ロバートコルカーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
12人兄妹のうち6人が統合失調症を発症したギャルヴィン家。要因は遺伝なのか環境なのか。
家族の人生を紐解いていくノンフィクション。
こんな家族が実在した事に戦慄を覚えた。
長男の異変から家族の歯車が狂い始める。
兄弟喧嘩は血まみれ、窓ガラスは破壊され、家具は持ち出される。言動がおかしくなり、被害妄想により暴力沙汰を起こし、精神病院の入院を繰り返す兄達。一人また一人と異常な行動に走っていく。読んでいても誰が誰だかわからなくなるほど、混乱極まりない。
発症した息子達は元より発症していない健常な兄妹達にも不安と恐怖が広がる
家族が一緒に居る事が狂気に繋がっていくようだ。
ギャルヴィン家の症例は精神医学の研究を進めたようだ。この一家以外にも4つ子の統合失調症例なども報告されており、アメリカはやはり凄い国である。
兄からの性被害を受けていた末娘のメアリー(リンジー)がカウンセリングを受ける中で家族の問題に向き合おうとし、母をはじめ病気の兄達を介護する道を選ぶ。姉のマーガレットが家族から離れる道を選んだ事と一線を画す。
リンジーの強さに救いを見出す。
統合失調症は遺伝が原因している。でも環境も決して無縁では無さそう。悪化させるもさせないも、発症するもしないも、様々な要因が重なり合っている、と感じた。日本でもこの病名を聞く事が増えてきた。苦しんでいる方が居る。家族も居る。トラブルもある。
研究が進み、薬や治療法が少しでも早く開発される事を祈る。 -
Posted by ブクログ
ネタバレこりゃすげえというのが一番な感想
ジンとミミの反応に対して思うけど、やっぱりプライド高い人って問題に関わろうとしないんだよな、お前らで解決しろ感
「今日でさえ、ソラジンやその他の抗精神病薬がこのような効果を持つ理由は、誰にもはっきりわからない。医師たちは何十年にもわたって、統合失調症の生物学的特性を明確に理解しないまま、この疾患に薬物治療を行なってきた。」
マジ?!?!
なぜ兄たちが自分の妹に性的虐待をするのかそのメカニズムがわからない
ガールフレンドを銃殺したところでもうええ!!ってなったけどまだ1/3だ…
老い先短い母親が、自分の納得行ってない人生に全部理由つけて私のせいじゃないって言うのを聞かされるの辛すぎる
娘2人ともすごい私にはできない
父親が寡黙すぎて父親側の視点があればかなりこの家族の解釈深まりそうなのに
一年以上前にインスタでまずこの装丁がドン!って感じでかなりインパクトがあって、どんな壮絶な物語があるんだとワクワクして、実際壮絶な物語だけど統合失調症の治療の研究の進み具合についても細かく書いてあって、
こんなのが読みたかったのかな…と思っちゃう所が人間として嫌なとこだな
はーこんな大変な環境でねー!、はーやっぱ遺伝なんだねー!って自分には関係ないスリリングな物語として読みたかったんだろう
好奇心を煽る装丁に見えるし、インスタで見かけたってのがまたね…
インスタの画像のインパクトと、その中にいる生身の1人の人間が現実に生きて日常を自分と同じように送ってるという、そんな当たり前のことをいつも思い出しては忘れるけど、現実はそんなにインパクトはないしおしゃれでも楽でもないって事実にまた改めて気づいた感じだ