中村きい子のレビュー一覧

  • 女と刀

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    解説でも書かれている通り、決してうまい小説ではなく読みにくいけど、主人公の行動原理は生涯一貫しているので、ある意味でとても分かりやすい。
    いわゆる家父長制にとことんまで抗う主人公だけど、その刀の切っ先は男だけでなく女にも向けられている、そんな小説。フェミニズムとか超越している。

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    2022年04月06日
  • 女と刀

    Posted by ブクログ

    タイトルはむしろ、血と家と私、ではないのか。
    天人唐草が薩摩藩にくるとこうなる、という話。キエー。

    ずっと刀を突きつけられながら読むような小説だった。
    重苦しい空気をまとい、常に真剣勝負で、キリキリと迫力をもって迫ってくる主人公・キヲ。
    明治の西南戦争を見た父親の負け戦から始まり、太平洋戦争の負けを経ての男女同権とされる世界への転換。
    キヲは父親がダブスタ男だとわかった瞬間に、本来なら父を斬るべきだったんじゃないか。
    特に、あんな形で母親を誘拐婚してきた父がよそに女を囲った時点でやるべきだったよね。

    作中ずっと表に立つテーマである、男女の違い以上に、血筋の違いが激しくて、読んでいる間ずっと

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    2026年03月02日
  • 女と刀

    Posted by ブクログ

     強い女、剛い女、それが読後の第一印象。
     薩摩士族、それも城下士族ではなく外城士族の娘として生まれたキヲ。西南戦争に西郷方として従軍した父により、厳しくキヲは躾けられた。

     強い自意識を持って育ったキヲであったが、父の言いつけにより自らの意思を全く聞かれることなく結婚を決められてしまう。しかし、婚家との折り合いが悪く最初の結婚は短いうちに終わる。次の結婚は相手に望まれてのものではあったが、夫に甲斐性を見出せず、キヲは自ら田畑を耕し、行商をし、生計を立てていく。愛情のない夫婦生活ではあったが、次々の出産と子育てに彼女は追われる。キヲは、男尊女卑の因習、家の拘束、姑と嫁との諍いなど、多くの困難

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    2024年11月13日
  • 女と刀

    Posted by ブクログ

    明治〜昭和初期に鹿児島で男尊女卑にも負けず、自分の信念を通し生きた女性の物語。

    主人公のキヲは幼い頃より『嫡男』のように厳しく育てられ、が、その一方ではあくまでも『女性』として『家』のために嫁がされる。

    キヲの心の揺れ、悩み、そして決意。
    とにかく、キヲの芯の通り方が半端ではありません。

    読むたびに自分が強くなれる気がする^ ^

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    2024年05月19日