天樹征丸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【あらすじ】
高校2年生の金田一一(はじめ)は、いつもは気の抜けたひょうきん者だが、実は、かの名探偵・金田一耕助の孫! ひとたび事件に関われば、明晰な推理力で犯人が仕掛けた難解なトリックに、幼なじみの七瀬美雪と共に挑んでいく!! タイトル新たに、パワーアップ!! 一(はじめ)の名推理がますます冴え渡る!!
[狐火流し殺人事件]カブスカウト時代の仲間・茉莉香の葬儀を知らせる電報を受け取ったハジメは、白狐村で旧友達と再会する。そこで知らされたのは、2か月前、茉莉香が何者かに殺害されていたという、衝撃の事実だった。その夜、村の古くからの習わしである「狐火流し」に参加したハジメ達は、新たな犯行を目撃する━━━。
【感想】
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購入済み
面白すぎて
原作を読み込んだ方だったら本当に楽しめます。連載当時とても好きでよく読んでいたのですが、あと付けの設定とは思えないくらい笑ってしまいました。みんな人間だなぁって微笑ましく(殺人が起こってるからそんなこと言えないけど)思ってしまいます。
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Posted by ブクログ
ほんと、面白いな、この突き抜けたスピンオフは
ジャンルこそ違うけど、『ONE PIECE』の登場人物がお笑い方向に大暴れする、『ワンピースパーティー』(安藤英)に匹敵しているな
おべっか抜きで、今、この日本で最も、『金田一少年の事件簿』を読み込み、その魅力を語れるのは、船津先生なんじゃないだろうか、と思えるだけの熱量が、確かにある、この(3)にも
下手すると、原作や『名探偵コナン』よりも、読み手に「人を殺す事が、どんだけ大変で、良い事なんざ一つもない」と訴え、納得させるだけのパワァがありそうだ
もちろん、恨みの深さや、自らを安全圏に置くためのトリックが面倒臭すぎるってのもあるが、単に死体を運んだり、バラバラにしたりするだけでも、結構な重労働だ
誰だって生きてりゃ、自分のプライドを踏み躙った、もしくは、大切なものを奪った相手に、怒りや殺意も湧くだろう
そんな時こそ、この『金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿』を読んで、自分が犯人となってしまった時、どんな苦労が降りかかるのか、想像してみよう。きっと、ろくでもない相手に、しょうもない殺意を抱いている事がアホらしくなるはずだ
犯罪の抑止効果があるか、その辺りも確かめる為に、冗談半分で、この作品を原作と一緒に、図書室へ置くにもアリかな
この(3)には、週刊少年マガジンで短期集中連載されていた、「金田一少年の殺人」編が収録されており、前の巻と比べてしまうと、新鮮な面白味こそ欠けるにしろ、面白いのは確かだ
やはり、トリックを成功させられるか否か、それは、体力や運動神経次第なんだなぁ、と一に殺人犯の濡れ衣を着せる為に頑張った都築さんを見て思った
人を殺し、疑いが自分にかからないよう、小細工を弄す、とてもじゃないが、褒められる行為じゃない
だが、不思議なもんで、頑張っている彼らを見ていると、自分はこれくらい、頑張っているのか、そう、自問自答したくなる
まぁ、結局、そんな真面目な空気も長続きせず、一を犯人に仕立てた都築さんの自惚れっぷりに笑ってしまうんだ
もしかしなくても、彼が一の前に屈したのは、自分と彼の才能にテンションが上がりすぎた故に生まれた慢心が原因だろう
「仏蘭西銀貨殺人事件」、こちらも劣らず、面白かった
自らの手は汚さず、人殺しは全て、生贄に選んだ者に実行させるやり方は悪くなかったが、それにしても、自分に疑いがかからないためのトリックは必要になるので、実行には相応の苦労が伴うもんだ
鳥丸さん、生い立ちに基づく行動パターンが似通っていれば、ますみに殺人を代行させる事が可能ってトコに気付いたまでは良かったけど、自らが立証した説は凄い、と驕ってしまったのは残念だったな
体力や運動神経も大事だが、自分のトリックが完璧だ、と調子づかない自制心も必要か
さて、ついに次巻、あの大犯罪者が登場するらしい
原作屈指の人気キャラである彼の「努力」を表に出してしまう、それは桁違いのプレッシャーになるだろうけど、今の船津先生なら耐えられるだろう
この台詞を引用に選んだのは、その通り、と思ってしまったので
結局のとこ、完全犯罪で、最大の障害になるのが、天候や時間、運勢ではなく、名探偵であるのは分かり切っているんだから、憎い相手よりも先に、名探偵を殺しておいた方が安全なのだ
ここで、一を殺していたのなら、捕まる事はなかったし、以降は未解決の難事件が勃発する事になり、彼女は未来の犯人に感謝されただろう -
Posted by ブクログ
抱腹絶倒、この四文字を用いても構わないくらい、ほんと、最高だ
読んでいる人間なら同意してくれると思うが、(1)より遥かにパワーアップしている
急激ではないが、船津先生の実力が伸びてきている証拠だろう
また、(1)を読んだ際にも感じた事が、本家をしっかりと読み込んで、自分の頭で考えているトコも大きい
粗を探しているって言い方は悪いが、本家のストーリーで、読み手が見逃していると言うよりも、てんで気にも留めていなかった、犯人の苦労、焦燥、羞恥を一つも残さずに探し出そうって、船津先生の努力が見える内容だ
本家を愚弄するな、と怒り心頭の人もいるだろう、恐らく
その気持ちは理解できる。なので、そういう人は読まなければいいだけだ
喧嘩を売りたい訳じゃないが、この笑いを受け入れられてこそ、『金田一少年の事件簿』シリーズの真なるファンと言えるんじゃないだろうか
このパロディがダメと言うなら、ジャニーズが演じる実写ドラマもダメって事になっちまうんじゃないか?
この(2)に収録されている、金田一一が解決した事件は、「雪夜叉伝説殺人事件」、「タロット山荘殺人事件」、「悲恋湖伝説殺人事件」の三つであり、どれも印象に強く残っている殺人事件だ
それでは、各々に簡素な感想を書こうと思うので、もう少し、お付き合いいただきたい
「雪夜叉伝説殺人事件」
これは、ある意味、完全犯罪を成し遂げる前に、犯人の方が死ぬ可能性が高かった事件だ。数々のトリックの中でも、最も達成感が強かったんじゃないだろうか、氷橋の完成は
また、本来ならば優秀な明智さんが、雪夜叉の手の上で、まんまと踊らされる醜態は見ていて、やや複雑だった。これは、雪夜叉が上手だったのか、それとも、明智さんにもポンコツな面があったのか
敗因もまた、印象的だ。ハサミのシールを剥がしていれば、これは、トイレの中蓋を下げていれば、と同じくらい、致命的な凡ミスだった
「タロット山荘殺人事件」
正直なとこ、物足りない部分はある事件ではある。実際、三つの殺人事件の内、手を下しているのは、速水雄一郎で、影の脅迫者が手を汚したのは、最後の実行犯殺しだけだ
しかし、船津先生は、そんな影の脅迫者がしていた苦労も見逃さなかった。さすがである。次、この事件を本家で読む際は、印象が変化しそうだ
一を孫だと過小評価せず、トリックを暴かれる前に始末しようとする、その決断と行動は良かった、身も蓋もないってのは別にしても。ただ、結局、詰めは甘かった。まぁ、一の生命力がズバ抜けているってのもあるんだが
「悲恋湖伝説殺人事件」
S(すげー)K(強烈)、そんな事件で、なおかつ、犯人・ジェイソンのS(賞賛に値する)K(苦労の数々)
よもや、ジェイソンがこれほどまでの努力をしているとは想像だにもしていなかった。そんな頑張りを水泡に帰すってんだから、ほんと、一は容赦ないぜ。さすがに、同情してまう
殺人は悪い、それは確かだが、大義に欠け、標的を絞り込まずに行うそれは手に負えないってことだな。努力の方向性が、ちょっとでも違っていれば、復讐は穏便に成功していたかもな。まぁ、今更だけども
結局、人殺しってのは割に合わないってことだな
むしろ、その当たり前を読み手に納得させるって意味では、本家より、こちらの方が良い仕事をしているのかもしれない。でも、その働きは、本家の質が高いからこそってのは忘れちゃいけない
話と話の間に描かれている、未来の犯人によるツッコミと後悔の一コマイラストも、実にエッジが効いていた
正直なとこ、実現は難しいかもしれないが、『犯人の犯沢さん』とコラボしてくれないかな
犯沢さんが『金田一少年の事件簿』シリーズの犯人がしている苦労を知り、人をトリックで殺すのは、こんなにも大変だと思い知って、殺る気を削ぐのに一役を買う一方で、一の推理力の前に敗れた犯人たちが米花町の恐ろしさに血色を失い、こんなトコには住みたくない、この眼鏡の子供にも遭遇したくない、とガクブルしたら最高だろう
この台詞を引用に選んだのは、あまりにも説得力があったので。人殺しに限った事じゃない、最終的に自分の体力と運動能力頼みになるのは。人を殺している時点で、健全も何もありゃしないのだが、何かをやり遂げるためには、多少の事じゃ尽きない体力と、SASUK〇並みの動きが出来る体が必要になる
それを得るには、桁違いの努力をする必要があるだろう。ただ、その努力をしている内に、当初の目的を見失う可能性もあるな、うん -
Posted by ブクログ
最高~~~!!!!
マガポケでも課金して読んでるし、紙書籍としても購入してます。
原作も持ってるので、それと照らし合わせて読んでいる。最高。マジでおもしろい。原作を読んでいたときは「ほぉ~」くらいにしか思ってなかったトリックのやり方、よく考えてみたら難しいとこいっぱい!!「SASUKE出れるわ…ッ!!」のツッコミに爆笑。
そしてトリックのみならず犯人は迫真の演技もしなければならなかったのだ…。「やることが…やることが多い…!!」大変かよ…犯人って大変かよ!!
これはもう~!この作品は~!最高~!!!
そもそもね、金田一に出てくる人間は犯人含めて記憶に残る最高のキャラばっかりだからさ。我々は犯人に感情移入して生きてきたから…金田一は特別だから…最高の作品だから…。
そしてその最高の作品の最高のキャラたちの違った顔を見せてくれた船津先生に感謝!!ありがと~!!! -
購入済み
犯人達のテンションが面白すぎる
原作漫画は全て読んでいます。
子供の頃に読んで怖くて泣いてしまった「金田一少年の事件簿」。
大人になってスピンオフを読んで爆笑する日が来るとは思いませんでした。
事件のあらすじも書かれているし、キャラクター登場時にも「犯人」と紹介されているので、内容を忘れていても話に入りやすいです。また、犯人達のキャラクターが個性的で面白い。東大やイニシャルなど本編に出てきた設定を押しに押しており、愛着がわいて「あるある」「トリックって大変だな」「確かに犯人視点だと金田一怖いわ」と共感してしまいます。
トリックを成功させるために一喜一憂している犯人達をみると、「彼らも犯人とはいえ人間なんだよなぁ」とちょっとしんみりしました。
お話のオチは分かっているのに、その過程がこんなに面白いってすごいと思いました。 -
Posted by ブクログ
なぜだ金田一!お前に解けない謎はないのか…!?(単行本帯より)
2巻が出るのをむちゃくちゃ心待ちにしていましたよ、金田一少年「犯人視点」スピンオフ(ちなみに3巻は2018年夏発売予定だとか)。
あの事件やこの事件の犯人たちが、陰でこんな風に頑張っていたなんて……!20年の時を経て明かし直されるトリックの数々に、憐憫の情を禁じ得ません。ふふっ(←笑っちゃってる)
原作読んでスピンオフ読んでその後もう1回原作読むと、更に堪えられない面白さ。そう思うと今回の外伝煩悩シアターすごいなあ。
小城拓也好きになってきちゃった。
【目次】
ファイル4・雪夜叉伝説殺人事件
ファイル5・タロット山荘殺人事件
ファイル6・悲恋湖伝説殺人事件 -
Posted by ブクログ
やめろ金田一!みんなの前で俺のトリックを暴かないでくれ…!!(単行本帯より)
『金田一少年の事件簿』、まさかの「犯人視点」スピンオフ。
Twitterでチラ見した瞬間からめちゃめちゃハマりました。
書籍化を待ち望んでいたのでとても嬉しい。
『金田一』で起こる事件ってどれも大体3人以上殺される連続殺人だし、動機も過去の陰惨な事件の復讐だったりするので、高校時代は暗い気持ちで読んでいたんですけど、それを見事なまでに逆手に取っていて最高でした。
多少無茶なトリックを努力と演技力でカバーする犯人たちに同情を禁じ得ない……。
なんかもうずっと読んでいたいです。
ネタ考えるの大変そうだけど、長く続いて欲しい!
【目次】
ファイル1・オペラ座館殺人事件
ファイル2・学園七不思議殺人事件
ファイル3・蝋人形城殺人事件
ファイルEX・秘宝島殺人事件