林香織のレビュー一覧

  • 駄作

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     ベストセラー作家だった親友が死んだ。
     主人公は、作家の未発表の原稿を見つけ、それを自作として発表する。

     世の中には時々、なんか違うのになんかすごい、っていうものが存在する。たとえば、音を外しまくってるのにすごい歌手とか、ステレオ展開なのに妙に面白い小説とか…。
     多分、この作品もその類なのだと思う。

     贋作によってベストセラー作家になった主人公の苦悩を描くのかと思ったら、途中からアクション映画さながらになり、最後は…。
     展開の移り方の突拍子もなさに、いやそれはないでしょ、とつっこみつつひきつけられるのである。

     作者は、ジョナサン・ケラーマンとフェイ・ケラーマンの長男だそうで。

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    2014年11月26日
  • ボンベイ、マラバー・ヒルの未亡人たち

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    インドミステリー、初めて。
    人種や階級、社会のことがしっかり描かれているから
    ストーリーが肉厚で引き込まれる。
    ラブストーリーが濃厚だし、家族の絆にもぐっとくる。
    ジャムシェジーパパがかっこいい。

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    2025年07月24日
  • 駄作

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    「ジェシー・ケラーマン」の長篇スリラー(パロディ?)作品『駄作(原題:Potboiler)』を読みました。

    「本書には奇想天外な展開があることをあらかじめ警告します」という内容紹介に惹かれて購入しちゃったんですよね。

    -----story-------------
    ミステリ界のサラブレット出現!
    予測不可能の展開で読者を打ちのめす会心作

    【ミステリ界のサラブレットが、奇想天外過ぎる展開で読者を打ちのめす強烈スリラー! 】
    ベストセラー作家だった親友「ビル」が死んだ。
    追悼式に招かれた売れない作家「プフェファコーン」は、「ビル」の仕事場で未発表の原稿を見つける。
    誘惑にかられた彼はその原稿

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    2022年09月23日
  • サイバーストーム 隔離都市 下

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    はたして戦争をしかけてきたのは何者か。中国か?イランか?それとも?
    インターネットが遮断され、停電のためテレビは使えず、ラジオ局さえ次々に沈黙していく中、いったい何がどうなっているのか全くわからない主人公たち。

    そんななか、助けは全く来ず、かろうじて物資が上空から落下してくるだけで、マンハッタンは孤立しているどころか、封鎖されてしまう!

    インフラは完全にストップ。
    鳥インフルどころではない疫病が発生し、食糧はもはや全くといっていいほどない。
    人々は生き延びるため、次々、最終手段にとびついていく。

    そんな中、主人公たちはついにマンハッタンから脱出する事にする。
    ところが、脱出後も、アメリカ

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    2018年06月04日
  • 駄作

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    う〜ん、これは中々見事に?色々な意味で裏切られた という感じかな。
    ジャンル分類不能という意味でも 非予定調和的であるという意味でも とても好印象。
    それにしてもこの結末は...いい意味でやられた!

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    2017年10月21日
  • 駄作

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    壮大な入れ子構造です。
    コナン=ドイルがシャーロックホームズを書いた時もジレンマに陥ったようですが、全く同じ文脈で語られます。
    今も昔も作家は同じ問題に苦しんでいたのですねぇ。

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    2015年07月01日
  • 駄作

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    ベストセラー作家で親友のビルが死んだ。売れない作家プフェファコーンは彼の遺作を自分のものとして出し成功をおさめるのだが……。
    裏表紙の但し書き通り、予測できない「奇想天外な展開」の連続。何だコレ?。ツッコミ待ちか?。あまりの馬鹿馬鹿しさに呆気にとられつつも、結構好みだったりw。このノリって、なんかメフィスト賞っぽいよね。

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    2014年07月12日
  • 駄作

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    2025.09.27
    よい作品です。しかし、最終盤の展開にはちょっとガッカリしました。終盤まではグイグイ読ませてくれただけに期待しすぎたワタシの期待値が高くなりすぎたか。

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    2025年09月27日
  • 駄作

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    小説家という職業や大衆小説へのアンチテーゼかな?と思いながら読んでいたら、思いもよらない方向に話が進んでいった。架空国家の東西ズラビア(だっけ?)を行き交うスパイたちの暗号としてベストセラー小説が利用されていたという展開は新鮮で、ぐっと引き込まれた。が、東西の権力者が出始めてからは正直、大混乱。広げられた大風呂敷のどこに誰がいるのか?分からないままラストへ。ラストがいちばん分からない。なんで?

    主人公は語彙も勢いも不足して、遅筆で、絶望的に小説の才能がない小説家。全体を通して何度か「書かねばならない」状況に追い込まれるんだけど、そこで「書けない」苦悩が終始とてもリアルに書いてあった。これは有

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    2025年01月05日
  • 駄作

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    結末は、考えていた方向ではなかった。

    急に別の方向に舵を切られた感じだったが、終わり方が中途半端かな。
    何かを伝えたかったのかもしれないが、読み切れなかったのかも。

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    2020年11月21日
  • ボンベイ、マラバー・ヒルの未亡人たち

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    主人公は100年前のボンベイで唯一の女性弁護士。当時のインドでのイギリス人からの差別、男性優位の法律や文化。様々な差別、厳しい戒律、不当な抑圧は社会全体を覆っていて、想像しただけでも胸が痛い。現代はどうかと周りを見渡しても、100年前と進歩してないように感じる。女性医師の入学試験差別然り。ミステリー仕立てに名を借りた#Mee Too小説。

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    2020年07月24日
  • 駄作

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    ベストセラー作家で親友のビルが死ぬ。ブフェファコーンは遺作を見つけ盗作してしまう。
    盗作、親友の妻とのロマンス、スパイ、スリラー、アクションと立て続けに展開していく。飽きさせない展開ではあるが最後は息切れ。オチはメタミステリで拍子抜けなのが残念。

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    2015年04月01日
  • 駄作

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    展開の早いサスペンスで、飽きさせない。一気に最後まで読んでしまった。
    章の最後にサプライズをもってきて、つないで行く手法が、最近の海外ドラマっぽいかと。

    しかし、ラスト数ページは不要。

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    2014年08月28日
  • 駄作

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    展開が読めない、というと、面白く聞こえそうだけど、
    全体を通して流れるものが感じられないので、ただ ?
    もしかして、ご都合主義のパロディーを意図したのなら、
    もっとテンポを上げて、気持ちよく「なーんだ」と言える
    ようなのが希望。

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    2014年08月20日
  • 駄作

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    逆転につぐ逆転、騙され続ける主人公、何が真実かは全くわかならい。

    とにかく、変転するストーリーに身を委ねるしかない。
    なぜ?とか、その後どうなったの?と考えると、もやもやが晴れない。身を委ねて騙されることを楽しみましょう。

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    2014年06月15日