!
    最後の結末がもっと詳しく詳細知りたかった。きっと作者の中には細かい設定があるんだろうが、全ては語ってない感じがする、、、
    内容はとても読みやすいので、ミステリーが好きな人はぜひ。

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    2025年02月06日
  • 再愛なる聖槍

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    ネタバレ

    登場人物の誰もが怪しく見えてくる話の運びは上手いなあと思いました。

    元警察官の仲山は、離婚したため別に住んでいる小学生の娘と共に観覧車の中で事件に巻き込まれました。犯人からの指示で交渉役になった仲山は、捜査の指揮をとるのがかつての同期の貝崎と知り複雑な気持ちになります。
    貝崎が嫌な奴で頼りになるのかどうかハラハラさせられました。

    テンポのよい展開で面白かったですが、犯人の動機が逆恨みに思えてモヤっとしました。交番勤めの仲山が非番の日に家族との時間を優先させて、事件に気付かなかったことがそんなに責められることなのでしょうか。
    それに周囲の人が少女に気付かなくても責められることではないのでは、

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    2025年01月12日
  • アイアムハウス

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    藤湖を臨む十燈荘で起こった殺人事件。16年前の妊婦連続殺人事件との関連を疑う刑事。閉ざされた高級住宅地に潜む悪意の陰。まるでホラーだ。

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    2024年12月24日
  • アイアムハウス

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    世界遺産・藤湖のまわりを囲むように立つ、静謐な佇まいの十燈荘で起きた、残忍な一家殺人事件。
    秋吉一家がそれぞれの趣味にまつわる形で惨殺され、息子・春樹だけが一命を取り留めた。
    静岡県警の深瀬が誰も寄せつけずにひとりで捜査を進める。
    住民たちの微妙な距離感と土地独特のルールが浮かびあがり、16年前の「十燈荘妊婦連続殺人事件」とも関連があるのか…
    深瀬は過去の事件とどこまで関わっているのか…。

    気になるところが多すぎて時間を忘れて一気読みするが、警察関係者の人物が多いと感じた割には過去の事件との関連がさらりとしたものだったように思った。





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    2024年12月23日
  • アイアムハウス

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    2時間半ほどで一気読みできた。
    時系列に沿って構成されていること(回想シーンなどか無駄に含まれていない)により、信じられないぐらいサクサク読めた。
    伏線もラストで一気に回収され、積み残しなし!
    猟奇的一家殺害事件と曰く付き高級住宅街。
    興味をそそる背景だから没入できた。

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    2024年12月22日
  • アイアムハウス

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    締めくくり方は好きだった。
    ボリュームも軽いし難しい言葉も出てこないし、ライトに読めたが、
    でも全体的になんというか、物足りなさを感じてしまって…

    概要としては
    美しい湖から程近い、高級住宅街の一軒家に住む一家が惨殺される。なにやらこの高級住宅街は全体的に異様な雰囲気…
    みたいな感じで、
    なんかジョジョスピンオフの、『岸辺露伴は動かない』にありそうな設定だなぁと思って読んでいた。

    犯人の動機が結局よく分かんなくて共感できないのと、
    登場人物がみんな、調べたらすぐわかる嘘付き過ぎなのと、
    犯人逮捕〜!みたいな大サビのシーンが色々詰め込みすぎてつまんない時のコナンみたいだったので、
    個人的には

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    2024年12月12日
  • 再愛なる聖槍

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    説明じみた文章が多いところは気になったけれど、ストーリーが面白くて途中までぐいぐいと惹き込まれて読んだ。
    終盤になって、流石に色々と伏線仕込みすぎ、回収しようとしすぎでごちゃごちゃして面倒臭くなってしまった。整合性を高めようとして、ややこじつけ感も出てきて、やり過ぎてしまっているなと残念に思った。
    サクラと思われるレビューも残念。せっかく面白い発想のストーリーなのに、読み手が楽しく読むことに抵抗を感じてしまい、この本の魅力を削いでしまっている。

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    2024年09月11日
  • 再愛なる聖槍

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    【あらすじ】
    妻との離婚以来5年ぶりに会った愛娘とともに、
    テーマパーク・ドリームランドを訪れた元刑事の仲山。
    楽しい時間は束の間、2人が観覧車に乗った直後、
    何者かによって観覧車が乗っ取られ、人質となってしまう。
    「小人」を名乗るジャック犯に連絡役として指名された仲山と娘・凛の運命やいかに。
    そして、地上で事件解決の指揮を執っている貝崎は、5年前のクリスマスイヴに起こった
    未解決事件に関して互いの秘密を握り合う因縁の相手で――。
    絡み合う二つの事件とそれぞれの思惑。
    ドリームランドを象徴する巨大観覧車に隠された衝撃の真相とは。


    『何も失いたくない、なんて、そんなことを言う奴は決まって弱い

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    2023年08月23日
  • 再愛なる聖槍

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    ラストの描写が綺麗で好きでした。
    子供の行動原理がいかにも「大人が考えた」風。
    私がミステリを読み慣れてないせいで気になってしまいました。

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    2023年07月28日
  • 再愛なる聖槍

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    ひとつひとつはキチンと整合性が取れているのだろうけど、どうにも説明臭い。後から回収するための謎や伏線って感じが強く、こねくり回して作りあげましたみたいな。登場人物の感情も深みがない…と文句ばかり言いましたが、一応面白くは読めたので星3つ。

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    2023年05月16日
  • 再愛なる聖槍

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    クリスマスイヴの日にジャックされた観覧車。

    娘と共に、内部に閉じ込められた元警察官の孤独な戦いを描いた社会派ミステリ。警察小説的な側面も。

    終盤のタイトル回収が、なんとも言えない読後感でした。

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    2023年01月24日