加藤洋平のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
人材開発のお勉強。
・ピアジェ効果
無理に成長・発達を促そうとすると、どこかで成長が止まってしまうということを示す概念。
「当時のアメリカにおいて早期英才教育が盛んに行われており、長期間に及ぶ追跡調査をした結果、無理に成長を強いられた子供たちの多くは、20歳を過ぎるあたりでピタリと成長が止まってしまうということが確認されたのです。」
◆5つの発達段階の要約
発達段階1 具体的思考段階
発達段階1は「具体的思考段階」と呼ばれます。この段階は、言葉を獲得したての子供に見られるものです。そのため、すべての成人は、基本的にこの段階を超えていると言えます。
具体的思考段階の特徴は、具体的な事物を頭に思い浮かべて思考することはできますが、形のない抽象的な概念を扱うことはできません。
例えば、この段階において、算数の計算はできますが、自ら方程式を立ててそれを解くことは至難の技です。この段階は成人期以前のものなので、本書では省略しています。
発達段階2 道具主義的段階(利己的民階)
発達段階2は「道具主義的段階」、あるいは「利己的段階」と呼ばれます。この段階は、成人人口の10パーセントに見られます。一言でこの段階を表現すると、極めて自分中心的な認識の枠組みを持っている」と言えます。
この段階は、自分の関心事項や欲求を満たすことに焦点が当てられていおり、他者の感情や思考を理解することが難しいです。自らの関心事項や欲求を満たすために、他者を道具のようにみなすという意味から「道具主義的段階」と形容されます。
段階2において、他者の視点を考慮することは大きな難題です。自分の視点のみならず、他者の視点も考慮し始めると、それは発達段階2から3への移行のサインとなります。
発達段階3 他者依存段階(慣習的段階)
発達段階3は「他者依存段階」、あるいは「慣習的段階」と呼ばれます。この段階は、成人人口の約70パーセントにみられます。一言でこの段階を表現すると、「組織や集団に従属し、他者に依存する形で意思決定をする」という特徴があります。
この段階は、自らの意思決定基準を持っておらず、「会社の決まりではこうなっているから」「上司がこう言ったから」という言葉を多用する傾向があります。つまり、他者(組織や社会を含む)の基準によって、自分の行動が規定されているのです。
この段階は、組織や社会の決まりごとを従順に守るという意味から、「慣習的段階」とも呼ばれています。
発達段階4 自己主導段階
発達段階4は「自己主導段階」と呼ばれます。この段階は、成人人口の約20パーセントにみられます。
この段階では、ようやく自分なりの価値観や意思決定基準を設けることができ、自律的に行動できるようになります。段階3では、行動基準が周りの存在によって築き上げられていたのに対し、段階4は、自ら行動基準を構築することができます。自らの行動基準によって、主体的に行動するという意味から「自己主導段階」と呼ばれます。 この段階は、自己成長に強い関心があったり、自分の意見を明確に主張したりするという特色を持ちます。
発達段階5 自己変容・相互発達段階
発達段階5は「自己変容・相互発達段階」と呼ばれます。この段階に到達している成人人口は1パーセント未満です。
この段階では、自分の価値観や意見にとらわれることなく、多様な価値観・意見などを汲み取りながら的確に意思決定ができるという特徴があります。段階4は、自らの成長に強い関心を示していましたが、段階5は、自らの成長に強い関心を示すことはなく、他者の成長に意識のベクトルが向かいます。そのため、部下を育てるのに適した段階であるといえます。
他者が成長することによって、自らも成長するという認識(相互発達)がり、他者と価値観や意見を共有し合いながら、コミュニケーションを図るという特徴もあります。 -
Posted by ブクログ
・「室積さん」と「私」の対話形式。室積さんが聞き上手なのは分かるけど、反復や言い換えによる要約は読んでてちょっとしつこいな…と思ってしまうけど、それも部下との接し方のひとつなのだな。「〜〜に関して、どう思いますか?」と問いかけて、その答えを次に説明することに繋がるよう促す話し方。分かっちゃいるけど、意識してないと出来ないし、説明されて理解したことと問いかけられ答える(自分で考えてみる)というプロセスを経て理解したことと、納得させやすさが違うのだろうな。
・「人間は意味を構築することを宿命づけられた存在である」というよりは寧ろ、『人間は意味を構築できないものを認識することができない』のではないかな?と思う。この文脈ではどちらでも良いけど。