太宰北斗のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『行動経済学ってそういうことだったのか!』
【購読動機】
消費者そして企業内個人も購買活動において、行動経済学が部分的に影響していると考えています。したがって、行動経済学を学ぶことは、消費者および企業内個人の購買プロセスを具体的に理解することに役立つと考えています。
そして、その結果、消費者ならびに企業内個人の購買を引き起こす原因を理論的に作り出すこともできると考えています。そのための学びです。
【本書の内容】
1. 満足感は変化率が因子となる。
2. 損または得。損を避ける傾向が強い。
3. 選択する人の意思を尊重するが満足感の因子となる。
4. 狭い枠組みでの損得勘定に左右されやすい。
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Posted by ブクログ
ネタバレ何が好感って、最初はただ話を聞いてるだけだった萌が、次第に行動経済学を理解して、ジョージさんに相談するときにちゃんと自分の考えとかアイデアを提案するようになったところ
自分も勢いに任せてお金使ったり、サンクコストバイアスにかかったり、、、
漠然とした考えを具体化できる考え方を教えてくれるジョージさんの話は学ぶことばっかり。
こうすれば、って教えちゃうんじゃなくて、自分で思いつけるように話してくれるのも良い。
何かをしようとするとき、考えるときに意識無意識に関わらず人の非合理につけこみずきないようにすることが大事
っていうのが響く
いかようにも悪用もできてしまうけど、そうならないように学び、考 -
Posted by ブクログ
経済学の前提である「人は合理的な行動を取る」という前提を疑って、なぜ人は非合理的な行動を取ってしまうのか、ということに着目した内容。
特にマイナスの出来事を極端に嫌う「損失回避」という心理。
わかるなあ、と。
損失を嫌うあまりに損得計算ができていないというのは、指摘されて初めて気付いた。
確かに損失は嫌だ。
だけど、そこまで嫌うものでもないのではないか、とも思えた。
リスクを嫌うあまりにリターンもないというやつだ。
失うことを怖れすぎて、得られたものが何もない、またはほとんどない、ということになっていないだろうか。
それと大体こんなもんだろう、と判断する「ヒューリスティクス」という概念。 -
Posted by ブクログ
かつての経済学は、「ヒトは合理的経済人(ホモ・エコノミクス)である」という前提のもとで組み立てられていたが、実際にはヒトは、それほど合理的ではなく、ときには非合理にさえ見える。
そんなヒトの、ときに合理的でときに非合理な行動の原理を捉え、経済学に活かしていこうとするのが、行動経済学といえるかと。
ヒトは、見えるものだけで判断したり(見えないものに考えが及ばなかったり)、思考や判断が文脈に左右されたり、得する可能性があるものについてはリスクを負う一方で、損する可能性が高いものはリスクをとらなかったり、といった行動をする生き物。
そうであることを実感するための事例が、この本にはいくつも紹介されて