伊藤絵里子のレビュー一覧

  • 縁結びカツサンド

    Posted by ブクログ

    駒込うらら商店街にあるパン屋さん「コテン」の三代目が、お店を訪れる人たちとの繋がりの中から自分の原点に気づき、悩みも戸惑いも乗り越えていく。
    少しずつ変わっていく三代目の姿や、一代目の「鬼八」さんから代々受け継がれる、頑固な絆にジワッと感動が込み上げる。

    「銀座『四宝堂』文房具店」を読んだときにも感じた、タイパ・コスパも大事だけど、心の通った仕事って素敵だなってこと。
    本のタイトルでもある、最後の「縁結びカツサンド」のお話の中でもまた、同じことを考えさせられた。偶然か、ドラマ「女神の教室」でも、似たようなシーンがあった。
    少しずつ、時代の潮流が変わっているということか、それとも、時代やトレン

    0
    2023年01月19日
  • 縁結びカツサンド

    Posted by ブクログ

    心温まる、色んな縁を結ぶパンを試行錯誤しながら作っていく。そんなお話でした。
    パン屋の名前の"コテン"の由来は、結局わかったようなわからなかったような、少しモヤっとしたところはありますが、その人その人の思う"コテン"なのでしょう。個性豊かな登場人物たちが、3代目の作るパンによって結ばれる縁は、あらすじの通りあったかなものでした。美味しい本、心温まる本を読みたい人におすすめです。

    0
    2022年11月01日
  • 縁結びカツサンド

    Posted by ブクログ

    まごころドーナツ、楽描きカレーパン、花咲くコロネ、縁結びカツサンド。4つのパンが出来上がる度に結ばれた縁。駒込うらら商店街にあるベーカリー・コテンの三代目とお客が紡ぐ物語でした。

    どの話も、最後はあたたかい気持ちになれました。迷う気持ちを後押ししたりされたりする人の繋がりに好感が持てました。頑張ろうという気持ちにさせてくれる言葉や、励まされる言葉もあり、よかったです。

    最後に第一回おいしい文学賞の最終候補になったもうひとつの『縁結びカツサンド』が特典で収録されていました。全く別の作品だけど、この作品が縁となったんだなと思いながら読みました。

    0
    2025年07月01日
  • 縁結びカツサンド

    Posted by ブクログ

    老舗のパン屋が繋ぐ縁がみんなを笑顔にしていた。某カフェで、この話に出てくる縁結びカツサンドを食べてこれは読まねばと思った。読んで食べればもっと楽しめたな~。
    カツサンドにこんな素敵なストーリーがあったなんて!
    毎話登場する人物が次の話にもぞくぞくと出てきて成長していってる過程も見れた。
    一番の成長は店主だけどね。
    ドーナツ、カレーパン、コロネ。どれも美味しそう。

    0
    2024年12月14日
  • 縁結びカツサンド

    Posted by ブクログ

    商店街の昔ながらのパン屋さん「ベーカリー•コテン」一家で経営してきたパン屋の未来を背負う悩める三代目和久と、これまた悩みを抱えたお客さんの心あったまるお話が四話詰まっています。
    パンは美味しそうだし、エピソードは微笑ましいあったかい気持ちになる一冊です。
    こちらがデビュー作だという著者冬森灯さん、他の作品も読んでみたい。

    0
    2023年12月04日
  • 縁結びカツサンド

    Posted by ブクログ

    小さなパン屋を中心に、商店街の息づかいが聞こえてくるほっこりとした時間と余韻。

    寝る前やカフェで読むといいかも。

    0
    2023年08月08日
  • 縁結びカツサンド

    Posted by ブクログ

    東京駒込の商店街にあるパン屋『コテン』の話。おじいさんが店を始めて、今は孫である三代目が奮闘中。ドーナツ、カレーパン、コルネ、カツサンド、それぞれにまつわる人情話が連作短編の形で収録。すらすら読めるが、この手の話も多くなったから、新鮮味にかけインパクト不足かな。

    0
    2023年08月02日
  • 縁結びカツサンド

    Posted by ブクログ

    昔ながらのパン屋さん、ベーカリーコテン。そこの迷える3代目とお店を訪れる客たちのお話。
    迷ったとき、来店した客にパンが、パンが結んだ縁が力をくれる。

    0
    2023年05月05日
  • 縁結びカツサンド

    Posted by ブクログ

    自分がしたことは良くも悪くも全部自分に返ってくる。いろんな縁が回り回って繋がるいい人たちの話。
    あまりにもいい話すぎて少し物足りなかったので星は3つ。

    0
    2023年01月12日
  • 縁結びカツサンド

    Posted by ブクログ

    コテンというパン屋さんを軸に紡がれる短編集。
    読んでいて思わずおなかがすいてきて、コテンのパンがたべたい、、、となるようなおいしそうで、素朴で、こだわって丁寧につくられたパンの描写。
    登場人物たちの人生のだいじなわかれめに、コテンのパンが一役買って、やさしい思い出の味になっていく。

    よみやすいし、読み終わった後もほんわかした気持ちになる。最後の短編が最初にかかれた作品で、その後本編がかかれたというのも作家さんってすごいなあ〜としみじみ。


    この本の直接的な感想ではないけど、
    たべもの屋さんを題材にした小説ってたくさんある。そしてなんだか惹かれてついつい選んでしまう。
    たべることは私たちがい

    0
    2023年01月04日