入江尚子のレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
ゾウの進化から、彼らの社会、知能や感覚能力、そして彼らとの共生の問題まで。最新のゾウ研究が、手軽に、しかもまるごと早わかり。
著者の入江さんの専門は、ゾウの認知能力の研究。途中にクッションのように挟まる、日本の動物園やタイやスリランカでの研究の個人的エピソードもおもしろい。
ところで、ディズニーアニメの『ダンボ』。赤ちゃんゾウのダンボは、耳が大きいために仲間外れにされる。形態学的には、耳が大きいのはアフリカ(サバンナ)ゾウ。入江さんによると、コウノトリが、アフリカゾウの赤ちゃんをアジアゾウの群れに運んでしまったのではないかという。おっちょこちょいのコウノトリの「誤配」説か、なるほど。 -
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレ卒論をきっかけにゾウの研究を初めた著者が、様々な実験の結果に基づきゾウの生態や認知能力の高さなどを、一般の人にも分かりやすい言葉で紹介した本。
元々自分がゾウ好きということもあり、子供に対する愛情の深さなど聞き知ってはいたが、ゾウも2歳くらいで鏡を見て自己を認識できるとか、仔ゾウが指しゃぶりならぬ鼻しゃぶりをするとか、初めて知ることも多く、益々ゾウへの愛と関心が高まった。
一方で三味線のバチ1つを作るために象牙が1本必要、つまり、バチのために巨大なゾウが殺される、といった実態も知り悲しくもなった。
すでに近い将来、絶滅の危機にあるレッドリストに載っているゾウたちを守り、共生していくために、 -
Posted by ブクログ
4歳にはなかなかの大ボリューム44ページ。途中休憩はさみつつ、読み聞かせ。
ゾウがいる動物園に行く前に読むべき本。
きっちゃんとゾウのチャンポムのおはなし。人間もそれぞれ顔が違うように、ゾウのチャンポムとスアイはそれぞれ顔が違い、性格も違う。そこに気付くきっちゃん、すごいなー
4歳トシ、半分くらいで「ちょっとお菓子たべてくる」と休憩。「ゾウさんに、エサあげたことあるよね」あるねえ「鼻が伸びてきてこわかったんだよー」目の前に鼻がきたもんね。
読み進めて、えええ?!と、読み聞かせする私のほうが新発見あり、興味深く読ませていただいた。
きっちゃんとチャンポムの心が通じ合うシーンが良かった。次に動物 -