秋元康隆のレビュー一覧

  • 人間関係の悩みがなくなる カントのヒント

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    カント ハードル高いと思ってだけど、平易な言葉で少し身近に感じられた。 自分の理性軸を持って、他人と比較するのでは無く自分の頭で考え決断し、行動する。理性軸は独りよがりでは無く公的にも、耐えられるもの。
    道徳的善し悪しと結果の善し悪しは別物であり、別個に評価すべきもの
    プロセスの評価が大切だとつくづく感じる。

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    2025年07月02日
  • その悩み、カントだったら、こう言うね。

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    「お悩み相談」のかたちをとったカント解釈/倫理学論争。野心的かつ論争的でおもしろい。最後は「体を動かしましょう」。

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    2025年04月22日
  • いまを生きるカント倫理学

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    今、日本国と日本人にかけているものがあるとすれば、真っ先に上げるべきは倫理であると言える。日本人にはどうも近代における倫理がインストールされていないようだ。成田悠輔なる人物の言動がよく表している。彼のように著しく倫理に悖る人間が公共で発言し、且つ政府委員として公共政策に関わるなど、彼個人が倫理に悖るだけでなく、日本国の社会全体が倫理を欠いている。
    これは本著の中でも取り上げられているが、日本の学校教育の中で、倫理についての教育が成されていないことが非常に大きい。「道徳」と名のついた教化はあるが、実際には愛国教育(それも間違った形の)であり、倫理は教えていないのである。これでは日本人には倫理はイ

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    2023年01月25日
  • いまを生きるカント倫理学

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    カント倫理学における基本的な思想の骨格を示した上で、それをビジネス倫理、道徳教育、生殖・医療倫理、環境倫理、AI倫理、差別に関わる倫理といった個別テーマに応用しながら、さらに深く解説しています。倫理学を人生における「実学」にする。そんな力のある一冊ですね。関連して、作品の読者や関係者だけでなく、倫理学研究者にあてた「あとがき」にも注目です。

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    2022年10月23日
  • いまを生きるカント倫理学

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    不十分に見える所があっても、初学者相手の新書なので広く浅くなるのはやむを得ないこと。細かな点を論難するよりも、著者が研究するカントの理論を自らの生き方に反映させていること(←この時点でかなり稀有なのでは?)、そして、その理論と実践の結びつきにいて一般の読者に分かる形で説明しようとしている(←さらに稀有、というか他に誰かいるのか?)点を評価すべき著作なのだと思う。

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    2022年08月16日
  • その悩み、カントだったら、こう言うね。

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    倫理学を、現実、社会に活かしていきたい、という著者の真剣な姿勢がよく伝わった。

    自由になるための武器である
    リベラルアーツ=教養が
    日本では、ちょっとピンとこない
    理由もこういうことかと思った。

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    2025年07月06日
  • いまを生きるカント倫理学

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    カントを通じて倫理を学ぶ。
    自分が正しいだけではダメ、周りも納得できるものでないと倫理的に正しいとは言えない。利己的になりすぎず、でも自分はしっかり持っていたい。

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    2025年01月07日
  • 人間関係の悩みがなくなる カントのヒント

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    これを読んで納得したり人間関係の悩みがなくなったりする人はほどんどいないと思うけど、カントの人間関係論としてはおもしろい。常識的な結論に非常識な理路から到達する!カント名言集+実感的解説っていうのは成功している。ただ出典はやっぱり書名ぐらいつけてほしかったです。

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    2023年06月17日
  • いまを生きるカント倫理学

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    いろいろ問題があると思う。たとえば、選択的妊娠中絶の話をしようとする先生は、まず妊娠中絶のそのもの話をするべきだと思う。

    とは書いたものの、非常にすっきりした文章なので、まあ哲学とか倫理学とか応用倫理学とかそういうのやりたい学生様は読んどくべきだと思います。(そして「自分で考える」べき)

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    2022年08月13日
  • その悩み、カントだったら、こう言うね。

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    ●カントの倫理学について、悩みや疑問に答える形で、その理論を解説した本。
    ●本書で挙げている悩みや疑問に対して、適切なカントの理論を用いているのか少し違和感を覚えた。と思っていたら、著者自身がそこに自覚を持っていて、一般的にイメージされる「浮世離れした、何の役にも立たないカント倫理学」とは対照的に、「私たちに生きる上での指針を与えてくれるカント倫理学」を伝えることが主眼にあったからこその違和感だったようだ。実際のところ、挙げている悩みの答えとは的外れだと思うカント倫理学の紹介もあるが、全体としてカント倫理学を生きる指針として役立てるプロセスは紹介できていると感じた。

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    2025年11月03日
  • いまを生きるカント倫理学

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    カント倫理学の根本的な立場を明確にしたうえで、その考えかたにもとづいて、現代の応用倫理学でとりあげられるさまざまなテーマに対してどのようにこたえることができるのかという問題について考察をおこなっている本です。あつかわれている応用倫理学上のテーマは、「ビジネス倫理」「道徳教育」「生殖・医療倫理」「環境倫理」「AI倫理」「差別に関わる倫理」の六つです。

    カント倫理学において重要とされる定言命法についての解説をおこなったあと、著者は「道徳法則とは、それぞれの人のなかでのみ存在しうるのであり、その人のうちにしか存在しえない道徳法則がその人にとって誤りであるということはありえない」と主張します。

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    2025年07月13日
  • 人間関係の悩みがなくなる カントのヒント

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    道徳の時間でした。

    人間性の素質を上げていく。
    人格を保ち、善であれ。

    たとえ結果が良くても、ワガママに生きることで得たものではダメ。
    他者を思いやる事が大切。
    自分で考えて、自分で立つことを改めて考え直しました。

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    2024年01月15日
  • いまを生きるカント倫理学

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    その辺の哲学・倫理入門書より圧倒的に読みやすいが、カント倫理学だけで処理するには無理があるように思えた。帯に「カントだったらこう考える」と書いてあるものの、カントと重なりがないような倫理の諸問題も多く物足りなさは否めない。倫理学超入門としては有用。

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    2022年08月12日