伊藤融のレビュー一覧

  • インドの正体 「未来の大国」の虚と実

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     インドは難しい。正直あまり関わりたくないという印象を持ったが、対中国における利害の一致と未来の成長力を見ると関わらざるを得ないと実感する。西側・ロシアなど複数の陣営から求められる状況を上手く活用しつつ自国の発展に繋げているのは、したたかであり生き方の上手い国だと感心した。

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    2025年12月03日
  • インドの正体 「未来の大国」の虚と実

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    インド人とはどうゆう人々?インドはどうゆう国?という質問は、全く意味が無いことを知った。複雑過ぎてわからない国。経済の成長性や人口構成で取り上げられる事も多いが、ビジネスチャンスがあっても上手くいくには並大抵なことではなさそう。

    ちょうどダイキンの大規模工場が南部アンドラプラデシュ州スリシティ工業団地で稼働するそう。
    ネットで調べても現地に行かないとわからない事ばかりだと思うが調べて見ようかと思う。

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    2023年07月11日
  • インドの正体 「未来の大国」の虚と実

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    標題にある「未来の大国」候補たるインドについて幅広い観点から書かれている。
    インドは日本などと異なりどの国とも同盟関係を結ばないことを国是としている。このあたり日本人には分かりにくい。その上で米、中、ロとの関係を捉えることが必要。日本としてもインドとの関係を強化することが重要だが中、ロとの関係を強く持つこともインド側に取って重要なことなので困難が多い。
    広い国土、中国を追い抜いて世界一となった人口、我々日本人が知る言葉「カースト」が生きている国...どう付き合うか難しい。
    順調に経済が進展してゆけば日本のGNPを追い抜いて遥かに大きな額となるのは速い。そんな中での日本の立ち位置も難しい。

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    2023年05月07日
  • インドの正体 「未来の大国」の虚と実

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    人口世界一で、IT人材も豊富、選挙による民主主義、経済成長の著しい国。一方で、カースト制度、人権弾圧、中国との国境問題を抱え、ロシアとの距離感など、まだまだ得体の知れない要素がある。特に、モディ首相の動向を見ると、日本や欧米諸国には理解出来ない行動が背景にある。
    ただし、その背景には歴史的、地政学的理由があり、本書では丁寧に解説されている。インドがどこかの国のグループに属することが出来ない、誰の味方でも敵にもなることができない状況であることを、おぼろげに理解した。
    単に一国の利益だけでなく、もう少し将来まで見据えた広い視点からも、独自路線にならざるを得ないのだろう。
    モディ首相がどのようにこの

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    2024年07月21日
  • インドの正体 「未来の大国」の虚と実

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    必ずしも価値観や利益を共有できないインドと、なぜ関係を継続、強化する必要があるのかを、将来のインド太平洋地域の勢力図、ロシア、中国との力関係など踏まえてわかりやすく解説されている。インドの好きなところ、嫌いなところに共感。

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    2024年07月14日
  • インドの正体 「未来の大国」の虚と実

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    インドは本当に民主主義国家なのか、という問いを説明している本になります。
    インドの基本は1つの勢力に100%入れ込まないということで、これはまぁ今の世界の多くの国に共通する考え方ですし、地域大国としてそう簡単には下につかないのも理解できるわけで。正直、全く民主主義的でないというのでなければ、ビジネスライクに敵の敵は味方と思って付き合っていくしかないのでしょうね。

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    2024年02月01日
  • インドの正体 「未来の大国」の虚と実

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    インドでは、2014年にモディ政権が発足、多くの外資規制の撤廃や緩和が進み、西側にとって、好ましい国になってきた。それでも、カーストやカシミール問題、ムスリム差別など、人権侵害が横行し、労働や消費に対する価値観の違いがあり、インフラの未整備、宗教、民族、文化の多様性など、他国企業が進出するにあたって、やっかいな問題の多い国である。
    また、どの西側の国とも「同盟」を結ばず、一方でG7やクアッドの会合に出たかと思えば、BRICSなどロシアを含む枠組みにもコミットを続ける。
    このように民主主義国家とは思えず、どちらを向いているかわからない国を、なぜ、日本をはじめとする西側諸国が重要視し、関係を深めよ

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    2023年06月21日
  • インドの正体 「未来の大国」の虚と実

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    善悪はさておき、インドに一度はまってしまう(魅力に取り付かれる)と一生抜け出せなくなるのではないか、という感覚をこの本を読んで感じた。

    それは自分にとっては中国に対して感じる感覚に何か近いものがあるし、一方アメリカやヨーロッパに対してはこの感覚は感じた事がない。

    恐らくアメリカやヨーロッパは此岸と彼岸、という一種ドライな見方をするのに対し、中国(もしかするとインドも)はウェットな見方を拭いきれない所があるからなのだろう。

    これからインドに関する文章に触れる時が増えていく気がする。

    くまざわ書店阿倍野店にて購入。

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    2023年08月06日
  • インドの正体 「未来の大国」の虚と実

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    ネタバレ

    世界最大の民主主義国
    人権については、脛に傷をもつ=中国に関与を認めない。
    ヨガとカレーとガンジーの国。

    中国は2036年には世界一のGDPになる予測もあるが、成長鈍化が続くとアメリカを上回ることはないのではないかという見方もある。
    インドは人口ボーナスがつづく2040年代まで高成長を維持する。
    2027年には日本が追い越される。防衛費は2.5%。今後はアジア太平洋で主要な地位を占める。
    インドは世界中の国から言い寄られて戦略的パートナーシップを結んでいる。

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    20240831再読
    インドにとってロシアは昔からの信頼できるパートナー。
    一党独裁や軍事政権

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    2023年07月13日
  • インドの正体 「未来の大国」の虚と実

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    インド出張を前に読んでみたが、仲良くなれると思わない、ビジネスライクで行こうと思えた。
    軍事同盟、経済連携協定をどことも結んで無い、とは利己的というか、どの国ともベタベタには仲良くならないという意思を感じる。民主主義の考え方とかも西側諸国とは違うので、同じ価値観とは思わないのが身のためかと。

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    2023年07月06日
  • インドの正体 「未来の大国」の虚と実

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     今の仕事を始めてから、ほぼ毎日マジクソと思う瞬間ばかりだ。
     業務はインド案件である。

     全然話通じないし、自分の主張を小一時間演説するのに、うんざりする。
     まったく引かず、厚かましく、そしてたまに嘘を混ぜてくる。
     まともに付き合っていたら脳みそイカれる。

     インドでうまくいけば、たいていの海外案件は乗り切れる。
     なぜに弊社の海外案件第一号がインドなんだ。。。

     と、まじくそインド人の思考を理解するための一助となる入口に良いのが本書である。

     南ユーラシアの大国インドに培われた謎の上から目線。
     根拠のないのに自信が大きい。
     こういう連中が、将来は日本を抜いてGDP世界第三位

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    2023年06月23日