中村きい子の作品一覧
「中村きい子」の「女と刀」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「中村きい子」の「女と刀」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
タイトルはむしろ、血と家と私、ではないのか。
天人唐草が薩摩藩にくるとこうなる、という話。キエー。
ずっと刀を突きつけられながら読むような小説だった。
重苦しい空気をまとい、常に真剣勝負で、キリキリと迫力をもって迫ってくる主人公・キヲ。
明治の西南戦争を見た父親の負け戦から始まり、太平洋戦争の負けを経ての男女同権とされる世界への転換。
キヲは父親がダブスタ男だとわかった瞬間に、本来なら父を斬るべきだったんじゃないか。
特に、あんな形で母親を誘拐婚してきた父がよそに女を囲った時点でやるべきだったよね。
作中ずっと表に立つテーマである、男女の違い以上に、血筋の違いが激しくて、読んでいる間ずっと
Posted by ブクログ
強い女、剛い女、それが読後の第一印象。
薩摩士族、それも城下士族ではなく外城士族の娘として生まれたキヲ。西南戦争に西郷方として従軍した父により、厳しくキヲは躾けられた。
強い自意識を持って育ったキヲであったが、父の言いつけにより自らの意思を全く聞かれることなく結婚を決められてしまう。しかし、婚家との折り合いが悪く最初の結婚は短いうちに終わる。次の結婚は相手に望まれてのものではあったが、夫に甲斐性を見出せず、キヲは自ら田畑を耕し、行商をし、生計を立てていく。愛情のない夫婦生活ではあったが、次々の出産と子育てに彼女は追われる。キヲは、男尊女卑の因習、家の拘束、姑と嫁との諍いなど、多くの困難