イーディス・ウォートンのレビュー一覧

  • イーサン・フロム

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    今回で、読んだのは3回目くらい。
    「いい加減、買ってしまおうかな」と思うくらい、時折、無性に読みたくなる本です。

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    2026年02月16日
  • 幽霊 新装版

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     原著1937年刊行。
     幽霊と覚しきものが出現する、まあ、「怪奇」短篇小説集。
     しかし、イーディス・ウォートンはエンタメ系の小説家ではない。19歳ほど年長のヘンリージェイムズがこの女性作家を励まし、親交を深めたそうで、ウォートンはアメリカ文学史において、ジェイムズの後継者的ポジションに位置すると見られることが多いらしい。
     ウォートンの『無垢の時代』を先に読んだが、確かにジェイムズに近い地味で稠密な心理小説といったところ。もっともジェイムズほど難解な文体ではない。
     従ってシリアス文学というか、普通小説というか、いわゆる純文学系の作家である。が、どうやら幽霊小説に惹かれるものがあったらしく

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    2026年02月15日
  • 幽霊 新装版

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    ネタバレ

    よかった。幽霊そのものがどうこうではなくて、幽霊を感じてしまう心理、こういう幽霊ものが私はことに好きなんである。

    そして『ゴースト』序文で言及されるスティーヴンソンとオブライエンの作品も読みたいなーと思い、なんか覚えがあるなー?とも思ったら、しっかり自分の棚にあったんである。再読したい。

    (今年はどうもイーディス・ウォートンにはまっているな。)

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    2025年12月09日
  • 無垢の時代

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    書き出しがすばらしい。映画の歴史大作を思わせ、まるで壮大なオペラの幕開けのようだ。しかしそれからしばらくは、19世紀後半のニューヨークの時代背景や、上流階級でのみ通じる複雑なしきたりや人間関係を詳細に描こうとするあまり、私たち現代人からすると退屈ともとられかねず、読み飛ばしたい衝動に駆られるかもしれない。

    だが、そんな読むのに忍耐が必要な描写が続くのは第一部の最後から1つ前の章の第17章まで。そこまでは何とか読み進めてほしい。なぜなら第18章以降、主人公ニューランドとエレン・オレンスカ伯爵夫人の2人が織りなす物語は、ラヴェルのボレロのようにクレッシェンドしていくからだ。
    それは私たちが思い描

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    2023年11月20日
  • イーサン・フロム

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    上流階級のイメージのあるウォートンだけれど、これはその対極とも言える、寒く貧しい村の貧しい男の物語。でもなんか印象に残るな。

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    2025年07月20日
  • イーサン・フロム

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    ネタバレ

    マサチューセッツの小さな村を舞台に、病気がちの妻と、妻の親戚の女性と3人で暮らすイーサン・フロムの身に起きた事件を描くお話

    イーディス・ウォートンは以前「無垢の時代」を読んだことがあるのだけど、とにかく情景の描写が細かくて、その時代や場所を文章という形で生き生きと再現するのが本当に上手いなと改めて思いました。

    ニューイングランドの冬の寒々しい感じとか、主人公家族の家の様子とかが映像として脳内で再生されていく感じがとても楽しい読書体験でした。

    肝心の物語の方は、病弱の妻がいるにも関わらず親戚の若い娘に思いを寄せてしまうというお話で、妻が泊まりで出かけた時にやたらワクワクしてる主人公の様子と

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    2025年04月10日
  • 幽霊 新装版

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    はっきりとした怖さというよりはぼんやりとした不安というほうが近い。
    結局なにがどうしてこうなったのかということがハッキリ書かれていなかったりするので、そういうのが苦手な人はモヤモヤするかもしれない。

    夫に定期的に謎の手紙が届く「柘榴の種」、人生の儚さや老いの切なさが描かれている「ホルバインにならって」、急に屋敷から人が消えてしまう「万霊節」あたりが好きだった。

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    2026年02月17日
  • 無垢の時代

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    何かを思い出い出させようとするのだが、具体的にそれが誰のどの作品なのかがはっきりしない。似たような雰囲気や文体の作品があったような。

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    2025年04月06日
  • 夏

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    本編は本編として、結末への複雑な味わいが印象的で面白く読んだが、解説の面白さが上回ってきた。家父長制に対する挑戦とその失墜という構図からフェミニズムが読める一方、作者の人種差別感情が滲んでいる疑念。

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    2023年03月12日