沢知恵のレビュー一覧

  • あなたがたの島へ ハンセン病療養所と私

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    沢知恵さんの名前は知っていて、コンサートをされていることも知っていたけれど、行ったことはなかった。けれども、本書を読んで、早速行きたくなりました。
    佐和さんの父親は東大を卒業した後、牧師となる。その父親は、おそらく戦後、初めて韓国に留学。そこで知り合った韓国の女性と結婚。そこで澤さんは生まれ、その後、韓国アメリカで過ごし、小学校3年生の頃、日本に帰国。高校2年生の時に、父親が癌で他界。家庭の経済状況を考えると、音大受験は諦めないといけないと思っていた。けれど、父親が亡くなる直前、「音楽やんなさいね、才能があってもなくても、あなたの好きな音楽をやんなさいね」と沢さんに伝え、東京芸大へ入学。

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    2026年01月18日
  • うたに刻まれたハンセン病隔離の歴史 園歌はうたう

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    12日、初めて長島愛生園に行った。ハンセン病療養所と長く関わり、岡山大学の院で学んだ歌手沢知恵さんと、4年前に「くらしのアナキズム」に感心させられた岡山大学の文化人類学者松村圭一郎さんの新刊ブックトークである。
    去年から、籠もってないで「お出かけ学習」しようと一人キャンペーン(笑)を心がけ、月1〜3回いそいそと軽4を走らせている。

    本書は沢さんが日本各地のすべての療養所をフィールドワークし、園歌などを調べて書き上げたもので、ブックトークの対象ではなかったが手が届く値段なので買い求めた。信を置いている岩波ブックレットだしね。
    読んでよかった。待ちの時間に言葉を交わし、トークに耳を傾けながらもこ

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    2026年01月16日
  • うたに刻まれたハンセン病隔離の歴史 園歌はうたう

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    沢知恵さんが全国の国立ハンセン病療養所を巡り、それぞれの園歌を探究したもの。沢さんはこのテーマで論文を書いていて、この冊子はそのエッセンスをまとめたような位置づけ。
    全国の国立ハンセン病療養所13か所のすべてに園歌がある。誕生の背景や曲調に込められたものなどを探っていく。各療養所で園歌が複数あったり、作者が表向き不詳ということになっていたり、正式な記録と療養所住まいの人の語る事実とで相違があったり、何だかドキドキの面白いミステリーを読むような感じ。貞明皇后の御歌「つれづれの」に山田耕作と本居長世という大作曲家2人が別々に曲をつけているというのもその背景を探ったりもしている。
    また、沢さんは音楽

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    2024年01月26日
  • うたに刻まれたハンセン病隔離の歴史 園歌はうたう

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    沢さんの愛に満ちた研究の結果、園歌の意味を私たちにわかりやすく伝えてくれる良書。排除されて民の力に生きる意味を教えてもらっているように思う。

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    2022年12月31日