ヨアンナ・コンセホのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ大人向けの絵本。
はじめはなんとなくページをめくっていたのだが、男(ヤン)の魂が現れたあと見返すと、もしかしてこれも魂では、というものがたくさん描かれていた。
ヤンは「おなじ形のちいさな格子に端から端まで区切られた、数学のノートのなめらかなページの上を、あっちこっちに移動している」ような気がしている。
自分の身体のなかに誰もいないことを感じる。
そこで彼は賢い老医師のところへ行く。
老医師は教えてくれる。
魂が動くスピードは、身体よりずっと遅い。
だから、せかせか暮らしている現代人の魂はついていけずに迷子になっている。
迷子の魂を取り戻すには、落ち着ける場所でただ待つしか方法はない。
(こ -
Posted by ブクログ
「優しい語り手」の表紙の絵に惹かれ絵本も購入してみた。
表紙の植物の葉は手にとってみてナスタチュームだったとわかる。
観葉植物に勢いがあり生命力を感じるヨアンナ コンセホの絵。
絵本は絵を読むと言うが、ページを前後に繰り返しながら見入った。
なかなかこの絵を読むのも難解である。
作家の意図は説明により読み解けるが、想像力を駆使して絵を読もうと頑張ってみた。
最後のナスタチュームの花だが主役のナスタチュームの表現を絵で見るのは初めてて感動した。
あちこちに潜む手袋も可愛い。
小椋彩さんの訳はは読みやすくて助かる。
星1個のマイナスは自分の読みが浅いための一個。