女と刀

女と刀

990円 (税込)

4pt

3.3

「わたしという女は、子しか産むことのできぬ女なのか」「ひとふりの刀の重さほども値しない男よ」……。男尊女卑の因習、家の規範、愛なき結婚、第二次世界大戦、70代での夫との訣別……薩摩士族の娘であるキヲは、明治から昭和にかけて世のならいに抗い、「独立」の心を捨てずに生きた。自らの母をモデルに、真の対話を求め続ける一人の女性を鮮烈に描いた名著。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

女と刀 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    解説でも書かれている通り、決してうまい小説ではなく読みにくいけど、主人公の行動原理は生涯一貫しているので、ある意味でとても分かりやすい。
    いわゆる家父長制にとことんまで抗う主人公だけど、その刀の切っ先は男だけでなく女にも向けられている、そんな小説。フェミニズムとか超越している。

    0
    2022年04月06日

    Posted by ブクログ

     強い女、剛い女、それが読後の第一印象。
     薩摩士族、それも城下士族ではなく外城士族の娘として生まれたキヲ。西南戦争に西郷方として従軍した父により、厳しくキヲは躾けられた。

     強い自意識を持って育ったキヲであったが、父の言いつけにより自らの意思を全く聞かれることなく結婚を決められてしまう。しかし、

    0
    2024年11月13日

    Posted by ブクログ

    明治〜昭和初期に鹿児島で男尊女卑にも負けず、自分の信念を通し生きた女性の物語。

    主人公のキヲは幼い頃より『嫡男』のように厳しく育てられ、が、その一方ではあくまでも『女性』として『家』のために嫁がされる。

    キヲの心の揺れ、悩み、そして決意。
    とにかく、キヲの芯の通り方が半端ではありません。

    読む

    0
    2024年05月19日

女と刀 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

ちくま文庫 の最新刊

無料で読める 歴史・時代

歴史・時代 ランキング

同じジャンルの本を探す