國方栄二のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ下巻は「語録」の残りと断片集、短い「要録」が収録されている。語録は相変わらず「自分の力の及ばない物事にわずらわされず、自分の自由になる唯一のものである意志を善くしていく」ことをいろいろなテーマに合わせて繰り返し繰り返し語っているのだが、ちょっとわかりにくい。しかし巻末に収録されている要録は非常にコンパクトにわかりやすく書かれていて、もうこれ読めば十分じゃないかというか、今まで読んできた語録は何だったんだと思わされる(笑)。
哲学の学校は健康な者が来るところではなく、病気の者が来て苦しんで帰るところだ、という一節があったが少し考えさせられた。結局のところ、私は人生の意味とか実存的不安に悩んでいな -
Posted by ブクログ
ネタバレ解放奴隷の哲学者エピクテトスの話を弟子がまとめた「語録」の前半が収録されている。けっこう回りくどい感じの文章で、しかもジョーク交じりなんだけどその冗談が分かりにくいので何を言っているのかよくわからなくなって辛い。でも大体は「唯一自分の自由になるものである意思をコントロールし、自分の力の及ばない不運や病気、死などにわずらわされるな」「自然(運命)に従って生きよ」ということを手を変え品を変え繰り返している感じで、ストア派思想の処世的な部分がクローズアップされている印象を受ける。これがストア派後期思想なのだろう。
「自分の意志に反しているとき、そこが牢獄である(だからソクラテスは牢獄にはいなかった)