あらすじ
日本人のメンタルヘルスの問題は深刻だ。周りに助けてくれる人がいなくて相談できず、精神科へは怖くて行けないと思い悩み、日々苦しんでいる。アニメ、ゲーム、漫画、小説といったストーリーを語る作品によって、誰でも気軽に心をケアすることは可能だろうか。イタリア人オタク精神科医が精神医学や臨床心理学の知見をベースに、日本のアニメ文化を融合させた独自の物語療法である「アニメ療法」を提唱する。
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Posted by ブクログ
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パントー・フランチェスコ
イタリア、シチリア島出身。ローマのサクロ・クオーレ・カトリック大学医学部卒業。ジェメッリ総合病院を経てイタリアの医師免許を得てから来日し、日本の医師免許を取得。筑波大学大学院博士号取得(医学)。慶應義塾大学病院の精神・神経科教室に入局し、現在は複数の医療機関にて精神科医として臨床している。文化医学、社会精神医学、人類学に興味を持っており、日本の文化の一つと言えるオタクカルチャーを生かし、世界中の若者のメンタルヘルスを支援するツールの開発を目指す。今後は社会評論、アニメ療法に基づいた娯楽作品(アニメ、ゲーム、漫画など)の開発に注力する予定。Twitter @PantoFrancesco
Posted by ブクログ
この本の主題とは少しズレるが、
動画にはない本の良さは、
なにかを考えた、感じたタイミングで、ストップできて思考にふけられることだが、過去の出来事を思い出し辛くなることもある。
ただ小説は物語のパワーがあるので、過去に傷つけられることは少ない。動画も同じ。考える前に、次の情報が脳を通り過ぎる。
辛い時は、アニメやマンガに頼ることをヨシとして背中を押してくれる本。