アーサーは魅力的で、子どもたちは可愛い。ライナスは彼らに影響されどんどん変わっていく様子にぐっと惹きこまれた。
児童保護施設にいる子どもたちに対する村人の偏見は根強いが、そこから守るだけではなくて変えていこうと試みる。それはやがて小さな変化に繋がっていく。
アーサーの子どもたちの能力や自立心を育てる素晴らしい教育。その背景にはアーサーに辛い過去があったとは…。
ライナスは子どもたちにとっても失いたくないと思える存在になって、自分に正直なり、かけがえのない居場所をみつけた。そんな彼の成長した姿に心打たれた。読後は幸福感で満たされた。