渡邊真里のレビュー一覧

  • 私たちは同調する

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    社会的アイデンティティについて、同調の力や同調に至るプロセス、排他的な思考からの脱却について語られている本

    アディダスとプーマ、アップルのブランディング、第一次トランプ政権、Me Too運動などの企業活動や社会的な事象を題材に語られているため、想像がしやすく、興味を持って読み進められる。

    また、アイヒマン実験や同調実験などの古典的な心理学の実験が、教科書的に通りいっぺんの解説がされているのではなく、実際にアイデンティティにどのように影響を及ぼして実験されていたのかが詳しく書かれているので、社会心理学に興味があれば面白く読めると思う。

    多様性や共感、目的意識が、排他的な思想やフェイクニュー

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    2025年09月07日
  • ドナーで生まれた子どもたち 「精子・卵子・受精卵」売買の汚れた真実

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    ネタバレ

    ドナーで生まれた著者の怒りを真空パックしたような一冊。フィクションのような都合の良い感動はさせてくれない。
    私自身は子を授かりたいと真剣に考えたことはまだない。だから、精子提供というものに需要があることに驚くのだが、夫の遺伝子でなくても妊娠を望む夫婦や、自ら望んでシングルマザーとなる女性、同性カップルなど、必要な事情があるようだ。
    「ドナーで生まれた子どもたち」は、1980年代に精子提供で生まれたオーストラリア人の女性が書いたノンフィクションであり、私が読んだどんなフィクションよりも恐ろしかった。

    何が恐ろしいのか。

    「ドナーで生まれた子どもたち」では、過去のHIV感染の事例が紹介されてい

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    2024年03月20日
  • 私たちは同調する

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    生死を分けた印象からスタートし、バイアス、差別的な社会心理学の話が多く含まれています。
    日本人だけでなくアメリカ人でも同調が強く、それが差別につながっていたのかもしれません。

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    2023年05月24日
  • ドナーで生まれた子どもたち 「精子・卵子・受精卵」売買の汚れた真実

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    不妊治療についてずいぶん知った気になっていたけれど、この本を読んで、生まれてくる子については全然考えていなかったことに気がついた。
    自分が両親の実の子でないと知らされず、半分血のつながった兄弟が何百人もいるかもしれない。それがフィクションではないことに衝撃。

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    2023年01月14日
  • ドナーで生まれた子どもたち 「精子・卵子・受精卵」売買の汚れた真実

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    誰かわからない父親を探す記録と心情の変化を詳しく述べ、犯罪捜査を読んでいるかのよう。精子提供をレイプと捉えたり、過激に突き進んでいくルーツを知りたいという執念には敬服した。
    不妊治療産業の闇は深い。
    欠点は文章が読みにくかった。

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    2023年10月31日
  • ドナーで生まれた子どもたち 「精子・卵子・受精卵」売買の汚れた真実

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    全ては読めていないけれど、子供側から見た現実の重さ、糸の切れたような頼りない気持ちなど、いままで考えたことのない視点での書籍であり大変貴重。

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    2022年12月20日