萬年一剛のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
結論から言うと「分からない」のです。
しかしなぜ「分からない」のかが、この本ではよく
理解できます。
火山は地球のプレートがぶつかり合う場所の歪みに
よって発生することは、よく知られています。
富士山付近は3つのプレートがぶつかり合っている
からこその火山地帯です。しかし、ぶつかり合って
いるプレートの一方が地下深くに沈み込む角度によ
って、火山の規模も変わってくるのは初耳でした。
角度が浅いほどプレート同士の接地面は大きく、そ
れが動いた時には地上に大きな揺れを引き起こす、
逆に深ければ何も起こらないこともあるそうです。
まさしくその場所や、前回の噴火からの空白期間か
ら「危ない、 -
Posted by ブクログ
東日本大震災を経験し、その後も大きな地震や小規模ではあるものの火山の噴火などが相次いでいる中、これまでの歴史からは長い沈黙を続けている富士山も噴火の時が迫っているのではないか、というぼんやりとした不安。それに対して、現在の火山学はどう考えているのか、ということをまとめた本。富士山噴火に焦点を絞ることで、火山学の基礎から噴火モデルまでコンパクトにまとめられており、さらに筆者の人間味あふれるユーモアが随所にちりばめられた文体で、非常に読みやすい。
大きな地震と噴火は連動するのか、火山同士は連動するのか、富士山のマグマだまりはパンパンで噴火スタンバイ状態というのは本当なのか、いざ噴火したときに被害は -
Posted by ブクログ
タイトルは少し難しそう?
富士山噴火なんてずっと言われているけれど、専門的な話はよくわからない…
と思ったが、思いの外読みやすい。
著者の火山学者が比較的若い(1971年生)こと、イラスト(結構可愛い)や写真が多いこと、
例示のうまさ(5歳児と猫とししおどし)など、わかりやすいし、楽しい授業を受けているようだ。
ビジャリカ山ツアーの話では、白黒写真ではあるが、昼間と夜のビジャリカ火山が幻想的だ。
しかも、これが、藤原孝標女、あるいは竹取物語の時代の富士山かと思うと、感慨深く一度見てみたくなる(が、とても危険だ)。
マグマ溜まりの話(これがししおどしの話)は、「〇〇モデル」とは、という基本的 -
Posted by ブクログ
富士山
世界の陸地面積の0.3%の日本に世界の活火山の7% その最高峰が首都近くにある
1707年12月16日10時に宝永噴火
噴煙11km超の高さ 江戸で降灰 1日で6~9mm 30日朝に終わる
川崎でも4cm、1km離れた須走で直径10~20cmの噴石 死者の記録は無し
活火山
最近1万年以内に噴火した火山、また活発な噴気活動のある火山 日本に111
大陸プレート 花崗岩 マントルより低比重 沈まない
海洋プレート 中央海嶺で噴出するマグマから生産され海溝でマントルへ沈み込む
弧 沈み込み帯の上に生まれる地形 伊豆-小笠原弧に富士山がある
平安時代は常時噴気?
富士山