押切もえのレビュー一覧
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人気モデルである彼女が「モデル失格」なるタイトルで本を出すことは、一歩間違うと嫌味にもなりかねない。
それでも、きちんと本書を読めばそれが等身大の彼女から発せられた率直な言葉だとわかります。
プロとして活躍している人の話は、本当に刺激になります。
とても意識の高い人が多いから。
押切さんももちろん例外ではありません。
ただ彼女の場合は、最初はそうじゃなかった。器用に何でもソツなくこなせるタイプではおそらくないであろう彼女が、1つ1つ意識を変えて、自分を変えて努力していく姿勢には読んでいてすごく感銘を受けました。
サブタイトルにもある「幸せになるためのアティチュード」として、本書では幸せの処 -
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アティチュードについて着いて知りたくて読書。
恥ずかしながら、著者がテレビで動いているところを見た記憶がない。著者の年表を見ると大連出張・転居したころから活躍されているようだ。小島よしおさんのネタで登場して「あああ、もえちゃんとはモデルなんだ」くらいの認識。しかし、それが逆にあまり先入観を持たずに読むことができたのかもしれない。
自己嫌悪は自分も24歳までズルズル引きずっていたので解放された時の爽快感、生まれ変わったような感覚を今もでも鮮明に覚えている。他者依存、自己否定が、他者肯定、自己肯定となると、他人の痛み、気持ちを知ろうとする態度ある人間となるように思う。
自分が嫌いで、そんな嫌 -
Posted by ブクログ
■0911.
<読破期間>
H21/2/10~H21/2/23
<本の内容>
女性ファッション誌『AneCan』のトップモデル・押切もえ。
現在、雑誌のみならずテレビ番組やCMなど活躍の場を広げている彼女ですが、
そこに至るまでには、実はたくさんの挫折や苦労がありました。
モデルとしてのコンプレックス、不遇の時代、絶頂期の事故…
決して順風満帆とは言えない半生を振り返りつつ、どんなときも努力をおこたらない、
あきらめない姿勢の秘密=「HAPPYの見つけ方」に迫ります。
「“生きる姿勢”ひとつで、人は誰でも幸せになれる!」
渾身のメッセージを込めた、押切もえ初の書き下ろしです。 -
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ネタバレ特に好きだったのは
①バラードと月色のネイル
②失格した天使と神様のノート
①はアイドルとして活動しているたぶん美青年の男の子アキ。彼は同じメンバーの男の子に恋しているけれどもちろん片思い。そんなアキのことを知らずに好きになってしまったモデルの咲子。咲子は別の話では感じの悪い女の子として描かれていたけど、ここではまっすぐにアキにぶつかり、アキが男性を好きだと知ってからも距離を置いたりせずに素直に寄り添って応援する。『えっ咲子めちゃいい女じゃん!!』って好感度爆上がりした。恋が上手くいかなくても、自分の気持ちにいつでも素直に、そして最後まで相手の味方でいられたらいいね。
②は、アイドルを目 -
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モデルの世界
モデルの押切もえ氏による初の小説。
大手パン工場でアルバイトをしたり、売れない日々を過ごしたこともあると何かで読んだ。
そんな自身の経験を踏まえて描いた小説とのこと。
いわゆるシンデレラストーリーで、プロの作家ではない(何を持ってプロというのかは個々によるだろうが)為に概ね話の流れは予測がついた。
それでもやはり評価すべき所はある。
例えば後半で主人公の村田瞳がこんな言葉をかけられる。
「人と比べてたら一番にはなれないのよ」
これは著者にとっても大事にしてきた言葉だったのだろう。
モデルの世界は想像するにストイックな場所であり、また常に他者の存在を意識せざるを得ない場所である