ロバートコルカーのレビュー一覧

  • 統合失調症の一族 遺伝か、環境か

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    ネタバレ

    統合失調症の兄がいます。娘がいつか遺伝発症しないか頭の片隅に不安を抱えています。著書では男子の発症率が高いことを知りました。環境誘発をしないよう親なりに整えながら、発症しないよう見守ろうと思っています。

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    2024年08月25日
  • 統合失調症の一族 遺伝か、環境か

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    すごい労作。ドンとミミ夫妻の間に生まれた12人の子供達。15年に渡りほぼ連続して出産していることも衝撃だけど、兄達が弟妹達に性的暴行をしていた事実に言葉を失う。半数が統合失調症を発症し、それが遺伝なのか環境なのかと議論されているけど、どちらにしろ生育環境がいかに成長過程で精神の形成に影響を与えるか。こんなにいたらそりゃあ一人一人に目を配って教育なんて不可能。表紙のインパクトがすごい。

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    2024年07月17日
  • 統合失調症の一族 遺伝か、環境か

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    第二次大戦後のアメリカ、12人兄弟一家。12人のうち女の子は下の2人だけ。10人の男の子のうち6人が統合失調症だった。本当にこんな家族がいたのか!という驚き。表紙を飾る階段にずらりと並んだ家族写真は圧巻。
    1945年の長男誕生から2017年に母親が亡くなるまで、それぞれの兄弟に起こった事例と家族の対応を克明にリポート。家庭内暴力や性的暴力、その当時の精神科の治療方法などなど。
    何より驚くのは、この事実を公表したいと思ったのが、ある意味被害者的な立場にいた2人の妹達だったということ。両親が亡くなったあと、生存する関係者全ての同意を取り、執筆者まで探したという。単なる家族の記録にとどまらない。この

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    2024年06月16日
  • 統合失調症の一族 遺伝か、環境か

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    まさに事実は小説より奇なり。
    装丁写真の、あどけない少年たちのかわいいこと。
    精神疾患をもつ人と仕事で関わったこともあり、不謹慎かもしれないが、彼らのもつ独特の世界は興味深いと感じる。
    ミミが子どもの気持ちを受け止められないところは反面教師にしたいが、ミミ自身も虐待を受けていた。
    辛い描写が多いものの、リンジーが信頼できるセラピストに出会って、自分を取り戻していく姿には救いを感じた。

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    2024年04月23日
  • 統合失調症の一族 遺伝か、環境か

    匿名

    購入済み

    想像を絶する環境で、読んでいて辛くなりました。けど家族だから、助け合う姿にも心打たれました。一読の価値あり。

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    2023年08月31日
  • 統合失調症の一族 遺伝か、環境か

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    12人兄妹のうち6人が統合失調症を発症したギャルヴィン家。要因は遺伝なのか環境なのか。
    家族の人生を紐解いていくノンフィクション。
    こんな家族が実在した事に戦慄を覚えた。

    長男の異変から家族の歯車が狂い始める。
    兄弟喧嘩は血まみれ、窓ガラスは破壊され、家具は持ち出される。言動がおかしくなり、被害妄想により暴力沙汰を起こし、精神病院の入院を繰り返す兄達。一人また一人と異常な行動に走っていく。読んでいても誰が誰だかわからなくなるほど、混乱極まりない。
    発症した息子達は元より発症していない健常な兄妹達にも不安と恐怖が広がる
    家族が一緒に居る事が狂気に繋がっていくようだ。

    ギャルヴィン家の症例は精

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    2025年10月10日
  • 統合失調症の一族 遺伝か、環境か

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    ネタバレ

    こりゃすげえというのが一番な感想
    ジンとミミの反応に対して思うけど、やっぱりプライド高い人って問題に関わろうとしないんだよな、お前らで解決しろ感

    「今日でさえ、ソラジンやその他の抗精神病薬がこのような効果を持つ理由は、誰にもはっきりわからない。医師たちは何十年にもわたって、統合失調症の生物学的特性を明確に理解しないまま、この疾患に薬物治療を行なってきた。」
    マジ?!?!

    なぜ兄たちが自分の妹に性的虐待をするのかそのメカニズムがわからない

    ガールフレンドを銃殺したところでもうええ!!ってなったけどまだ1/3だ…

    老い先短い母親が、自分の納得行ってない人生に全部理由つけて私のせいじゃないっ

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    2025年04月05日
  • 統合失調症の一族 遺伝か、環境か

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    統合失調症について前提知識なしで読んだが、原因や治療法の解明がこんなにも進んでいないのかと驚いた。
    ノンフィクションと思えないほど壮絶な家庭環境だが、血縁関係とは呪いのようなもので、捨てきれないのだよなあと、複雑な感情に振り回される子どもたちに同情を禁じ得なかった。終盤でリンジーが口にした、皆んなそれぞれの人生だから、それぞれの家族との関わり方があり、過去からの立ち直り方がある、といったありがちな言葉から、修羅場を生き抜いた者にしか出せない重さを感じた。

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    2025年01月06日
  • 統合失調症の一族 遺伝か、環境か

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    専門的過ぎて斜め読みではあるが、統合失調症を家族に持つ身としては、ノンフィクションで12人の子供のうち6人が病気になる事は衝撃。私にも、遺伝的に潜んでいるのかも

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    2024年11月24日
  • 統合失調症の一族 遺伝か、環境か

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    12人の子どものうち6人が統合失調症になった家族の話と、統合失調症の研究の歴史が一緒になったノンフィクション。
    それが、ごちゃ混ぜで時系列もバラバラなので、とにかく読みにくかった。

    この時代では普通のことだったのか分からないが、普通にどの子もマリファナなどの薬にも手を出してるけど、依存症とかなかったのかな?
    子どもも多すぎて、絶えず揉め事も起こってるみたいだし、統合失調症にならなくてもまともに育つのが難しそうな家庭で、さらに兄からの性的被害にもあってる中で、最終的に幸せ?になっている女の子2人はすごいと思った。

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    2024年05月16日
  • 統合失調症の一族 遺伝か、環境か

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    原作をオーディオブックで聞きました。下記はgoodreadsに掲載した感想を日本語に書き直したものです。
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    個人的には★★★★☆。だけどそこには邪心が含まれている気がするので、星3つに落とした。

    その理由を説明する前に、この本が誰の立場から書かれているのかについて説明したい。コルカー氏はリンジー(生まれはマリー)とマーガレットから、自分たちの体験をもっと多くの人に知ってもらいたい、と依頼されて本書を執筆した。結果として、この本は失調症と診断されていない二人の末娘たちの視点から書かれている。彼女たち

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    2024年04月19日