チェ・ジウンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
翻訳者のことを気にせず読み始めたら、あまりに自然な訳だったので作家が日本語で書いたのかと錯覚した。 逆にいわゆる意訳で本当に作家のニュアンスを正しく伝えているのか、不安になりよくよく訳者の略歴を見て納得した。 ああこれくらい両方の国に根をおろすと、こんな翻訳ができるんだと思った。
さて本の内容はすばらしい翻訳と相俟ってとても読みやすく、いろいろな発見に満ちていた。
子なしで生きると決めた理由は皆それぞれ違うだろうけど、その周囲の反応が韓国伝統の家族主義やジェンダー問題などが入り混じってとてつもない迷路に入ってしまった気がした。 日本は韓国ほどではないにしても、周囲の圧はそれなりにあり、自 -
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たくさんのことを考えた読書だった。産みたくないわけではないが、何も考えずに産めるほど簡単な選択ではない。産むならちゃんと育てたい。子供は社会からの預かり物で20年経ったら社会に帰すと言うけれど、子のスキャンダルは親の責任問題として捉え続けられる社会のどこが預かり物なのか。韓国の社会では日本よりも深刻に捉えられている少子化問題。でも、社会が困るから産む、という選択もできない社会。気持ちが痛いほどわかって、何度もページを繰る手が止まった。
p.22 「子供を生まずに暮らしたい」と決めたわけじゃないんです。ただ私は仕事が大切です。頑張る力が100あるとしたら、子供がいれば90を使わないといけな -
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"会社で男性社員たちが「結婚したから子どもは何人ぐらいの予定なんだ」と、まるで自分に権利があるかのように軽口をたたいているのを目にするたびにちゃんちゃらおかしいと思ってました。女性は自分が妊娠と出産を体で体験しなければならないのだから、そう言えますけど、男性の意思決定はゼロだと思いますよ。"(p.105)
"子どもを産まない女性は「けしからん女」で、子どもを産まないことに合意した男性は 「いい人」と評価されるのは、「子どもを産まない女と暮らしてくれる男は実に懐の深い男だ」 という認識から来ている。"(p.182)
"韓国社会では女性が出産 -
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勝手な思い込みだけど、
受験・結婚・出産などなど、日本におけるストレスは韓国で更に苛烈だと思ってる。
そんな中で子供を産まない、という生き方は、
相当にストレスフルなんじゃないかと思う。
何故産まないの?とは聞かれるけれど、
何故産むの?はあまり聞かれない。
何故?と聞かれると、聞いた方に悪意はなくても、
批判された様に感じてしまう。
こうあるべきなのに何故?と。
登場する女性たちが自分の生き方を真剣に、
とても誠実に考えていて少し後ろめたく感じた。
私、なんとなく生きてしまっているな。
私自身は子供が欲しいと願って授かって、
大変だったけどよかったと思っているけれど、
子供が欲しいとい -
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ネタバレ最近この手の本を読んでいます。思うにこれだけこの手の本を手に取る機会が増えたということは本書のような考え方や生き方を表明する社会になってきたとは言えると思います。
…まぁ現実はまだまだ言いにくいし理解してもらえないですけどね。それでも3、40年前のことを思うとかなり変わってきたとは感じます。
韓国社会も非出産にはまだまだ厳しい現実があるのだなとわかりました。日本の少し前くらいの感じかなと。一口に非出産と言っても考え方や向き合い方は人それぞれ。
非出産だからといってみんなが子供が嫌いなわけではなかったり、子供を社会で育てるという考え方を持っていることを理解してもらえなかったりと中々辛い状況があ -
Posted by ブクログ
これは子を持たないことを選択した女性が、世間から後ろ指を差されながらも幸せに暮らしていくといった安直な内容の本ではない。
韓国という超少子化の国で、人間としてどう生きていくかを考えさせられる内容だった。これはもちろん日本にも当てはまる。
私は今のところ子どもは欲しくないと思う。その理由の第一は産むまでの身体的負担、産む時及び産後の身体的ダメージ。第二は産まれた子どもに十分なお金をかけられるかの不安。第三に子どもが莫大なツケを支払うことになる日本への不安だ。
身体的負担に関しては、パートナーが産んでくれるのなら子どもがいてもいいという女性たちが少なからずいたことに、私と同じことを考えている人