村上隆のレビュー一覧

  • 芸術起業論

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    芸術(アート)は人の業の最深部であり、核心である。
    そして、そのアートとの、コミュニケーションツールとして欠かせないものがマネーである。

    そのアートと、マネーに関する、日本と西洋の差。
    作品のストーリー、コミュニケーションに対する姿勢に対する、日本と西洋の差。
    そういった日本と西洋の差を愛を持って、叱咤しているのが本書。

    芸術もビジネスも、自分が戦う場所がどういう場所なのかを考え抜く。
    手を動かして忙しい、自分は頑張ったではなく、まず考えること。
    芸術もビジネスも変わらないということを読みながらヒシヒシと感じましたとさ。

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    2020年02月29日
  • 芸術起業論

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    内容も面白いし、メッセージ性もあるんだけど、全体の構成がいまいちで、スッキリした読書感がなくなり残念

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    2025年10月01日
  • 芸術起業論

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    村上隆さんがどのように成功したのか?

    アーティストが納得した作品作りしながらお金を稼ぐことをここ最近よく議題にあがることがあるのですが、村上さんはセルフプロデュースが優れているのだなと納得した。

    あまり村上さんの作品を知らないので実際見てみたいと思いました!

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    2025年07月28日
  • 芸術起業論

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    村上隆の芸術の捉え方から現代アートやアートの歴史に対する視点が広がったように感じました。文脈や流れ、背景を踏まえた上でどのように自分を表現していくか、その上で会社を立ち上げた意図や社員(弟子ではなく)の育て方など、一貫していて面白かった。自分のイメージの中の芸術家らしくないかたで、そういうところから批判されるのかなと思った。

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    2025年06月10日
  • 芸術闘争論

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    芸術家や創造活動で生きている人に響く良書である。個人的には、コレクターにおいても必読書と言えよう。
    さて、本著では、芸術活動で日本から世界まで生き残るために必要な村上隆氏の思考と実験の軌跡を学べることができる内容である。
    現代アートには必ず作品には固有の文脈が存在し、欧米(世界基準)で戦うために生き残るために学習し続けることを示唆している。これは全ての創作活動に通づることである。あらゆる芸術家の作品には何かしらの影響を受けた作品は必ず存在していることを自覚し深く学び、哲学を養い、説明ができること。そして、作品を単体でもその言葉(説明)を内包し表現していることであろう。
    現在(2025)では、村

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    2025年05月10日
  • 芸術起業論

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    芸術で生きていくための方法と視点と姿勢が詰め込まれた良書である。
    芸術家や小説家、クリエイター全般に共通する内容である。
    芸術家という視点で、欧米(世界基準)とどうやって戦っていくか、それは残念だが大学や大学院やアカデミアでは学べない。情報や知識は知り触れることができるかもしれないが、それを行動に起こさないと世界は反応してはくれない。
    本書でも示唆されているが、学生でクリエイターとして将来独立や在学中や卒業後に専業で生きていくためには、市場のルールを学ばなければならない。特に語学は必須だ。英語は最低限必要だ。そして経営についても。
    高学歴かはあまり関係ない。学校名は関係無い。作品よりも学校名や

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    2025年05月09日
  • 芸術起業論

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    途中内容のまとまりがないように感じたが、それでもニューヨークで戦い成功した方の言葉は重い。大学教授にしかなれなかった従来の日本の芸術家への痛烈な批判が真を喰っていて爽快であった。

    村上隆が、どうやって戦略的に日本のサブカルをアートの本場ニューヨークに紹介していったのか、過去の展覧会の資料などを改めて確認したくなった。

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    2024年10月18日
  • 芸術起業論

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    2024.05.22 少し古い本だが、シンプルに面白かった。本としては少し散漫なところを感じるが、この頃のパワーを感じる。根っこにあるコンプレックスみたいなもの??とても感じられた。

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    2024年05月22日
  • 文化財の未来図 〈ものつくり文化〉をつなぐ

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    文化財保護に携わってきた方による日本の文化財保護の現状と未来図を描いた作品。
    文化財に興味があるなら、一通りを終える気がするので、面白いかと。
    私は文化財にそんなに興味なかった笑。

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    2024年04月24日
  • 芸術起業論

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    ん〜〜面白かった!村上隆の個展に行く前に読んでおきたかった。一般消費者としてこの精神にどれぐらい共感できるかと言われたら3割ぐらいかなと思うけども、現代アートはそれを体現する人消費する人の考え方もまるごと文化で、面白いな〜!と気づいた。なんか色が綺麗…もいいけど、そうじゃなくて良いんだ!てかそうじゃだめだ!という意見は救いだし、宗教的でもある。

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    2024年02月22日
  • 芸術起業論

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    ネタバレ

    アーティストの制作方針、制作の手順など学ぶことが多かったが、その反面村上隆の自分の半生を語る面も多く、もう少し実用的な方法などがわかるといいなと思った。

    いやでも、それは自分で見つけるんや。

    人によって方法は違うんだから正解を求めるんじゃねえよ。自分で考えて自分で試してかませよ。

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    2022年02月21日
  • 芸術起業論

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    全体を通して語られる、日本の美獣業界の痛烈な批判。本当のことだけど、そこまで言わなくてもというほど繰り返される。(もちろんそれだけではない)
    日本の美大では、世界のアートのルール{文脈)を教えず、技術を磨くことにこだわり、その結果、欧米でも通用するアーティストが生まれてこない。
    しかし、それはアートに限らず他の業界にも当てはまるかもしれない。アメリカのルールを知ろうともしないで、国内のマーケットに閉じこもってしまうというのはよくあることなんではないだろうか。
    村上隆は欧米と日本のアートの世界の間に風穴を開けてくれたのだから、そこを突破口にして、日本のアーティストは世界へと出て行ってほしいと思う

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    2022年01月31日
  • 芸術起業論

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    西洋のルールと価値基準が支配する現代アート界において、極東島国の芸術家としてどのように闘っていくのか、ということを徹底的に戦略的に考え抜いて実行に移す。そこには曖昧な自慰行為としての「自己表現」が入り込む余地など一切なく、むしろ企業のマーケティング戦略に近い。

    いろいろ賛否両論はあるだろうけれども、村上隆以前/以後で日本のアート界の景色が全く変わったことは間違いない。

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    2021年12月13日
  • 芸術起業論

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    芸術は経済的価値を得てこそ---すなわち市場で評価されてこそ---真の価値を得る。芸術家とは起業家であり、芸術のみを追求していればよいのでは決してないことをくり返し説いています。

    作者本人も認めているように、「怒り」を原動力(もしくは起爆剤)として活動しているようです。なぜ自分の芸術は理解されなかったのか、なぜ日本人の芸術家は欧米で評価されないのか、なぜそもそも彼らは海外で勝負しようとしないのか・・・。そうした怒りの疑問に突き動かされて、今日の地位を築いてきたことがよくわかります。

    同じ日本人として共感ともいえなくもない気持ちを覚える箇所もあれば、みずからの手厳しさに酔っていなくもないよう

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    2021年09月07日