由野寿和のレビュー一覧

  • 再愛なる聖槍

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    面白かった!
    親子の乗った観覧車がジャックされ、連絡役として指名される。観覧車内と地上で、事件解決のために奔走する。
    観覧車をジャックする目的、過去の事件の再考、犯人の思惑。
    中盤以降、それらが絡み合い、スピード感溢れる展開となり、カタルシスを感じながら一気読みできた。

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    2023年02月26日
  • 再愛なる聖槍

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    何の予備知識もなかったけれど、表紙の絵を見た時に「あれっ?」って思ったんです。なんかこれ、八重野統摩さんの「同じ星の下に」とテイストが似てるなぁ、って。
    なので読んでみたんです。もしかしたらまたあの時と同じように素敵な出会いがあるのでは?と思って。
    で、結果、やはり切り口も内容も読後感も、とてもテイストの似た小説だったなぁ、という印象です。著者の名前は違うけれど、これ、八重野さんじゃないの?違うのかな?
    なんというか、ひどく残酷な面もさらっと書いてしまうくせに、ベースには正義感と優しさがあって、奇抜なストーリーでどんどん引き込まれてしまうやつ。そして待っているのはチクリとした結末。八重野さんの「ナイフを胸に抱きしめて」を思い出してしまいました。
    さて、この小説の最大の魅力は、なんといっても読者に隠されている過去の事件の全容が徐々に小出しに明らかになっていく過程なのではないでしょうか。観覧車ジャックというまったく関連性のない角度からスタートするこの小説は、曲がってくねって核心へと切り込んでいきます。あり得ない展開ではあるけれど、展開の緊張感を維持しつつ、各人の想いへ言及していく手法はなかなかに素晴らしいです。
    著者紹介に「物語を愛する精神のもと」と記載されているのも好印象です。

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    2026年07月31日
  • アイアムハウス

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    オカルト?ホラー?かな?と読み進めると、
    結局、生きてる人間が一番恐い、ということだった。
    最後の場面は哀しくもあり。
    淡々と進むストーリー展開はなかなか他にはない味と面白さがあった。

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    2025年08月15日
  • アイアムハウス

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    初作家さん。十燈荘町という特殊な街での高級住宅地で起こった猟奇殺人。表紙からは全然そんな感じもないので違和感。殺された一家に隠された家族の内情とは。街が宗教っぽくなってたのがこれまた違和感

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    2025年07月15日
  • アイアムハウス

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    高級住宅地に住む一家が惨殺された事件を刑事の目線から追うミステリー
    封鎖されたのは最後だけだからクローズドサークルではないのだけど、高級住宅地の排他的な雰囲気からかどこかクローズドっぽい

    刑事目線の話だからなのか、掴んだ事実が並べられている印象が強く、その事件に関わる人の感情とか動機とかが少ない
    人間の匂いがしないために、ずっとセピア色の映像を見ているような感じだった

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    2025年07月01日
  • アイアムハウス

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    独特な雰囲気を持つ刑事が、
    閉鎖的な街で起きた猟奇的事件の真相を追う物語。

    事情聴取を軸にテンポよく話が展開され
    スムーズに読み進められるミステリーでした。
    「アイアムハウス」の回収も衝撃的でよかったです。

    また、人間の表と裏が生々しく描かれ、
    誰もが事件に何らかの形で関わっていたのが印象的。
    現代のさまざまな事件も、背景を辿ると自分が間接的に関わっている可能性が
    あるかもしれないと考えさせられました。

    一方、死神の異名を持つ刑事・深瀬の雰囲気にも引き込まれました。

    実写化されるなら深瀬役には
    今夜も星が綺麗の三福さん(芸人)を推したいです。

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    2025年06月05日
  • アイアムハウス

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    ラストまで一気読みさせる力はある。
    一方で、キャラが多い割には個性が曖昧で、”意外な犯人”というより唐突な感じがする。

    プロットはしっかり出来てはいるが、”土地の因縁”など、本筋外の枝葉が必要だったかは疑問。
    ”高級住宅街で起きた殺人事件”だけにプロットを絞った方が、話にリズムが出来た気がする。

    好みの問題だろうが、文体と言うか、人物描写も硬く、会話も違和感を感じた。
    今後の作品に期待。

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    2025年05月25日
  • 再愛なる聖槍

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    クリスマスイヴに起こった観覧車ジャック。
    その観覧車には何も知らずに離婚以来五年ぶりになる愛娘と乗っていた元刑事の仲山がいた。

    突然に停止した観覧車に「小人」を名乗るジャック犯から連絡役として指名されたのが仲山だった。
    捜査を指揮るする貝崎刑事は、仲山と同期であり、五年前のある事件にも関与していた。

    ジャック犯の目的は…。
    巨大観覧車に隠された真相とは…。

    五年前の事件から起きた観覧車ジャックだったが、見せつける為にした理由が、人とは対岸の向こうの火事と思ってしまうことの戒めだったということでもあった。
    少なからず、被害女児の気持ちをわかっていたのは身内ではなく、仲山だったということも哀しいことだと思った。



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    2025年03月21日
  • アイアムハウス

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    読みやすい。薄暗いトーンではあるけどドタバタ劇で、展開が二転三転して最後まで腑に落ちないところはあった。
    現実的なようで現実からはかけ離れた舞台で面白かった。

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    2025年02月01日
  • アイアムハウス

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    面白かった
    魅力的な登場人物と興味深い物語の展開に一気に読み終えました
    新たな作家さんとの出会いを嬉しく思った

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    2025年01月09日
  • アイアムハウス

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    あまり期待してなくて、積読していたけど読みはじめたら設定が面白くて一気読みしました。
    ミステリー作品が大好きな作家さんが、色々設定を考えて書いただろうなと思った。

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    ●設定
    ①外界と遮断された町
    閑静な別荘地域のような十燈荘(じゅっとうそう)
    世界遺産・藤湖のまわりにそびえ立つ町。
    藤湖トンネル以外は外(市外)へ繋がらない道。
    ⇒通称、神の道。

    ②一家猟奇的殺人
    それぞれが異なった殺害方法。
    以前にも、この町では連続殺人があった。
    なのに、
    住むのが憧れの町。選ばれた人しか住めない。
    禁足地のような神に近い町。

    ③死神と呼ばれる刑事
    曰く付きの偏屈刑事。過去の事件で相棒をなくし、単独行動を主としている。
    家の声が聞こえるや、精神内科に通う。
    十燈荘には過去の因縁がある。

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    ●手順としては、
    殺人事件が起こり、捜査が始まってから時間ごとに刑事目線で追っていくストーリー。
    経過時間が記されていたり、登場人物もある程度限られているので分かりやすいし、続きが気になって読みたくなる。
    (事件当日→翌日で解決している)

    被害者や、証言者の誰と誰が過去に関係していたか、事実を解いていく。最後の方は情報が混雑しすぎて一回じゃ理解できなかったので、結論がわかった上でもう一度読み返した。

    人が住んじゃいけない町ということだろうか?

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    2025年01月08日
  • アイアムハウス

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    十燈荘という高級住宅街で起こった一家惨殺事件。
    名前から察するに綾辻先生の館シリーズよろしく、クローズド系の作品かと思いきや、警察目線でストーリーが展開していく。

    私が最近読んだ作品で言うと、別荘舞台という点でも東野圭吾先生の「あなたが誰かを殺した」に近い雰囲気。


    ミステリ作品にしては短くまとまっており、1〜2日で一気に読める。
    関係者の聞き込みベースで話は進んでいき、多くの謎が展開される。

    この量の謎や伏線は回収されるのだろうか?とやや不安でしたが、最後にはすっきりまとまり、いい締め方。


    ややサイコホラー感もあるので、そこが合わない人がいるかもしれませんが、全体を通して良い作品でした。

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    2025年01月02日
  • 再愛なる聖槍

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    ネタバレ

    文章も読みやすく、読書初心者さんやミステリー初心者さんにもおすすめ!だからといって、物足りない感はないです。

    最後までハラハラドキドキ!!
    タイトルの意味がわかった時は切なくなった。

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    2024年10月09日
  • 再愛なる聖槍

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    現代日本での警察をテーマにしたミステリ小説。
    しかし「観覧車ジャック」という、奇想天外な舞台がテーマになっている。

    最初は本当によくある、と言っては失礼だがそんなストーリーが始まる。
    主人公である警察官の仲山は仕事に明け暮れ家族と離婚をする。
    さらには警察官を辞め、元警察官という肩書きだけの始末だ。

    そんな仲山が娘に久しぶりに再会しテーマパークに遊びに来ることに。
    そのテーマパークは目玉である観覧車「ドリームアイ」がある。仲山が目的としているのはこれだった。


    しかし仲山と娘がドリームアイに乗り、いよいよテッペンというところで事件が起こる。
    「小人」と名乗る者から犯行予告が届いたのだ。
    そしてその直後、本来は仲山が乗るはずだった1つ前のゴンドラが、地上に落ちたのだった…。

    警察関係者、テーマパーク関係者、皆が怪しい行動をし始める。
    真犯人は誰なのか?そして「小人」の目的は何なのか?

    ここから先はぜひ作品を読んでいただきたいのだが、まずはなんと言っても「謎」がわかりやすい。
    ミステリを読み慣れていない人にとっては「伏線」を明確に理解して、その伏線の回収につなげることを見逃してしまうことになってしまう。

    本作は伏線や謎が堂々と張られており、最終的にはしっかりと回収をしてくれる。
    内容としても非常にフェアなミステリだ。
    どれだけフェアなミステリを描けるかは、著者の技量にかかってくることだが、登場人物の関係性などを整理してわかりやすく描かれていると感じた。

    次から次に怪しい人物や、怪しい過去、怪しい関連事件が出てきて、気づいたら時間が過ぎている。
    久しぶりに一気読みをした小説でした。


    ぜひ読んでみてね。

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    2024年09月15日
  • 再愛なる聖槍

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    とても読みやすく、面白かったです。
    ただ、最初のゴンドラが落とされて亡くなられた人が誰なのか気になります。しかも2人?誰ですかね?

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    2024年01月28日
  • 再愛なる聖槍

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    クリスマスイヴに起こった観覧車ジャック。
    読み始めてから止まらなくなった。
    犯人が最後まで誰かと想像がつかなかった。

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    2023年12月06日
  • 再愛なる聖槍

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    ちょっと追記。
    いいねしてくれた方の本棚に行ったのですが、この作品だけを登録して、★5をつけてるアカウントがかなりたくさんあった。。。
    何かちょっと。。。(-。-;
    追記終わり。



    先週の木曜日から、主人のご両親が札幌から我が家に5日間遊びに来られていた。
    またまたなかなか読書をしている時間がとれず。。。
    隙間隙間に読んでいたが、この本は一気に読んだ方が面白そうだ(^^)

    かなりの高評価の本だったので、期待値高めだった。
    ストーリーはかなり自分好み。展開もいいし、キャラもいい、最後の落ちもいい!
    なのになんだろ、この読んでいる間中モヤモヤする感じ。。。

    会話文で進行していく感じが好みではないからなのか?自分でもよくわからないが、生意気なことを書くと、別の作家さんがこの本を書いてくれたら、文句なしの★5かなって思ってしまった(^◇^;)

    遠隔操作でゴンドラを落とすのってどうやるんだろう??
    出来るのかなぁ?
    死んだ人は誰だったんだろう??
    読み逃したかな??

    いやいやしかし、とっても自分好みのストーリーなことは間違いない(*^▽^*)


    仲山は元交番勤務の刑事だった。
    妻との離婚後、5年ぶりに会った愛娘とテーマパーク・ドリームランドを訪れた。そのテーマパークには巨大な観覧車があった。
    仲山は当選した観覧車のチケットで娘と2人で乗車する。
    しかし動き出して間もなく、何者かによって観覧車が乗っ取られ、観覧車の乗客が人質となる。

    「小人」を名乗るジャック犯は、連絡役として仲山を指名する。
    どうやら犯人は仲山を知る人物らしい。

    地上で事件解決の指揮を執っている貝崎は、仲山の同期で、5年前のクリスマスイヴに起こった
    未解決事件に関して互いの秘密を握り合う因縁の相手だった。

    小人を名乗る犯人は、警察の人間なのか?
    5年前の事件と繋がりがあるのか?

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    2023年09月21日
  • 再愛なる聖槍

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    評価はわかれているみたいだけど、私は面白かった。
    クリスマスの観覧車ジャック、誰が敵で誰が味方なのかなかなか掴めず、ハラハラしながら読んだ。
    テンポ感がよくて、サスペンスドラマをみているようだった。

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    2023年05月22日
  • 再愛なる聖槍

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    『前代未聞の観覧車ジャックの目的とは…』

    ドリームランドのシンボルである展望型巨大観覧車「ドリームアイ」。見晴らしを重視するためゴンドラは12台しかないが、1周に1時間かかるという回転率の悪い人気アトラクションである。そんな観覧車の運転システムが何者かに乗っ取られた…。クリスマスイヴに起こった前代未聞の"観覧車ジャック"こそ、このミステリー作品の肝となる設定だ。

    主人公はこの観覧車にたまたま乗り合わせた元警察官の仲山。ある事件を機に警察を退職し、妻とも離婚。別居する娘と久しぶりに遊園地に来た中での出来事であった。ゴンドラの中でまんまと観覧車ジャックの人質となってしまった親子であったが、人付き合いが不器用な仲山の娘への愛情もまた、この作品の見どころである。

    そしてこの観覧車。なんと犯人である"小人"の要求に応えなければ、次々にゴンドラが落とされる。もちろん巨大観覧車である。落ちると命はない。ゴンドラの中から繰り広げる犯人との駆け引きや攻防は読み応え十分。読者も観覧車の中にいるような錯覚をおぼえ、いつ落とされるかわからないというハラハラドキドキする臨場感を味わえる。

    元妻・警察・遊園地スタッフ・運営企業・そして過去事件の関係者。みな怪しく思える人間関係と、複雑に絡み合う思惑。観覧車に乗り合わせたのは偶然なのか、必然なのか。そもそもこの観覧車が作られた目的とは…。スケールの大きな物語で先が読めない展開は、まさに本格ミステリー作品であった。

    本書は著者・由野寿和さんのデビュー作であるという。「最愛」ではなく「再愛」であるタイトルの伏線も見事に回収。斬新な設定と魅力的なキャラクターでとても楽しめた。「物語を愛する精神のもと作品を執筆」という巻末の著者紹介にも納得。次回作にも大いに期待。

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    2023年02月24日
  • アイアムハウス

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    家の声が聞こえるというのは比喩?共感しづらい解決法だなと思うが事件を解決したい気持ちはとてもわかった。

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    2026年05月07日