【感想・ネタバレ】アイアムハウスのレビュー

あらすじ

家族を繋ぎとめていたものは
絆かそれとも呪縛か

世界遺産・藤湖のまわりを囲むようにそびえ立つ、静謐な佇まいの十燈荘。
晩秋、秋吉一家がそれぞれの“趣味”にまつわる形で惨殺され、息子・春樹だけが一命を取り留めた。
静岡県警の深瀬が捜査を進めると、住民たちの微妙な距離感、土地独特のルールが浮かび上がる。
そして実は深瀬は、16年前の「十燈荘妊婦連続殺人事件」にも関わっていて――。
犯人は一体誰か。なぜ秋吉家が犠牲となったのか。春樹だけが生き残った意味とは。
結末に驚愕必至のミステリー傑作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

高級住宅街で起こる猟奇的な一家殺人事件。
その土地は閉鎖的で、十六年前にも妊婦連続殺人事件があったところだった。
その事件に死神と呼ばれる刑事と新米刑事が挑む。

面白かった…!珍しく一気読みした!前情報を全く入れずに読んだので、ミステリなのか、ホラーなのか最後までドキドキした。
そして誰が味方で誰が裏切り者なのか、どれが真実でどれが嘘なのか、最後の1ページまでハラハラした。最後まで読み切ったいま、また最初から読み返してみたいとさえ思う。
まあ…ただ犯人の能力は…それはちょっと…現実離れしていて…ズルい……。もしマイナスを上げるとしたらそこだけだな〜。
主人公の“病気”も、どちらの判断が正しくて本当なのか最後までグレーなところがいい!
キャラもとても魅力的だったので、もしこれがシリーズ化されたら次も絶対読むと思う。

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2025年06月14日

Posted by ブクログ

始まりから終わりまで疾走感があって面白かった。一気読み。容疑者がどんどん増えていき、最後まで面白かった。そして、結末まで回収されていないところある気がするけど、そのまま終わるのか?と思っていたら、エピローグで納得のある回収。感動した。最後がすごく個人的に好きでこのためにまた忘れた頃に読みたいなって思ったので星5!

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2025年04月21日

Posted by ブクログ

オカルト、洗脳、ミステリー。色々な要素を詰め込んだサービス感のある作品。ところどころ、それは、無理じゃないかな?ってところもあったし、いきなり明かされる真実に納得いかない部分もあったけれど、スピード感満載でラストまで突っ走る感じは良かった。

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2025年03月20日

Posted by ブクログ

久々にミステリー面白いって思った。
人から見える家族は、きっとだいたいの家が真実じゃない姿。
最後はグッときた。

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2025年03月05日

Posted by ブクログ

去年から読みたい、読みたいとずっと思っていた本を読むことができました!
誰が犯人なのか疑わしい人が出てきても決してそれだけで終わるのではないという展開が良かったです!
読み応えがありました。

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2025年01月10日

Posted by ブクログ

久しぶりに続きが気になって止まらない本と出会えた!
猟奇殺人の現場から始まって、知れば知るほど不穏な町。そこに住む人や、係る人物がまた怪しい!何がホントで嘘なのか?
出てくる人も少なくてなんとなく犯人も目星がつくけど余韻を残す終わり方。
初めましての作者さんだったけど読みやすくて、違う作品も読んでみたくなった。

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2025年01月05日

Posted by ブクログ

臨場感たっぷりのミステリー小説。
犯人を追求するのはもちろん面白いのだが
全ての登場人物が怪しくて見事に騙された。
もちろん伏線回収の爽快感もたまらん。
癖が強いミステリー小説でした(褒めてます)
もともとミステリー小説を読むことが少ない私にとっては、恐怖の読書時間だった(褒めてます)
でも、仮想世界(SNS)と現実世界のズレや潜んでいる闇が面白い。
面白いと書くとさまざまな捉え方がありますが、毒々しくて面白かったです。
私好みのミステリー小説。

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2024年12月04日

Posted by ブクログ

誰が犯人か予想しながら読み進めたのですが、ラストで伏線回収的に繋がっていく感じのスピード感が早かったです。アイアムハウスの意味がわかった時に、自分の家族やこどもとの関係を振り返って、考えさせられました。

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2024年11月28日

Posted by ブクログ

オカルト?ホラー?かな?と読み進めると、
結局、生きてる人間が一番恐い、ということだった。
最後の場面は哀しくもあり。
淡々と進むストーリー展開はなかなか他にはない味と面白さがあった。

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2025年08月15日

Posted by ブクログ

初作家さん。十燈荘町という特殊な街での高級住宅地で起こった猟奇殺人。表紙からは全然そんな感じもないので違和感。殺された一家に隠された家族の内情とは。街が宗教っぽくなってたのがこれまた違和感

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2025年07月15日

Posted by ブクログ

高級住宅地に住む一家が惨殺された事件を刑事の目線から追うミステリー
封鎖されたのは最後だけだからクローズドサークルではないのだけど、高級住宅地の排他的な雰囲気からかどこかクローズドっぽい

刑事目線の話だからなのか、掴んだ事実が並べられている印象が強く、その事件に関わる人の感情とか動機とかが少ない
人間の匂いがしないために、ずっとセピア色の映像を見ているような感じだった

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2025年07月01日

Posted by ブクログ

独特な雰囲気を持つ刑事が、
閉鎖的な街で起きた猟奇的事件の真相を追う物語。

事情聴取を軸にテンポよく話が展開され
スムーズに読み進められるミステリーでした。
「アイアムハウス」の回収も衝撃的でよかったです。

また、人間の表と裏が生々しく描かれ、
誰もが事件に何らかの形で関わっていたのが印象的。
現代のさまざまな事件も、背景を辿ると自分が間接的に関わっている可能性が
あるかもしれないと考えさせられました。

一方、死神の異名を持つ刑事・深瀬の雰囲気にも引き込まれました。

実写化されるなら深瀬役には
今夜も星が綺麗の三福さん(芸人)を推したいです。

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2025年06月05日

Posted by ブクログ

ラストまで一気読みさせる力はある。
一方で、キャラが多い割には個性が曖昧で、”意外な犯人”というより唐突な感じがする。

プロットはしっかり出来てはいるが、”土地の因縁”など、本筋外の枝葉が必要だったかは疑問。
”高級住宅街で起きた殺人事件”だけにプロットを絞った方が、話にリズムが出来た気がする。

好みの問題だろうが、文体と言うか、人物描写も硬く、会話も違和感を感じた。
今後の作品に期待。

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2025年05月25日

Posted by ブクログ

読みやすい。薄暗いトーンではあるけどドタバタ劇で、展開が二転三転して最後まで腑に落ちないところはあった。
現実的なようで現実からはかけ離れた舞台で面白かった。

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2025年02月01日

Posted by ブクログ

面白かった
魅力的な登場人物と興味深い物語の展開に一気に読み終えました
新たな作家さんとの出会いを嬉しく思った

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2025年01月09日

Posted by ブクログ

あまり期待してなくて、積読していたけど読みはじめたら設定が面白くて一気読みしました。
ミステリー作品が大好きな作家さんが、色々設定を考えて書いただろうなと思った。

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●設定
①外界と遮断された町
閑静な別荘地域のような十燈荘(じゅっとうそう)
世界遺産・藤湖のまわりにそびえ立つ町。
藤湖トンネル以外は外(市外)へ繋がらない道。
⇒通称、神の道。

②一家猟奇的殺人
それぞれが異なった殺害方法。
以前にも、この町では連続殺人があった。
なのに、
住むのが憧れの町。選ばれた人しか住めない。
禁足地のような神に近い町。

③死神と呼ばれる刑事
曰く付きの偏屈刑事。過去の事件で相棒をなくし、単独行動を主としている。
家の声が聞こえるや、精神内科に通う。
十燈荘には過去の因縁がある。

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●手順としては、
殺人事件が起こり、捜査が始まってから時間ごとに刑事目線で追っていくストーリー。
経過時間が記されていたり、登場人物もある程度限られているので分かりやすいし、続きが気になって読みたくなる。
(事件当日→翌日で解決している)

被害者や、証言者の誰と誰が過去に関係していたか、事実を解いていく。最後の方は情報が混雑しすぎて一回じゃ理解できなかったので、結論がわかった上でもう一度読み返した。

人が住んじゃいけない町ということだろうか?

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2025年01月08日

Posted by ブクログ

十燈荘という高級住宅街で起こった一家惨殺事件。
名前から察するに綾辻先生の館シリーズよろしく、クローズド系の作品かと思いきや、警察目線でストーリーが展開していく。

私が最近読んだ作品で言うと、別荘舞台という点でも東野圭吾先生の「あなたが誰かを殺した」に近い雰囲気。


ミステリ作品にしては短くまとまっており、1〜2日で一気に読める。
関係者の聞き込みベースで話は進んでいき、多くの謎が展開される。

この量の謎や伏線は回収されるのだろうか?とやや不安でしたが、最後にはすっきりまとまり、いい締め方。


ややサイコホラー感もあるので、そこが合わない人がいるかもしれませんが、全体を通して良い作品でした。

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2025年01月02日

Posted by ブクログ

このページ数でそこそこ登場人物がいるのに、スッキリまとまっていました。
タイトルの伏線回収も同様にスッキリでした。

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2024年12月20日

Posted by ブクログ

とても読みやすいサイコホラーでした。
嘘と嘘と嘘と嘘と真実、読み進める中で全てが嘘なのではないかと疑ってしまうようになりますが、だからこそ一つの真実が胸に刺さります。
アイアムハウス、この言葉は誰が発する言葉なのか、最後までお楽しみください。

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2024年12月09日

Posted by ブクログ

あらすじや前情報で、もっとトリッキーな作品かと思っていたが、終盤までは淡々とした警察小説。
警察小説大好きなので、ワクワクしながら読んでいたけれど、ラストはやっぱりトリッキーだったかな。
そこにはあまりグッとこなかった。
「はぁ、そうですか…」と、今までの展開は何だったんだろう。と思ってしまった。

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2025年07月04日

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面白くないワケじゃない。
誰が犯人なんだろうと気になるし、十燈荘という町の冷ややかさというか、不穏な感じの設定も気になるしどんどん読み進められるんだけど、なんだか唐突な展開というか、サイコパスというかなんというか。

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2025年05月25日

Posted by ブクログ

静岡県藤市の高級住宅地・十燈荘に住む秋吉という家で殺人事件が起きた。父親はゴルフボールを詰められ窒息死、母親は業務用冷蔵庫で凍死、長女はワイヤーで縛られ風呂で溺死。長男のみがコードで首を絞められたが意識不明で病院に搬送された。この猟奇的な殺人事件の犯人は誰なのか。なぜ秋吉家が狙われたのか。新人刑事・笹井は死神と呼ばれる刑事・深瀬について捜査にあたることに…。
高級住宅地にUターン移住した秋吉家、初めの情報では仲の良い家族に見えたが、捜査が進むと違った姿が見えてくる。高級住宅地に何があるのか…みたいなところがメインなんだろうけど、結局高級住宅地に潜む悪意みたいなものは描かれていたようないないような結末。結果として秋吉一家は何ひとつ悪くなくて単なる被害者だったし。猟奇殺人になった経緯とかも何かはっきりしないというか。なんか色々詰め込み過ぎてるのか、面白くなかったわけではないけれど、個人的には今ひとつ微妙な感じ。

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2025年05月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトルが気になったのと、どなたかが勧めていたので読んでみた。猟奇的な殺人事件に、死神とあだ名される男が単独で挑んでいく…というお話。割と文章はサクサクで、展開も早い。ただキャラクターの誰もが嘘をついている、しかも結構そのキャラクターが多いので状況整理がちょっとめんどくさい。犯人の動機はまだしも、マインドコントロールをして犯行をさせている…ていうのがどこかしっくりこない。あんなに軽くみんな暗示にかかっちゃうのかな。そこらへんがムズムズする作品だった。ラストは救われて良かったなあ。

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2025年05月17日

Posted by ブクログ

会話文が多く読み易い。展開も早めでサクサク読める。ただ深みがなく少し物足り無く、世間の評価とのギャップを感じた。

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2025年03月20日

Posted by ブクログ

人の思想とか行動って周りの環境とか影響で変わってしまうの怖いなあ。
何かに染まり切らないように、いろんなものを取り入れたいと思った。

真相に迫っていく感じにドキドキ

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2025年02月08日

Posted by ブクログ

今までにはないタイプのミステリー。
人が殺され犯人を追うという単純なストーリー設定だが、犯人に辿り着くまでが複雑!!
最後の結末がもっと詳しく詳細知りたかった。きっと作者の中には細かい設定があるんだろうが、全ては語ってない感じがする、、、
内容はとても読みやすいので、ミステリーが好きな人はぜひ。

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2025年02月06日

Posted by ブクログ

藤湖を臨む十燈荘で起こった殺人事件。16年前の妊婦連続殺人事件との関連を疑う刑事。閉ざされた高級住宅地に潜む悪意の陰。まるでホラーだ。

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2024年12月24日

Posted by ブクログ

世界遺産・藤湖のまわりを囲むように立つ、静謐な佇まいの十燈荘で起きた、残忍な一家殺人事件。
秋吉一家がそれぞれの趣味にまつわる形で惨殺され、息子・春樹だけが一命を取り留めた。
静岡県警の深瀬が誰も寄せつけずにひとりで捜査を進める。
住民たちの微妙な距離感と土地独特のルールが浮かびあがり、16年前の「十燈荘妊婦連続殺人事件」とも関連があるのか…
深瀬は過去の事件とどこまで関わっているのか…。

気になるところが多すぎて時間を忘れて一気読みするが、警察関係者の人物が多いと感じた割には過去の事件との関連がさらりとしたものだったように思った。





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2024年12月23日

Posted by ブクログ

2時間半ほどで一気読みできた。
時系列に沿って構成されていること(回想シーンなどか無駄に含まれていない)により、信じられないぐらいサクサク読めた。
伏線もラストで一気に回収され、積み残しなし!
猟奇的一家殺害事件と曰く付き高級住宅街。
興味をそそる背景だから没入できた。

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2024年12月22日

Posted by ブクログ

締めくくり方は好きだった。
ボリュームも軽いし難しい言葉も出てこないし、ライトに読めたが、
でも全体的になんというか、物足りなさを感じてしまって…

概要としては
美しい湖から程近い、高級住宅街の一軒家に住む一家が惨殺される。なにやらこの高級住宅街は全体的に異様な雰囲気…
みたいな感じで、
なんかジョジョスピンオフの、『岸辺露伴は動かない』にありそうな設定だなぁと思って読んでいた。

犯人の動機が結局よく分かんなくて共感できないのと、
登場人物がみんな、調べたらすぐわかる嘘付き過ぎなのと、
犯人逮捕〜!みたいな大サビのシーンが色々詰め込みすぎてつまんない時のコナンみたいだったので、
個人的にはあまり刺さらなかった。

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2024年12月12日

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