竹田ダニエルのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
Z世代ジャーナリスト竹田ダニエル氏。
彼が見るアメリカの実態はかなり酷い。
トランプの無法ぶりを斬るのは当然として、
バイデン・ハリスのイスラエルに対する政策もずばずば切り込んでる。
確かにそうだよな、、、あれだけガザ、ハマスに酷い、残虐な攻撃をしかけるイスラエルを、
バイデン政府は支持し続けたのだから。。。
この新書に載っている対談は選挙前なのだが、この内容からすれば
バイデンのスタンスにはネガティブにならざるを得ない。
バイデンを受け継いだハリスの敗因はここにあったのかもしれない。
無法で滅茶苦茶だがとにかく戦争を止めようとしているトランプの方が、
ガザの幼い子を殺す武器をイスラエルに -
Posted by ブクログ
ネタバレ時代の空気や価値観を鮮明に言語化していてめちゃくちゃ面白かったです。
それ、しんどいよね。の前提が共有できる安心感がすごい。読んでよかった。
永井玲衣さんとの対談はとくに刺さりました。
「正解がないのに間違いだけが指摘される社会って、どれだけ苦しいんだろう」
た、たしかに…。
(と、思ってしまったこと自体にも少しむなしくなってしまったり。)
そのほか、メンタルヘルスについて触れていて気になった部分を引用します。
--
この辛い社会に生きていて、精神的にダメージをうけない方が非現実的だ。メンタルヘルスの問題が全くない人なんていない、という前提を共有し、「自分と向き合おうという意思 -
-
Posted by ブクログ
2024/11/04
最初は日本の世代論の本なのかなと思ったけれど、そうではなくてアメリカの海外文化圏のZ世代について論じた本だった。
アメリカと日本ではZ世代という括りも解釈も全然違うんだなということは分かったが、やっぱり使われてる言葉に英語のカタカナ読みが多くあって意味を調べながらでないと読み進めていくのにちょっと難解な印象を受けた。
この本で論じられていることにTikTokでの流行りの変遷や若者たちのSNSを中心とした思考の変遷も書かれていたのだが、主にインターネットの内容やホームページの内容が参考として載っていて、どうも「ここに書いてある流行りのタグのこととか若者が〜となっていて〜」と -
Posted by ブクログ
Bimboムーブメントの新しさは、男性中心的な「知性」の定義を覆すことによって自由になろうとしてる点。それゆえ、彼らは「おバカなギャル」を装う。エリート主義が根付くマイノリティ蔑視や階級主義に対する抗議を体現する。シス・ヘテロ男性中心的な社会によって決められた理不尽なルールへの絶望や共産主義の、重要性、そして「自由に生きたい」「私たちはイケてる」という叫び。男性中心社会の視点から決められたものがいかに陳腐なものかが理解された上で、改めてそのステレオタイプを皮肉的にとりいれている。社会への絶望を目の当たりして来たZ世代が、せめて可愛い格好して、自分たちを縛りつけている社会規範をぶち壊し、オルタナ
-
Posted by ブクログ
この本が何かで紹介されていて、なぜだか気になった。
「若者の対応に困っている」なんてことはないのだけど。
もしかしたら、対比して自分がどんな人間かを把握したいのかもしれない。
アメリカのZ世代に関する本。
日本の「ゆとり」みたいなレッテルの話ではない。
同じ世代に生まれ育てば、同じような社会の影響を受けるから、世代の傾向を把握するのに役立つよね、という感じ。
この本によると、Z世代は不景気やコロナによって、未来への希望を抱けないという。
全体としてはどうにもならないから、せめて個人でハッピーになろうという行動を取るらしい。
言われてみれば、若い人からはそんな印象を受ける気がする。
でも、 -