パントー・フランチェスコのレビュー一覧

  • イタリア人の僕が日本で精神科医になったわけ

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    イタリア人の僕が日本で精神科医になったわけ。パントー・フランチェスコ先生の著書。日本で精神科医になったイタリア人のパントー・フランチェスコ先生。パントー・フランチェスコ先生のような移民の方が日本の精神医療の問題を改善してくれるのかも。パントー・フランチェスコ先生のような移民の方がどんどん増えてくれれば日本はきっと良くなる。

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    2024年05月03日
  • アニメ療法(セラピー)~心をケアするエンターテインメント~

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    パントー・フランチェスコ
    イタリア、シチリア島出身。ローマのサクロ・クオーレ・カトリック大学医学部卒業。ジェメッリ総合病院を経てイタリアの医師免許を得てから来日し、日本の医師免許を取得。筑波大学大学院博士号取得(医学)。慶應義塾大学病院の精神・神経科教室に入局し、現在は複数の医療機関にて精神科医として臨床している。文化医学、社会精神医学、人類学に興味を持っており、日本の文化の一つと言えるオタクカルチャーを生かし、世界中の若者のメンタルヘルスを支援するツールの開発を目指す。今後は社会評論、アニメ療法に基づいた娯楽作品(アニメ、ゲーム、漫画など)の開発に注力する予定。Twitter @P

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    2024年03月29日
  • 日本のコミュニケーションを診る~遠慮・建前・気疲れ社会~

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    ネタバレ

    『日本のコミュニケーションを視る』というイタリア人著者の本を読みました。
     日本人の社会の生きにくさを理論的に表し、日本社会の側面を批判して、読者に改善を促す本でした。
     3部構成で、1〜3部の内容が全部つながっていて読み終えた時には頭の中が爽快になりました。
    この本の中で、僕がとても印象に残った部分は、第3部に詳細に書かれる人間の「キャラ化」のところです。日本社会では、特に顕著に見られキャラという人格の一側面を過剰にまで目立たせる風潮は己の感情を隠して「表層演技」で、感情を作り出すことで社会の期待に合わせることを優先している。その一方で、自らは気疲れを起こし精神的な疲労を生み出してしまってい

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    2024年03月18日
  • 日本のコミュニケーションを診る~遠慮・建前・気疲れ社会~

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    本書の主題からは逸れるが、「頑張ります」は日本語特融の言い回しで、英語とイタリア語にはないという指摘が面白い。筆者の説明は、キリスト教における予定説を踏まえているように感じられる。日本人は実質的に無神論なので、自分の意志で結果を意のままに変えられると思っているのだろう。

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    2024年01月20日
  • 日本のコミュニケーションを診る~遠慮・建前・気疲れ社会~

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    イタリア人の精神科医が、日本で医師として働く中で日本人について観察し、それをまとめた新書である。

    イタリア人という、日本とは似ても似つかない文化圏で育った人がよく端から見てこれだけ日本人の精神構造を的確に捉えたな、と率直に感心した。日本社会で日常を生きることから受ける精神的負担は尋常ではないことは本当にその通りである。一方で筆者の言う解決策は正論なのだが、その正論がなぜか通らないのが日本なのである。なぜ通らないか?

    筆者が精神科医(科学の側の人間)だからなのか、キリスト教文化の持つ個人主義的性質や、日本人の言霊信仰の根深さといった宗教的側面には触れられていない。本当はそこまで行かないと理解

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    2025年10月29日
  • イタリア人の僕が日本で精神科医になったわけ

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    「健全なエゴイズム」という言葉が印象的だった。
    自分が自分が、というばかりではこの日本ではうまくやっていけない感じがするけれども、自分を押し殺して、偽りの自分で生きていくのは、今度は自分がおかしくなってしまう。バランスをとるのが一番いいのかもしれないけど、それもまた空気を読まなければいけないから苦しくて…。だったらいっそ、思っていることは素直に表明したほうが自分も周りも楽になるのかも…。自分に嘘をついて、自分を嫌いになることは、やっぱりやめたいなぁ、そう思った。

    イタリア人男性は、皆、女性好きで陽気というイメージがあったけれど、そんなことあるわけないよなと、実際のパントー先生のお話を聞いて、

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    2024年04月21日
  • 日本のコミュニケーションを診る~遠慮・建前・気疲れ社会~

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    日本社会のコミュニケーションに潜む問題点を明らかにする一冊。

    意外と学術的な記述が多く、多少理解に苦労するが、身に覚えがある内容ばかりで共感しながら読むことができた

    意識せずに自分も日本社会のコミュニケーションに呑み込まれていることを認識することができた。
    それを意識しているだけでもストレスを感じづらくなるような気がする

    最後の筆者の提案5つは定期的に見返したい

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    2023年10月08日
  • 日本のコミュニケーションを診る~遠慮・建前・気疲れ社会~

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    「人生の本当の目的は幸せになること」
    この事を心の底から理解するにはたゆまぬ努力が必要だと思う。

    この本は少し難解な表現がある本なので、分かりやすくかみ砕いた例え話がもっと書かれていたらよかった。

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    2024年05月10日
  • アニメ療法(セラピー)~心をケアするエンターテインメント~

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    この本の主題とは少しズレるが、

    動画にはない本の良さは、
    なにかを考えた、感じたタイミングで、ストップできて思考にふけられることだが、過去の出来事を思い出し辛くなることもある。

    ただ小説は物語のパワーがあるので、過去に傷つけられることは少ない。動画も同じ。考える前に、次の情報が脳を通り過ぎる。

    辛い時は、アニメやマンガに頼ることをヨシとして背中を押してくれる本。

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    2024年02月23日
  • アニメ療法(セラピー)~心をケアするエンターテインメント~

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    精神科医がオタクカルチャーという日本のエンターテイメントで「心のケア」が可能かを探求している本。

    アニメや漫画、小説といった物語を通しての心のケアのメカニズム
    ①投影:このキャラに憧れる、好き、嫌いと感じる段階
    ②共振:キャラクターの一側面と自分の一側面が重なり合う段階
        →共振は自分とほどほどに似ているキャラとの間で起こる。
    ③同一化:「キャラクター」の個性が自分の個性の一部となって自分の言動に変化が起こる

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    2023年02月09日