小埜裕二のレビュー一覧

  • 宮沢賢治童話集 猫の事務所・銀河鉄道の夜など

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    この秋は熊の目撃情報が私の住む町で毎日報道されています。熊騒動のなか、賢治のなめとこ山の熊が浮かびました。本屋さんで賢治の童話集と出会い早速購入しました。昔は人間の都合で狩猟され皮と熊の胆を売られていた熊が今では生活のためではなく人間の暮らしを脅かす為に退治の対象になっています。今年の猛暑は野生動物をはじめとした大自然の中で生きるもの達に大きな打撃を与えてしまったようです。いつもなら冬眠する熊が人里で食べ物を探し彷徨う姿は可哀想に見えます。人間の都合で温暖化し自然の摂理が乱れている地球を賢治が見たらどんな想いを抱きどんな物語を書くのでしょう。

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    2025年11月25日
  • 宮沢賢治童話集 雨ニモマケズ・風の又三郎など

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    3冊目の宮沢賢治童話集。

    どっどどどどうど どどうど どどう
    有名だけど、その先を読んでいなかった。風の又三郎の中の風の表現は宮沢賢治独特のもの。音楽のような要素も含まれていてとても面白い。子どもには声に出して読みきかせたら楽しいだろうな。

    雨ニモマケズ...は何度読んでもいい。宮沢賢治の自然と共存し、周りに気を配り慎ましく生きる。私も「ソウイウモノニワタシハナリタイ」。

    今回もまた挿絵がよかった。



    宮沢賢治 童話集
    雨ニモマケズ【詩】/祭りの晩/月夜のでんしんばしら/貝の火/まなづるとダアリヤ/おきなぐさ/風の又三郎

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    2025年04月11日
  • 宮沢賢治童話集 猫の事務所・銀河鉄道の夜など

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    「生と死を見つめ、"ほんとうの幸"を問いつづけた宮沢賢治。不朽の名作『銀河鉄道の夜』をはじめ、人間の心理を紡いだ多彩な童話を美しく幻想的な絵で贈ります」
    とにかく挿絵の日下明さんの絵が素敵。
    表紙はカラーだが、中の挿絵もカラーでぜひ見てみたい。

    子どもの頃いくつか読んではいたが、それはただ読んで内容をわかった気でいただけ。大人になると宮沢賢治の伝えたかったこと、考えていたことが少しわかったような気がした。
    貧困や病気、弱いものいじめ、戦争。
    童話の中でもたくさんの問題が出てくる。現代にもある問題ばかり。だからこそ、現代人が読むべき本なのかもしれない。

    「どうかにくむこと

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    2025年04月06日
  • 小川未明童話集 赤いろうそくと人魚・野ばらなど

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    乙女の本棚で知った小川未明氏、月夜とメガネを最初読んだ時にすごくいい作品と思っていてやっと童話集を読む。全てにおいて教訓となる話、そして優しさに包まれた感覚に小学生の子たちにたくさん読んでほしいと思う作品ばかりだった。最後に書かれてある解説も自分と同じように思ったんだとうれしくなる解説。宮沢賢治氏を追いかけていたが小川未明氏も読んでみたい作家となる。

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    2025年02月21日
  • 宮沢賢治童話集 猫の事務所・銀河鉄道の夜など

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    猫の事務所を読む為に読みましたが、色々な短編が入っていて面白かった。特に感動したのはやはり銀河鉄道の夜。あらすじを何度も読んでるので、わかっているが、やはり読むと切なく幻想的な名作だとわかる。ジョバンニの本当の幸いの為なら僕は体を何度だって焼かれても構わないと言うフレーズに何度も優しい子だとグッときた

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    2024年11月24日
  • 小川未明童話集 赤いろうそくと人魚・野ばらなど

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    繊細で綺麗な童話。もっと有名になっても良い。
    私の祖先が上越市の春日山近くに住んでいたので初めて知った時は運命を感じたり。
    人魚やお菓子の箱の天使、風や月、蝶や鳥など多彩な命あるものたちが暮らしている。人間は愚か的な教訓だと思っていたら、解説で「支え合って生きれば強い力を持つ」とあり目から鱗でした。
    新潟県民として誇れる素晴らしい童話でした。

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    2024年08月16日
  • 小川未明童話集 赤いろうそくと人魚・野ばらなど

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    12作品収録。小学校低学年でも読めるように、漢字にかながふられ挿絵も多い。
    『赤いろうそくと人魚』だけ子供の頃に読んだことがあった。やはり印象に残る作品だった。
    どの話も自然界全ての物に心が宿っている。そう思うと慈しみの心が芽生える。
    『ガラスまどのコウホネ』『野ばら』も好みの作品だった。

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    2023年03月10日
  • 小川未明童話集 赤いろうそくと人魚・野ばらなど

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    勉強?のために、小川未明をはじめて読むことになり、選んだ本がこれだった。
    大判でムック本のような体裁。
    表紙の色がとてもきれいで、ロマンチシズムとほのかな寂しさのある未明の世界を彩っている。
    石井ゆかりさんの本で見た柊有花さんのイラストだ。
    中にも挿絵がふんだんにあり、全てにルビが付き、オリジナルの文面の上段に注釈が邪魔にならぬ程度に入る。
    有名なものや代表作、転換期にあたるらしい小話などの全12話という構成と、後半には小川未明の紹介、新潟県上越市での子供時代からの写真と各話の解説あり。
    とにかく丁寧に作られた本。
    原文そのまま、しかし100年前の日本語のままでは子供には読んでもらえない、とい

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    2023年10月01日