コウケンテツのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
高評価も納得の良書。わたしはごはんを作るのが好きではない、食べる専門タイプですが、そんな人間でも共感するところがありました。料理研究家レベルで料理好きだろうから、一般女性たちの気持ちなんて共感できるわけない・・と思いながら読み始めた自分が浅はかでした。他の方のレビューを見ればわかりますが、本書を評価している多くは女性です(多分)。そのくらい、いろいろある中で料理をつくる女性の気持ちに寄り添っている一冊なんです。ただ、エッセイメインでレシピはほぼないのでレシピ本かと思って手に取らないように注意です。
■巻末のレシピがとても簡単そう(に見える
まだやっていません。笑 野菜を切って和えるとか、スープに突っ込んで完成とかそういう料理が紹介されています。料理研究家といえば、いろんな材料を色鮮やかに使いがちなイメージですが、そうでもない。むしろ包丁を使わずにできるレシピなどyoutuberが紹介するようなレシピがでてきます。
■包丁とまな板を排除する
そう!!切るのが面倒なんですよね。料理研究家なのにその気持ちに寄り添えるんだ!!というのはとても驚きでした。
■手料理=愛情?
この見出しでドキッとしました。手料理は愛情だと思っていたし、料理研究家なら手料理以外縁がないだろうと思ったからです。でも、本書ではときにはお菓子だけでもなんでもいいと言ってくれています。育児サイトや育児本でここまでいいきることってないですよ?子供がお腹が満たされればそれでいい。しんどい人にとっては楽になる言葉です。茶色いおかずだけだとしても自分たちがOKなら万事OKってそういう言葉を待っていたんですよね。(できれば夫に) -
Posted by ブクログ
家族のために毎日料理をする人の気持ちに寄り添った本。日々の料理、片付けの面倒くささ、そしてネガティブフィードバックばかりの家族の態度、非協力的で食べるだけの配偶者、などなど。「しんどい」が「憎い」に変わってしまうという主婦の本音に著者が共感しまくってくれるため、読むだけで心が救われる読者は多いはず。
「家で料理ばかり作っていたら、私のサンシャインが輝かないじゃない。私が輝いてこそ家族が輝くのよ。」と言うフランス人女性の言葉は衝撃的。平日は家で料理せず、お惣菜や冷食など並べるだけの料理で済ませるのだそう。そもそも日本の家庭は一度に食べる料理の品数が充実しすぎている。本書の中で著者が述べるように、一つのおかずとご飯だけ、いくつもお皿を使わずにワンプレートに盛る、という料理のシンプル化を実践することで、日々の料理のハードルはぐっと下がる。
また、モチベーション維持のためにも家族の協力とポジティブフィードバックは必要不可欠だと著者は言う。料理を食べる側の人は「口で言わなくても伝わるだろう」「直接言うのが恥ずかしい」などと理由を並べて寡黙に食べている場合ではない。
本書は料理を心から楽しんでいる人には響かないだろうが、少しでも面倒に思っているなら読んでほしい。この本の高評価の秘密が分かる。料理をする人のみならず、その配偶者にまで読ませたくなる良書。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ人気料理研究家・コウケンテツ初の書き下ろしエッセイ!
おうちごはん作りに疲れてしまったすべての人へ寄り添う一冊。
料理研究家だって、
毎日のごはん作りはしんどいんです
仕事として、家事として、趣味として、長きにわたって料理と向き合ってきたコウケンテツ氏が、
毎日「おうちごはん」を作っている人の気持ちを少しでも軽くしたい、
気持ちに寄り添いたい、作る人が元気になるような本を作りたい、
という気持ちから生まれた本作。
エッセイのほか、料理の「手間」を排除する実用レシピもたっぷり掲載。
「おうちごはん」を作ることがしんどくなってしまったすべての人へ届きますように。(紹介文より)
ーーーーーーーーーーー
タイトルと目次勝ちの1冊。
今までみんながぼんやりとしか感じていなかったことを
文章に表してくれたもの。
ただ「ごはんを作るのがしんどい」ではなく
「本当は作るのが好きなのに」というところがポイント。
好きだったものが、状況や家庭構成の変化でしんどくなっていくのは
当たり前すぎて、誰もそこに声をかけてくれなかったからこそ
料理研究家で男性の彼が表してくれた目線がすばらしい。
内容や文章は普通で、感動したものではなかったけど
各エッセイのタイトルも秀逸。
この人は文章じゃなくてもっと短い短歌とかのほうが向いているんではないだろうか。
はじめに 「手料理に追いつめられて」
第1章: 「ねばならない」にさようなら
第2章: 理想と現実の間を埋める方法
第3章: 考えたくない日の「手間」を排除する
料理が本当に楽になる実用レシピ