辻井栄滋のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「白い牙」ほか2冊を読んでいる筆者。自伝ともいわれる当作品、彼の人格と対峙するのが息苦しくなるほどの内容がある。
訳が素晴らしく、読み易いが、内容が刻苦凄烈な為、読み続けるのはせいぜい30ページというとっかかり。500ページ余の本だから、これじゃ、余りにも遅読。
返却の日に頑張って読み切った。
最後は「人は死すれば自然に還る」ごとくあっけなかったが、そこまでに至る80ページは文字通り、血反吐を履いて呻吟が聞こえてくるような歩みの生き方に感じられた。
本人自身、尿毒症とモルヒネ多量の長期間過剰摂取による死去とあるように この子の作品が等身大であることが認識できる。
最後に心を通わせあったプリ