先日、銀座に出かけることがあり、所用を終えて有楽町の東京交通会館でピアノを弾いたら、思いがけず拍手をいただいて良い気分になりました。会社員時代に乗換のために有楽町駅を使っていた時にお世話になった本屋さんに立ち寄って見つけた本です。
タイトルにある「17歳の時に知りたかった」を見て、私は読者対象外だと思ったのですが「はしがき」を読んで、この本を読むことにしました。学歴が大切であることは、「大学合格に向けて勉強をやり遂げたこと・大学を卒業すること」を意味しています。
私自身を振り返ると、浪人までして必ずしも志望した大学には入れませんでしたが、大学で過ごした6年間は、自分を成長させてくれたと実感しています。受験前に、将来やりたいことが見つからなかった私ですが、この本のアドバイスにあるように「それなら難しい大学を目指せ」は、その時に聞いておきたかったものでした。
以下は気になったポイントです。
・大学進学 とは これまでの進路選択とは大きく違い、その後の人生に大きな影響が与える(p7)
・「大人になったら 学歴なんか関係ない」 なんてことは絶対にない。この社会の根底にある大切なことを大人は教えてくれない。「 自分らしくあればいいよ」なんてことは言ってくれるが、その間違いに僕らが 気づくのは、そのずっと後である(p9)
・この本のゴールは2つある、1)大人になってから聞いてなかった 知らなかったということを 受験生の皆さんからなくすこと、2) 受験のモチベーションを上げること。 大学受験とは非常に大変なものである、 そんな大学受験に 挑むわけだから、 どうせやるなら自分が 胸を張れる大学を一緒に目指そう(p12)
・ どんな道も正解であり、 進み方も 人それぞれだが、どの道を選ぶにしてもただ一つ 共通していることがある。それは「 学歴はあった方が得」ということである(p22)
・なぜ学歴フィルターがあるのか、 その理由は非常に シンプルで、大人には 「 皆さんの個性を一人一人 見ていく時間と余裕がないから」である、 どうして学歴なのか 、 理由は「 その人が頑張れる人かどうかを一発で判断できるツールが学歴だから」である(p24)
・ 学校では「個性だ」「 あなたらしさだ」 と皆さんのことを多くの人が受け入れてくれるが 、社会に出ると、 そもそも個性を見てもらうまでのハードルがかなり高くなる。基本的にはこういった 学歴 条件をクリアした上で、初めて話を聞いてもらえる(p26)
・学歴というものは実は凡人のためのものである。 名前を言うだけで誰もが理解してくれるような天才ならば 学歴は必要ではない、 もし「学歴は悪だ」と思っているのであれば、その考えは変えた方が得である。学歴は将来の自分を助けてくれるものである、と考えるのがおすすめである(p29)
・ 学歴とは武器である、学歴があれば 様々なことに挑戦できる。 ここであえて「 武器」 と言っているのは、 学歴は 使い手の力量によって 必殺技になることもあれば 、 使い物にならないこともあるからである(p30)
・ 頭のいい人の「学歴はいらない」と、頭の悪い人の「学歴は いらない」は重みが違う(p37) 学歴をどう捉えるかは自由だが、仮に 否定派 になるとしたら、それは「学歴がある状態」 で 言わないと意味がない(p39)
・勉強でもスポーツでも仕事でも、他人のせいにした瞬間、 皆さんの成長は ピタッと止まる。 間違っても、こうなってはいけない(p39)
・受験勉強は「苦手なことにも挑める 優秀な自分」を世の中に証明するものでしかない。大人になると苦手なことにたくさんぶつかる、 大事なことは、そこから何がいけないかを理解して、1つずつ できることを増やしていくことである。 これは受験勉強と同じである(p41)
・受験で問われている本当の能力は「 学力」ではない、 試されている能力は「 問題解決力」。 もし 大学受験が学力だけを求めているとしたら 、努力でどうにかなる余地を残さずに進学校に通っている学生だけに絞って試験をすればいいだろう。 しかしそうではなく誰でも平等に試験を受けられるようにしているのは、学力だけで人材を判断しないためである。 現状を改善していく意志のある人を発掘するために今の入試方式になっている(p43)
・やりたいことがないなら、少しでも偏差値の高い大学に行くべきである。 17歳でやりたいことが明確に決まっている方が珍しい。 さらにやりたいこと なんて数年のうちに変わる (p64) 偏差値が高い大学を進める理由として、その方が 選択肢の幅が広がり、夢が見つかった時 の軌道修正が簡単だからである。 基本的に頭のいい大学には 優秀な人材が集まる、 ということは良い情報も集まるので 、 何をするにしても 条件は 揃いやすくなる(p65) 大学でやりたいことを、17歳の頃に 無理して見つけなくてもいい(p67)
・ 大学は卒業して初めて皆さんの武器となる学歴となる。くれぐれも 大学合格を最終ゴールにしないように(p94) 大学の4年間に、 ざっくりとでもいいので自分の理想の将来を思い描いてほしい(p95)
・ 大学生が浪人を気にしない 以上に、大人になると 浪人かどうかは気にされない。 逆に大人は留年には厳しい、特に就職の時には留年歴があると それなりに理由を聞かれる(p101)
・大学以上に多様性のある場所はない、 なぜなら会社は面接があるので会社に合わない人は入社できないが、 大学は入試の点数さえよければ来るものを拒まない。 入学の条件が本当に平等である(p106)
・ 今どんなに勉強ができなくて最悪な状況にあったとしても、 時間をかけて行動していけばいつか 夢は叶う。多くの人は その過程で自分に自信が 持てず、諦めてしまうから実現 できない。 全ての成功は「根拠のない自信」から始まる、根拠のない自信を持って 今すぐ行動を始めるべきである(p141)
・緊張をほぐすためのおすすめは「 ルーティン」を決めることである。 深呼吸をする、心の中で「 自分ならできる」とつぶやく など、 何でもいいので習慣を作っておく(p144)
・大人になっても人生を楽しんでいる人は「 今始めるのが一番早い」と考えている(p149)
・大学がどんな場所だったか を一言で表現するなら「 利害関係のない友達 を作れる最後の場所」である、 大人になると友達を作るのが難しくなる、 友達になる機会がそもそも 激減する(p206)
・大学時代に、1つ アドバイスを送るとしたら「大人になると経験しづらいこと」に時間を割くのがおすすめである。 その筆頭にあげられるのが「 海外旅行」である(p216)
2025年12月14日読破
2025年12月14日作成