長岡健のレビュー一覧

  • ダイアローグ対話する組織

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    改めてコミュニケーションは大事だな、と感じる一冊でした。

    様々な組織内で生じるズレは、お互いの背景などの理解不足から生じていると感じます。対話を通して、お互いの背景や価値観などを理解することで、様々なことが上手く進むものだと思いました。

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    2025年02月28日
  • みんなのアンラーニング論 組織に縛られずに働く、生きる、学ぶ

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    VUCA、XXトランスフォーメーションなど変化にまつわるキーワードに我々はとり囲まれている。それゆえか「学習棄却」とも訳される「アンラーニング」の重要性について論じる場面に出くわすことが多くなった。

    では、そもそもアンラーニングとは何なのか。なぜそれが求められているのか。本書では個人の視点からのアンラーニング(学びほぐし)、組織の視点からのアンラーニング(学習棄却)を意識的に分離して扱っている。
    組織の視線ではビジネス環境の変化などにより慣習を棄却するということはある程度必須になってきている。では、個人はどうか。そもそも「棄却」することなどできるのだろうか。
    個人の視点で重要となるのは、一度

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    2022年01月07日
  • ダイアローグ対話する組織

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    気がつけば対話ではなく対論になっている、そうしたコミュニケーションが最近多くないか?
    例えば、職場で。または、ネット空間で。
    しかしもっと自分の体験や思いを起点に耳を傾け、理解し合うことで見えて来るものがある。

    対論では、相手をその場で打ち負かすことが出来たとしても、協力を得られるとは限らない。対話のようなしなやかなアプローチこそが、平時のコミュニケーションでは大事だと感じた。

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    2021年03月02日
  • ダイアローグ対話する組織

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    この本が2009年に出版されていることに衝撃を受ける。もう10年以上も前に、組織に通底するコミュニケーションの問題に気づいていたことに。アントニオ猪木の名言「ピンチっていうのは、ひとつのものじゃなくて、いろんな厄介事がダマになってやってくる。そのダマを一つずつ解きほぐして、一つずつやっつけていけば、ピンチってのは必ず乗り切れる」コミュニケーション不全がダマを生み出している。それを解きほぐすには、コミュニケーションそのものにメスをいれなければならない。

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    2021年02月09日
  • ダイアローグ対話する組織

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    ものすごく参考になる本だった
    必ず時間が経ったらもう一度読み直したい

    今の時代はそれぞれ一人一人が自分でやる気を出し行ったことに生きがいを感じる
    誰かに言われてはやりたくない
    そういった前提のもとに組織をより活性化させていくには、ダイアローグが大切である

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    2017年06月03日
  • ダイアローグ対話する組織

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    コミュニケーションとは一方的な情報伝達ではなく、双方向的な相互作用的なものである。
    議論では多様な立場が対立の原因になることがあるが、対話では多様な立場は多様な視点であり望ましいものとなる。
    学習とは伝達ではなく変容なのである。
    他者の経験した事例発表が、どうも腑に落ちにくいのはそれが単なる一方通行の情報伝達に終わっていたせいではないかと気がついた。

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    2015年06月06日
  • ダイアローグ対話する組織

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    コミュニケーションの在り方としての対話。伝える・伝わるとは何か、真の情報共有とは何か、コミュニケーションの本質をつく秀逸の一冊。

    コミュニケーションの本質を一方通行の客観的事実(知識・情報・データなど)の伝達ではなく、客観的事実に対する意味を創造・共有していくことと説く。そして対話とは相互の意味づけを相互に確認するプロセス。対話の効果は真の理解を得ることから変容すること(これを筆者は学習と言っている)へつながるという。

    「物事の意味とは客観的事実ではなく、社会的な構成物である」という社会構成主義の主帳を一つのアカデミックな視座として持ち、認知科学などの知見からもサポートするこの本は非常に納

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    2012年03月10日
  • ダイアローグ対話する組織

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    久しぶりにビジネス書を読んでみた。とはいえ、学的根拠がちりばめてあり、他の類書とは奥行きが違う。
    書かれていることには、ほとんどの部分で共感できた。意味付け・共有、ストーリーモード、サードプレイス等の考え方は、まさに我が意を得たりだ。

    でも、実際問題、そもそも「対話」ができる、通じる相手は自組織に何人いるだろうか。相手を問わず対話を積み重ねれば、組織変革が起きて、望ましい方向に向かうのだろうか。そこにはやはり、ある種の壁があるのは受忍しなければならないだろう。

    また、実践の際には、「対話」や「サードプレイス」を設定する上での金銭的・時間的コストと効果を比較考量が必要だと思う。個人的には、各

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    2011年10月22日
  • ダイアローグ対話する組織

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    個人的に著者のファンでもあるのでひいき目ではあるが、人材育成、組織マネジメントに携わる人は読んでほしい一冊。

    僕が今までマネジメントした組織には上手くいったものも、そうでないものもあるが、上手くいったチームの時は必ず充実した部下との対話があった。と、言うことを改めて振り返ることができた本。

    著者はサードプレイスの場を提供しているが、人気があって入れないのが玉に瑕。

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    2010年07月07日
  • ダイアローグ対話する組織

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    北欧では精神科疾患のある人とのオープンダイアローグが症状緩和、治療効果があるという。経営、組織への援用のほどは...。まあ読めばわかります。サードプレイスをこういう場にするべく実践してきたが、まだまだ足りないことを再確認。企業内研修以外の場(対話を通じた学びほぐし)をリデザインするためのインプットでした。

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    2021年01月30日
  • ダイアローグ対話する組織

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    2020年5月再読
    「物事の意味とは客観的事実ではなく、社会的な構成物である」というのが、社会構成主義の考え方。要するに、客観的に存在していると思っている「物事の意味」が、実は人々の社会的なやりとりの結果としてつくり出されてきたものである、という考え方。
    難しい考え方であるが、私の理解は、ある集団の中での、普段のやり取りが、その集団の現実になるという感覚。悲観的なやり取りばかりの職場の現実は、決して明るいものにならないということ。言葉が、コミュニケーションが現実社会を構成する、ということ。
    面白いと、思うが、まだ何となく眉に唾をつけて読んでいる。もう少し、ちゃんと社会構成主義の勉強しないと、な

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    2020年05月28日
  • ダイアローグ対話する組織

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    実はデイヴィッド・ボームの「ダイアローグ」は小難しくて今ひとつピンとこなかったんだけど、この本はいい。

    「対話」の定義やその意味付けが丁寧にわかりやすい(かつ著者自身の)言葉で、書かれている感じ。

    あとちゃんと「対話」のネガティブな一面にも言及しているところが好感が持てました。

    著者の方達と"ダイアローグ・オン・ダイアローグ"がしてみたいのと、「ラーニングバー」にも興味津々です。

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    2019年01月20日
  • ダイアローグ対話する組織

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    社会構成主義、アンラーニングについて初めて学んだ。経営にも教育にも活かすことができる非常に価値のある本である。

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    2015年04月18日
  • ダイアローグ対話する組織

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    今日の1冊「ダイアローグ 対話する組織」(中原淳、長岡健)
    今までの教育は、上から下へ知識を教え込む方式が主体でした。
    このやり方だと受けては、理解したけど実行できないということが起こります。
    共感が得られ、行動や考え方に反映されて初めて本当に伝わったと言うことができます。
    一方通行にならない教育方法として対話(ダイアローグ)があります。
    特に理念、信念、ビジョンの共有するためには有効だそうです。
    一つのテーマについてお互いに意見を交換することで相互に理解を深めてゆくコミュニケーション手段です。
    対話(ダイアローグ)は理想的なコミュニケーション手段だと思います。

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    2013年06月28日
  • ダイアローグ対話する組織

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    仕事の中での対話の重要性。非常に腑に落ちました。導管メタファーだけではダメなんだな。個人的には昔から気になっていた言葉が様々な場所に登場して、それらが関連付けできたのが、大きかった本でした。

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    2013年03月09日
  • ダイアローグ対話する組織

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    ネタバレ

    組織内のコミュニケーションのあり方について「ダイアローグ(対話)」をテーマに心理学・教育学の分野から学術的に説明してくれる本書。

    自分が所属する組織でも本書にあるような問題が起きているので、とても参考になった。

    ・「導管メタファー」というコミュニケーション感。情報はそのまま相手に伝わらない、情報に対しての「意味づけ」は人によって異なる。
    ・他者を理解することで自分を理解する
    ・Serious Fun 物事を真面目に楽しむ
    ・学ことは知識を得ることではなく、行動や思考様式を変化させること

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    2013年02月25日
  • ダイアローグ対話する組織

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    「対話」の重要性を伝えている一冊。

    普段、「対話」=「雑談」のように感じている私たちにとって
    非常に重要な指摘をしている。
    また、そのまま物事を伝えようとする、導管メタファーにとらわれすぎていることも指摘されており、

    企業人でなくとも一読に値すると思う。

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    2013年01月03日
  • ダイアローグ対話する組織

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    導管メタファーでは伝えきらないことを「対話」で解決することの大切さを教えてくれる本。
    読まれ易さを意識した装丁(一見稚拙に見える)もこの手の本には大切な要素で好感が持てる。
    具体例を多用した記述はイメージが容易で非常に判り易い。
    情報やデータをそれぞれがどのように「意味づけ」を行った上で「対話」というコミュニケーションで相互理解に帰着するか?という半分ワインの入ったボトルの話なんか秀逸。
    僕自身は「対話」の大切さを著者とのFace to Faceの「対話」で学んだ訳ではなく、活字を通した「対話」で理解することができた。
    「対話」はちゃんと書かれた活字をちゃんと読めれば、すなわちコミュニケーショ

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    2012年04月02日
  • ダイアローグ対話する組織

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    大人の学びをテーマに研究する中原淳さんと、長岡健さんによる本。仕事におけるコミュニケーションの重要さと、その中での「対話」の必要性を説く内容には共感するところ大。

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    2010年03月27日
  • ダイアローグ対話する組織

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    ■概要
     東京大学の中原准教授と、産業能率大学の長岡教授による、最新の書籍。

     SNSなどの非公式なネットワークや、パワーポイントを使ったプレゼンテーションなど、情報の伝達・共有などが一昔よりも容易かつスピーディーに行われるようになったものの、「なんか伝わらない」「行動に移らない」という問題意識を時々耳にする。組織の理念浸透やOJTなどにしても、みんな言葉や技術、数値、やり方はそらで言えたりするのに、懸案が一向に解決しなかったりする。これらの問題は、すべてコミュニケーションのあり方に起因する、と著者らは言う。

     唯一絶対的な解釈などない、人は事象に対して主観的な意味づけをすることで物事を

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    2010年11月09日