NHK「世界サブカルチャー史」制作班のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『最も危険なアメリカ映画』と違って、ディズニーなどアニメーション映画は登場しない。
自分の記憶が正しい限りオール実写映画で、各年代で話題になった作品を歴史と共に紹介。間に専門家のコメントも挟んでいるので、よりその映画について知見を深めることができる…と言ったところか。
話題になったもの、または、その時代を反映する作品であれば『タイタニック』や『アルマゲドン』『アバター』等も入ると思っていたが、本書では見受けられず。何を基準に作品を選んだのかは、未だに不明である。
初耳のタイトルも多かったけど、あらすじや解説がザッと分かりやすくまとめられていたので、観たい分がちょこちょこ輩出された。
『裏窓』 -
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Posted by ブクログ
その時代のアメリカの象徴としての映画が紹介され、出来事を回想する。60年代ならば、ベトナム戦争や反戦運動、ヒッピー映画である『イージー・ライダー』のような。果たしてサブカルチャーと言っても、アメリカにメインカルチャーなんてあるのか。美術や絵画、演劇などのクラシックな文化は欧州にはあり、フランスのジャンリュック・ゴダールが、日本はアメリカばかり見ているが、本当は欧州の方が相性が良いはず、という意味が分かる気がする。若いアメリカは物語が欲しくて、無理矢理、西部劇をシンボリックに語り、年代を象徴する若者のシーンを映画と共に発現してきた。そして、このカウンターカルチャーさえ、それより上の世代が消費社会