谷口真由美のレビュー一覧

  • きみの人生はきみのもの 子どもが知っておきたい「権利」の話

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    ネタバレ

    『はじめに』には権利について書かれてる。
    『権利を持っているというのは大きく分けて次の二つのことができることを意味します。
    1 自分で何かを自由に行っていいこと
    2 他人に何かしてもらうよう要求できること』

    「ぎゃくたいってなあに?」は権利についてだけだったけど、この本はそれで何ができるかまで書かれている。
    子どもたちの日常のこまごまとしたことについてを権利を絡めてアドバイスしてくれる本。


    「ぎゃくたいってなあに?」と同じく『そもそも大人たちが権利を知らない』とこの本にも書いてあるけど、まさしくそれ。
    大人は知らない。
    子どもだけが知っていても「生意気なガキだな」で一蹴されることもある。

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    2024年03月10日
  • きみの人生はきみのもの 子どもが知っておきたい「権利」の話

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    困ったことや悩みの事例を挙げて、憲法や子どもの権利条約を基に具体的に権利を示しながら解決法へと導く。相談窓口や役立ち情報も具体的に示す。
    シンプルでわかりやすく、子どもに寄り添ってくれる本。

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    2023年03月22日
  • おっさんの掟 ~「大阪のおばちゃん」が見た日本ラグビー協会「失敗の本質」~(小学館新書)

    購入済み

    「あなたの役割」とは?を考える

    この本は、業界を仕切る男性たちやその閉ざされた社会に対する告発や恨み節ではない。乞われて足を踏み入れたはずのラグビー協会に、手足を縛られ翻弄されながらも懸命に向き合い続け、そして結局排除された一ラグビーファンの女性による記録だ。
    その筆致はとても俯瞰的で、ときにユーモラスでさえある。それがかえって業界の病理や解決すべき問題点を鮮明に浮かび上がらせた。当事者たちもこの本を虚心坦懐に読めば、自分たちの現状を客観視できるのではないか。
    まず“虚心坦懐”の境地をこの人たちに求めるのが無理筋かな^^;

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    2023年02月12日
  • おっさんの掟 ~「大阪のおばちゃん」が見た日本ラグビー協会「失敗の本質」~(小学館新書)

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    とてもわかりやすく組織の硬直化の様子がわかった。やはり外部の人間が入った時にその組織の異常性が見えてくるとおもう。作中にもあったが歴史の長い組織ほど慣例化、硬直化が激しい。
    男女間の差異ではなく、組織の運営が長くなればなるほど、一部の人間が権力を持ち、自分のやりやすい仕様に組織を変化させていくのではないだろうか。
    このような例はおそらく世界に多く存在すると思う。そのような組織の硬直を打破できると現代で考えられているのが、論理性、数字なのだと思う。ただ、本文中にもあったがそれすらも組織が葬ってしまう場合も多々あるのだと思うけれども。

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    2022年05月04日
  • おっさんの掟 ~「大阪のおばちゃん」が見た日本ラグビー協会「失敗の本質」~(小学館新書)

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    ネタバレ

    いやー面白かった!思い当たるところがありすぎて、うちの会社の上層部と男性陣全員に一冊ずつ熨斗つけてお贈りしたいくらい。

    理事を依頼される冒頭部分の、本人の事情や意向まるで無視なおっさん達の態度からして、ニッポンの家父長制の悪いところを集めて煮詰めたよう。いまの強引な女性登用って、おっさんによって生み出された家父長制の膿なんじゃないの…とすら思ってしまう。

    元ラガーマンがスクラム組んで女性一人囲んで役職を依頼するなんて圧迫面接そのものだし、彼女を登用しておきながらずけずけ意見をいわれると「意見を聞かなくなった」って他人に愚痴ってる清宮さんもたいがいマチズモ体現してるし、川渕さんもその世代の男

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    2022年02月20日
  • おっさんの掟 ~「大阪のおばちゃん」が見た日本ラグビー協会「失敗の本質」~(小学館新書)

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    ステレオタイプで良くはないが、ラグビー経験者は、「俺たちは、あんたより辛い練習を耐えた」「俺たちのフィジカルは、あんたより強い」と言う優越感というか、古典的マッチョイズムというか、上から目線というか圧を出すイメージがある。もちろん肉体的に大きいだけで、そんなつもりがない場合も多々あるだろう。(そうじゃない方も多々知っているので、あくまでステレオタイプということでお許しを)
    しかし、ビジネスや成長という文脈において、その優越感に浸って、同じ村の人々とのみずっと交際したりすると、危険である。最近のビジネス用語で言うと、アンラーンしないのでグロースマインドセットにならない、ダイバーシティーの欠如がイ

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    2022年02月03日
  • おっさんの掟 ~「大阪のおばちゃん」が見た日本ラグビー協会「失敗の本質」~(小学館新書)

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    あの方がこのような苦労をされていたとは。

    事実は小説より奇なり。色々と不満に思うこともあったかもしれないが顛末を明るく書かれている。ラグビー界というタテ社会っぷりは、日本の会社やコミュニティのそこかしこにある構造なのだろう。

    暗くなりがちなテーマ最後に、彼女自身のラグビーへの愛や繋がりを示す素敵なエピソードが紹介されている。

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    2022年02月01日
  • きみの人生はきみのもの 子どもが知っておきたい「権利」の話

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    「こういう相談先があるんだな〜」という新しい発見がたくさんあった。
    個人的に興味があったボランティアと関連する情報も得られた。

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    2024年03月05日
  • おっさんの掟 ~「大阪のおばちゃん」が見た日本ラグビー協会「失敗の本質」~(小学館新書)

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    谷口真由美が日本ラグビー協会で活躍して退陣に追い込まれるまでを書いた一冊。

    ラグビー協会の閉鎖的な体質がよく分かった。

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    2024年02月06日
  • おっさんの掟 ~「大阪のおばちゃん」が見た日本ラグビー協会「失敗の本質」~(小学館新書)

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    新リーグ立ち上げを盛り上げるためだったのか、ただ体裁を整えるためだったのか、兎にも角にも茶番を仕込んだつもりのラグビー協会が、凄まじいキャスティングミスを冒した一件。著者の研究分野に関する理解と自分たちの組織の体質についての客観視がどれだけできていなかったのか。そのお粗末ぶりに驚く。もちろん著者だけの言い分だけでコトの良し悪しは断定できないが、細かな経緯や結果がどうであれ、著者は自身のやるべきことをやったと思う。学者はこうでなくっちゃ、と思った。著者のしてみれば、腹が立って書かずにはいられなかったという面もあると思うが、これを公にすることにより予想される様々な煩わしさに負けることなく、本書を刊

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    2023年07月15日
  • おっさんの掟 ~「大阪のおばちゃん」が見た日本ラグビー協会「失敗の本質」~(小学館新書)

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    2023.05.14
    結局、ラグビー協会の失敗の本質という表題ほど、原因を明確に指摘はしていない。私怨が論理的なクリアさと事実関係の弱さがきになる。

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    2023年05月14日
  • おっさんの掟 ~「大阪のおばちゃん」が見た日本ラグビー協会「失敗の本質」~(小学館新書)

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     TBSのサンデーモーニングで、歯に衣着せぬコメントで、視聴者の溜飲を下げることでおなじみの大阪のおばちゃんこと谷口真由美さんが、日本ラグビー協会での体験談を赤裸々に綴ります。あくまで谷口真由美さんの言い分なのでしょうが、読み進めていくと谷口真由美さんの理路整然とした経過記録に引き込まれていきます。
     両親の都合で、近鉄花園ラクビー場で育った青春時代。ラグビーのルールを自然と身につけ、またラグビー界との人間関係も深まる中で、半ば強引に日本ラグビー協会に組み込まれる。新リーグ設立に尽力するが、「おっさんの掟」に翻弄され、齟齬にされ、役員解任に至る。自身が憲法学者ゆえに、日本国憲法に照らしてコンプ

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    2023年01月02日
  • おっさんの掟 ~「大阪のおばちゃん」が見た日本ラグビー協会「失敗の本質」~(小学館新書)

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    ジェンダーに纏わる慣習もそうだが、旧態然とした男社会の象徴にも見えるラグビー界隈が、W杯のブームを経たプロ化の岐路に至っていかに紆余曲折を経ていたかは他山の石として興味深くもあり、プロスポーツ化の先達としてのJリーグなどと比較した現状と今後の筋道にも今まで看過していたが中止したいと思う。

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    2022年10月09日
  • おっさんの掟 ~「大阪のおばちゃん」が見た日本ラグビー協会「失敗の本質」~(小学館新書)

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    2022年2月発行ということは、かなり最近の本だ。
    筆者は法学者で、かつ、テレビやラジオのコメンテーターをやられていた女性。2019年6月に、日本ラグビーフットボール協会の理事に就任。2020年1月にラグビー新リーグ法人準備室長に就任されている。
    2019年のW杯で、日本チームは大活躍をし、日本中にラグビーブームを巻き起こした。一方で、競技人口の減少に危機感を持っていた協会は、ラグビーのプロ化に舵を切る。筆者の谷口さんが、法人準備室長に就任されたのは、そのようなラグビー界にとって非常に大事な時期であり、また、法人準備室長はプロ化にあたっての対外窓口を務めるキーポジションであった。
    筆者はラグビ

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    2022年07月03日
  • おっさんの掟 ~「大阪のおばちゃん」が見た日本ラグビー協会「失敗の本質」~(小学館新書)

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    「さもありなん」という感じだった。
    あらゆる組織の、ある程度上位に女性を増やすことが、これからの日本に必要で、そこにこそ、そこにのみ希望が見出せると思っている。
    一つ一つおっさん的なものを潰していくしかない。

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    2022年05月14日
  • おっさんの掟 ~「大阪のおばちゃん」が見た日本ラグビー協会「失敗の本質」~(小学館新書)

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    ラジオノオトでずっとパートナーをお務めだった谷口さんの著書ということで購入。
    ラジオでもあらすじをおっしゃっていたように、ラグビー協会が、世の中にはびこる「おっさん的」思想や行動の代表格みたいな集団でびっくりした。

    協会側の意見はこの本に記載が無いということを織り込めば、谷口さんはいわゆる日本企業でお勤めをされた方ではない(はずだ)し、「組織の論理」で目上に迎合する慣習みたいなものとそもそも反りが合わなくて、巧く協会内の政治ができなかった部分はあるのかもしれない。
    ただ、私が思ったのは、ラグビー協会を「その中で上手く立ち回って少しずつ変えていく」レベルではなくて、「革新的に変えていく」必要が

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    2022年04月12日
  • おっさんの掟 ~「大阪のおばちゃん」が見た日本ラグビー協会「失敗の本質」~(小学館新書)

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    奥深いことを考えさせられた。

    組織の論理だけでは通用しなくなっていること、これまでどおり進めるのではなく常に新しいものを組織に取り入れること。

    ラグビー協会はなぁと以前から思っていましたが・・・。
    リーグワン、盛り上げていかないといけないですね。
    ラグビーファンは一回読んでいただきたい本です。

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    2022年02月27日
  • おっさんの掟 ~「大阪のおばちゃん」が見た日本ラグビー協会「失敗の本質」~(小学館新書)

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    読みやすく、あっという間に一気に読んでしまいました。
    こうした変化を嫌う「おっさん」にはならないよう、自分も日々気をつけなければ。

    この本を通した上での協会側の言い分を聞かないもの何とも言えないところではありますが、信憑性のある内容です。

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    2022年02月12日
  • おっさんの掟 ~「大阪のおばちゃん」が見た日本ラグビー協会「失敗の本質」~(小学館新書)

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    ラグビーリーグワンの設立に尽力するも、チームのクラス分けをめぐり、ラグビー協会幹部と対立し、事実上更迭された女性の告発の書。ラグビー協会の不透明さ、ガバナンスの欠如などがよくわかる。
    ただ、著者をラグビー協会に招いた清宮克幸氏の見解なども載せるべきと思うができていないし、協会のキーパーソンとも話し合うべきと思うが、できていないように感じる。一方的な主張ととられないためにも、すべきだっただろう。

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    2022年02月12日
  • おっさんの掟 ~「大阪のおばちゃん」が見た日本ラグビー協会「失敗の本質」~(小学館新書)

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    何となくこんなことが起きていたのかなという想像を超えて酷い世界だった。ラグビーというスポーツそのものに罪はないが、おじさんに牛耳られている限り、他のプロスポーツのような発展は難しいだろう。

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    2025年12月20日